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世界に通じるCOOL JAPAN

イースター島で見つけたCOOL JAPAN!

 

溜まりに溜まっていた、

本業の『世界で見つけたCOOL JAPAN』の記事ですが、

こんな時なので、せっかくなので一気にアップしていきます。

 

 

 

イースター島で見つけたCOOL JAPAN。

 

 

 

それは、まさかのモアイにまつわるお話でした。

 

 

 

『AHU TONGARIKI』と呼ばれる、

イースター島きっての観光名所。

 

 

 

AHU TONGARIKI.jpg

 

 

 

ここには、有名な15体のモアイが、

立ち並んでいます。

 

 

 

15体モアイ斜め.jpg

 

 

 

実は、イースター島に立ち並ぶモアイは40体ほどで、

多くは過去の民族間の争いにより、倒されてしまっているんです。

 

 

 

倒れたモアイ2.jpg 

 

 

 

という現状の中、

こうして15体がキレイに並んでいる場所は、

島広しと言えど、ここだけです。

 

 

 

15体モアイ正面.jpg

 

 

 

島の東に位置するため、

朝日の絶景スポットとしても有名です。

 

 

 

朝焼けモアイ2.jpg

 

 

 

実は、この15体のモアイ、

全てはとある日本企業が

復旧・修復したものなんです。

 

 

 

この地にも、それを記した看板が

掲げられていました。

 

 

 

タダノのモアイ.jpg

 

 

 

 その企業の名は、株式会社タダノ。

 

 

 

香川県高松市に本社を置く、

クレーンの製造・販売を行う会社です。

 

 

 

1988年秋、TBSの『世界ふしぎ発見!』の番組で、

イースター島のモアイの特集がされた時、

イースター島の前知事が

 

 

 

「モアイをもう一度立たせたい。そのためにクレーンがあれば‥」

 

 

 

と、発言し、

それを見たタダノの社員が、社長に持ち込み、

社長が乗っかったのがきっかけだったのです。

 

 

 

それから4年経った1992年。

 

 

 

タダノは1億8千万円の費用をかけ、

15体のモアイの修復に尽力します。

 

 

 

その過程で、

モアイ修復の技術を島民に伝達しながら、

見事、モアイの復旧を果たしたのです。

 

 

 

最後には、クレーンまでも寄贈して。

 

 

 

まさか、イースター島の守り神モアイには、

こんな隠された秘密があったんですね。

 

 

 

この事実は、島では周知の事実のようで、

僕らが日本人というだけで、

島民は行為を抱いてくれるんです。

 

 

 

これも、タダノの先代たちのおかげです。

 

 

 

今は世界から多大な支援をしてもらってる日本ですが、

それも、こうした過去の日本企業、政府などの海外支援が

あってこそのことと、僕らは忘れてはなりませんね。

 

 

 

以上、イースター島で見つけた

COOL JAPANでした。

 

2011.03.21 Monday | 15:17 | comments(5) | trackbacks(0) | by KOJI

コメント(5)

サンパウロの写真、イースター島の写真を拝見しました。
南米在住の私としても、このように宣伝していただける事は光栄です。


が、デジカメのホワイトバランスの設定が間違っています。
室内若しくは曇天に設定されていませんか?

せっかくの素晴らしい景色なので、より正しい”色”で情報発信してください。

コメントありがとうございます。カメラの設定を間違えていることはないのですが、時に実物以上に鮮明に撮れてしまうことも事実です。ただ、イースター島の写真などは、この目で見た通りの色でしたよ。ただ、今後の参考にさせて頂きますね!ありがとうございました。

私、1995年に前知事の経営されているホテルに泊まりました。
トンガリキのモアイは、1960年のチリ地震で損壊したもので、それを日本企業が再建したものです。
フリオモアイ(モアイ倒し)の原因は、モアイ建設自体による、森林伐採、そして食料不足と言われています。それがその後の人肉食にも繋がったそうです。現在でもイースター島の食料はチリからの空輸に頼っています。
ここの島民は、マルケサス諸島からやってきたと言われています(それを記念してかアフ・アキビのモアイがあります)。マルケサス諸島と日本の釣り針の比較など、ポリネシア文化圏の研究をしている日本人もいるくらいですから、日本民族との関わりもある島だと思います。知事の奥さん(ポリネシアの言語学者)は、日本語のマナコ(眼)と、イースター島のマナ(眼)の共通点を指摘されていました。人の神通力の源で、倒されたモアイは眼を潰されています。

詳細ありがとうございます。一見、ぬぼーっと建っているモアイにも、深くて悲しい背景があったと思うと、モアイを見る角度も変わってきますよね。それにしても、本当に空気感のある島で、この旅の中でもかなり印象に残っている場所です。またいつの日か訪れたいです。

KOJIさん こんにちは。はじめまして。
RISAさん お帰りなさい。

8月の報告会を知り、久し振りにこのHPへ。
じっくりと拝見したのは今日が初めてでした。


素晴らしい。
今の感覚を言葉にする術を持たないほどの感激。感動。
そしてこのイースター島での1992年タダノさんの心意気と志。
涙が出てきました。


これが日本だ!と。
誰かのために何かをする。
愛し、愛されるために、人は生まれてくるんですね。


COOL JAPAN、BOOM JAPAN、共に僕等が忘れてはならない
大切な大切な視点、姿勢と思います。


このHPとブログ、
今から遡ってもう少し追いかけたいと思います。
改めて、お二人が無事帰国された事、本当に嬉しく、
また心よりおいお祝い申し上げます。

お会いできることを楽しみにしています。【ちゑや店主:繁】

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