2010.10.09
ヨーロッパで受け入れられている日本企業『MUJI(無印良品)』
ヨーロッパに入って以来、
ジャパンブランドを見かける機会も増えてきましたが、
中でも、多く見かけるのが『MUJI(無印良品)』です。
これまでも、ロンドンは言わずもがな、
スペインはマドリッド、
ドイツはミュンヘン、
イタリアはミラノ等でも見かけました。
1991年にロンドンのソーホー地区に1店舗目をオープンして以来、
着々と店舗数を増やし続け、その海外店舗数は現在、
世界18カ国、126店舗にて展開しているんです。
ユニクロが8カ国、136店舗で展開中なので、
国数でいったら、MUJIが凌駕していることになります。
2010年2月期で40店、2011年2月期で43店舗をオープンしており、
今年度はフィリピン、ポーランド、ポルトガル、イスラエル等で開業予定。
2011年度の売上高は2000億円に迫る勢いで、
そのうち海外が占める割合は20%ほどと、
まさに日本発、世界的なグローバル企業ですね。
実際、中で売られているモノはと言うと、
何故か前面に打ち出されているのが、
旅行グッズ。
実はこれ、NY&香港店から始まったMUJIの新形態、
『MUJI to GO』のコンセプトから来たものだったんです。
「アイテム数が増えすぎて、良い商品があっても見つけてもらえない」
「根強いファンがいるものの、新規顧客がなかなか増えない」という
MUJI全体としての大きな課題の解決が、
この『MUJI to GO』の狙い。
1000以上あったアイテムを800程度に絞ったうえ、
従来のような商品ジャンルごとの陳列をやめ、
「トラベルマネジメント」「リラックス」「ビジネス」など、
シーンを意識したテーマごとに売り場を構成しているんです。
確かに、この陳列の方が見やすい感じ。
この形態は、海外から日本にも逆輸入されているんだとか。
歯磨き粉ですらバカでかい海外において、
確かに旅行時などの小物のニーズはありそうです。
MUJIの細かい顧客ニーズに応えた商品群は、
海外でも受け入れられるんですね。
MUJIを見て、これだけは言えると思いました。
日本のきめ細かいサービスは、
海外どこへ行っても通用します!
そんな日本のサービス精神が恋しい、
今日この頃です。
2010.10.09 Saturday | 08:48 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
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