2010.10.11
イタリアでマンガブーム!?
ブルガリ、プラダ、アルマーニ、フェラガモ‥。
数々のブランドの発祥地として名高いイタリアですが、
実はマンガ大国であることもご存知ですか?
イタリアのコミック市場は大きく「マンガ」と「その他」に分けられ、
「マンガ」とはまさに日本マンガのことを指し、
「その他」とはディズニー等のアメリカもの、イタリアもの、フランスもの等含まれ、
その内、マンガの売り上げは全体の20%強を占めるほど!
フランスでは、マンガ喫茶が展開されている程、
わりとマンガブームであることは耳にしていましたが、
まさかイタリアでも、こんなに浸透していたとは。
流行の先端地ミラノでも、
いくつかの本屋ならぬマンガ屋を見つけました。
店内は、ほとんど日本のマンガのイタリア語版。
少年漫画では『北斗の拳』から、
少女漫画では『のだめカンタービレ』まで。
『SLUM DUNK』なんかは一等地に置かれてます。
当然、中身はイタリア語。
赤城がイタリア語喋ってるので、
まるでセリエAに移籍したみたいです(笑)
DVD化されて置いてあるものもあり、
『キャプテン翼』から、
『ルパン三世』、
『DRAGON BALL』は、イタリアの子供にも人気。
日本マンガの火付け役は何かと言うと、
やっぱりこれでした。
ジブリです!
作品は、ドイツの映画館でも上映されていた
『ぽにょ』かと思いきや、実際はこちら。
『千と千尋の神隠し』でした。
この作品で宮崎駿監督が、
ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したことをきっかけに、
一気にイタリアでも日本マンガブームが広がったんだとか。
お客さんも、子供はもちろんのこと、
イタリア人の若い女性から、
おじさんまで。
お店の店長に話を聞くと、
来店客の平均年齢は30歳だとか。
ここ数年売り上げも倍増してきているらしいです。
駅のkioskでも売っているのを見かけたくらいですから、
日本マンガブームは本当です。
イタリアでは、幼少期の頃から、
イタリア語に翻訳された日本のマンガに親しみ、
「マンガ」「アニメ」という言葉が、
日常生活の中で浸透しているほど。
テレビで日本のアニメに接する機会が多く、
日本のコンテンツへの興味関心が高いんです。
最近じゃ、わざわざ秋葉原に出向いて行く人もいるほどとか。
実際にそんなイタリア人女の子たちに、
ミラノで出会ってしまいました。
ここは原宿か!って言う感じの格好をしていたこの子たち。
話を聞くと、昔から日本に興味があって、
去年には日本に2週間ほど旅行に行ったんだとか。
当然、原宿や秋葉原にも訪れたようで、
「日本のファッションは本当にかわいい!」
と言っていました。
これらの服、アイテムは、
全てネットで日本から取り寄せたんですって!
いやぁ、イタリアでマンガを始めとした日本ポップカルチャーが、
ここまでキテるとは‥。
フランスではどんなもんか、楽しみです。
2010.10.11 Monday | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
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