2011.01.10
ドイツで見つけたらーめん屋『匠』vs『なにわ』
世界に広がる中華街に対して、
ロサンゼルスの『Little TOKYO』に代表される日本人街。
ヨーロッパでは、フランスのパリ、
そして、ドイツのデュッセルドルフがそれに当たります。
年末に実施した『HAND MADE in JAPAN AWARD』も、
デュッセルドルフで実施したのですが、
その街は、本当に日本さながらの様相を呈していました。
おにぎり屋に始まり、
(本当に、おにぎりは日本人のこころです。)
丼モノ屋、
(丼も和を代表する食だと思います。)
居酒屋まで!
(赤ちょうちん、懐かしい。。)
そんな街では、
焼鳥も、
(つくねもあります!)
カツカレーも、
(蕎麦屋のカレーに近くて美味い↑)
天丼、
(揚げたてサクサクです↑)
うな重まで!
(タレの味は、日本人でよかったと思えるほど‥)
あらゆる日本食を食べることができるんです。
おしぼりが出てきた時には、
感激してしまいました。
あと、注文呼んだら、
「はい、ただ今おうかがいしまーす!」
って。
この一言が、お客も安心させてくれるし、
うれしいサービスだと感じた今日この頃。
と言うのも、海外では(当然、店によるけど)、
客が入っても、全く気にもとめないウェイターに、
『ここにいますよー!』ってアピールして、
ようやく、無愛想な担当ウェイター
(担当以外は来ない)がやって来たら、
『何?』
って感じ。
『ビール一杯お願いしていいっすか?』
と、なぜかこっちが下手な感じにお願いすると、
ようやく面倒くさそうに持ってくる。
ってのが、一般的なので。
(もちろん、高いレストランは別ですよ!)
そんな日本人的なサービスを受けられるのこの街では、
僕が日本人の精神が宿ると感じる、
ラーメン屋が2件もありました。
一つは、日本人に人気の
『匠(TAKUMI)』。
もう一つは、ドイツ人に人気の
『なにわ(NANIWA)』。
写真をよく見て頂くと、
列に並んでいる人種が違うことが分かると思います。
一体、何が違うのか?
日本人とドイツ人の味覚は違うのか?
試しに食べ比べてみました。
両者ともに、スープは醤油・味噌・塩から選べますが、
匠は、味噌ラーメンが一押しメニュー。
と言うのも、
麺を北海道の西山製麺から
取り寄せているぐらいですから。
一丁、味噌らーめんを頼むと、
それは、本格的な北海道味噌らーめん。
コシのある中太の麺に、
濃厚でコクのあるスープが絡まって、
美味いの一言。
たまごも半熟ゆで卵とこだわりを感じます。
一方の、なにわでは、
こちらもドイツ人に人気という味噌ラーメンを注文。
麺は、匠よりも細麺で、
スープはさらに濃い口味噌。
日本人にとっての僕らには、
麺はコシのある匠に一本です。
ただ、店内には、
麺をすするドイツ人でいっぱい。
それを見ていて分かったこと。
ドイツ人、いや、欧米人にとっては、
音をたてて麺をすすれない、ということ。
確かに、洋食のテーブルマナーで、
音をたてることはご法度とされているし。
スープも音をたてずに飲む人種が、
麺を音をたてて食べるはずがない。
なにわの店員に話を聞くと、
そもそもヌードル文化もない国なので、
ドイツ人にとって、らーめんとは、
スープの一種なんだそうです。
だから、麺は二の次。
伸びようが、関係ない。
スープと具材を楽しむ傾向にある様子。
人気メニューも、
具材がたくさんのったものが人気で、
スープと具材を食べたら、麺は平気で残していくんですって。
いやぁ、これは大きな発見です。
スープと麺が基本と考える日本人に対し、
スープと具材が基本と考えるドイツ人。
匠にはつけ麺があったのは、
麺にこだわりを持ってるからかもしれません。
ちなみに、旅路の途中、聞いた話、
ヨーロッパにある日本人に人気のらーめん屋の双璧は、
一つは、
ドイツ・デュッセルドルフの
『匠(TAKUMI)』、
もう一つは、
ベルギー・ブリュッセルの
『やまと(YAMATO)』
だそうです。
ただ、この『やまと』。
営業時間が、
夜19時~21時のたったの2時間!
さらに、
週休2日の月火休みのという
頑固っぷり!
それでも成り立っている辺りがスゴいですよね。
僕らは、時間が合わず、食べられませんでした。
もし、行かれたことがある方いれば、
是非、感想お聞かせください!
ちなみに、、、
匠の隣の『Cafe RELAX』のらーめんも、
美味いっすよー。
スープが、わりとあっさりしてて、
全部飲んでしまいました。
以上、デュッセルドルフからの
レポートでした♪
2011.01.10 Monday | 21:41 | comments(0) | trackbacks(3) | by KOJI
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