2010.12.27
フランスで巻き起こるCOOL JAPAN旋風!
マンガ・アニメを中心にした日本のポップカルチャーは、
イタリア、ドイツ、スペインを始めとしたヨーロッパを席巻しておりましたが、
中でもフランスは、
JAPANブームと言っても過言ではないぐらい。
街角のkioskで、
一番目立つ位置に置かれている雑誌も、
特集が『JAPON』ってぐらいですから!
『JAPAN LIFE STYLE』って雑誌もありました。
と言うのも、フランスでは2000年以降、
毎年『JAPAN EXPO』というイベントが開催されていて、
2000年には3200人だった来場者も、
今年は18万人を超したんだとか!
毎年7月開催の今年、
会場ではマンガやアニメ関連グッズ、ゲームの販売や、
作家やタレント(AKBやX JAPAN等)のサイン会、コンサート、ファッションショー、
柔道・剣道、プロレスなどのデモンストレーション、書道の体験コーナーなど、
日本に関するさまざまな催し物が開催されている模様。
そう、フランスでブームなのは、
ポップカルチャーだけではないんです。
和食屋は、もう許可がおりないほど乱立されていて、
オペラ座の中心地近くには、ラーメン屋まで。
でも、オペラ ラーメンってね‥。
実態は、
中国人など他アジア人経営のモノも多いらしいです。
当然、和物グッズも大人気。
店内は、クリスマス前とあって、
行列ができるほどの盛況ぶりでした。
パリに進出している無印良品『MUJI』も
他国では見たことのないような和物グッズを販売しています。
Tシャツも和っぽい素材&柄です。
パリの『MUJI』は、もはや文房具など置かずに、
洋服と小物入れに厳選して置かれていました。
日本発の靴下屋Tabioも、進出中。
足袋のような靴下や、5本指ソックスが、
パリでは受け入れられているようです。
家でも、日本に習って靴を脱ぐ習慣が根付いているようで、
ある統計によると、7割近いフランス人は家で靴を脱ぐんだとか。
現地の文房具屋でも、
『日本製です!』と書いたボックスに入った消しゴムが、
レジ横に置かれていたほど。
もちろん、あの『UNIQLO』も進出中で、
ロンドンのものよりもかなり盛況とのこと。
フランスでジャパンは相当キテます。
そして、もちろんコミック市場も。
フランスでは、
バンドデシネと呼ばれるフランスコミックが元々人気。
そんな中、『AKIRA』をきっかけに乗り込んだ日本マンガは、
『ドラゴンボール』『City Hunter』などを次々に投入し、
一躍、脚光を浴びだします。
しかし、『北斗の拳』が出たところで、
フランス人には「バイオレンス過ぎる」との批判を浴び、
一時は失速するも、
『鉄腕アトム』や『NARUTO』で、
1996年にブームが到来。
2005年には、
タイトル数でフランスコミックを上回ります。
フランスコミック(バンドデシネ)は平均€11.5に対し、
日本マンガは平均€6.5で、子供たちにも手が届きやすい点も、
日本マンガに火が付いた要因と言われています。
その頃、登場したのが、
『マン喫』こと、『マンガ喫茶』です!
MANGA CAFEと呼ばれるこのお店は、
パリ以外の都市でも展開している様子。
店内は、
日本のマンガ喫茶さながらの様相。
置いてあるものは、全て、
日本のマンガ in フランス語版です。
店内は、洒落たソファーと、
仕切られた空間。
見た感じは、日本のより洒落た感じです。
もちろん、飲み物も飲み放題。
Tropicanaの100%ジュースも、
飲めちゃいます。
マンガだけならず、
奥には、DSコーナーから、
PS3、
そして、Wiiまで。
まさに、ジャパンマニア必訪の空間仕立て。
ある意味、
日本のマンガ喫茶より進んでいる感じですよね。
ここに、フランス人の若者たちが、
たくさんタムロしてるんです。
「日本のマンガにはロマンがあります。」
そう答えてくれたのは、マンガカフェの店員さん。
「フレンチコミックのマンガ家も、
日本のマンガに影響されまくりですから。」
とのこと。
元々、シラク元大統領が
相撲を始めとした日本の文化通だったことが、
フランスにジャパンブームが到来したきっかけの模様。
出版業界が厳しい中、
日本のコンテンツ業界は、まだまだ海外マーケットを開拓できるだろうし、
海外で通じる日本の産業は他にも多分にあるでしょう。
そのためのプロデューサーが必要不可欠なわけです。
立ち上がれ!日本。
※ちなみに、自分はマンガオタクでは全くありません。。
2010.12.27 Monday | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
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