【12】Portugal:ポルトガルで見つけたCOOL JAPAN!
2010.09.05
ユーラシア大陸最西端に位置し、
国境をスペインとしか接しない国、
ポルトガル。
近年、活躍するクリスチアーノ・ロナウドの出身国として有名だが、
特にそれ以外の印象がなかった。
そういう国は、楽しみである。
と言うのも、行って自分の目で見ることによって、
その国のイメージが頭の中で形作られるから。
マドリッドから夜行で着いたリスボンのバスターミナルは、
スペインとなんら変わらない印象だった。
明け方3時半に着いたため、
地下鉄が動き出す6時半までの間、
仕方ないからまた野宿。
最近、夜行と野宿ばっかりだから、
ベッドと言う文明の利器が恋しい。
それで言うなら、洗濯機も。
洗濯機を開発した人は、ノーベル賞もんだと思う。
何はともあれ、この目で見たポルトガルは、
この上なく「のほほん」とした国だった。
坂が多いが、中世のヨーロッパをまさに感じさせる街並み。
■
人の感じもいいし、飯もそこそこに美味い。
ただ、なんとなく荒廃したイメージがそこにはあった。
実際、街の壁紙には、たくさんの落書きがなされ、
街中の公園では、数々のハッパを吸う若者たち。
街から、国から、あまり活気というものを感じないのだ。
それは、アフリカで感じたような、
「ゆっくりゆっくり、行きましょやー。」
的な雰囲気とはまた違って、
かつて栄光ほ誇った国のその後の衰退、
と言う方が正しいように感じた。
実際、ポルトガルのGDP成長率は2000年以降2~-3%を辿り続け、
失業率も10%から伸び続けているというから、それもそのはず。
国として、次の指針も示すことができていないせいか、
若者たちも、ハッパに走り、荒廃していっているのかもしれない。
ある程度、成長した国の辿る道は、
イギリスのような道か、ポルトガルのような道か。
岐路にさしかかっている日本が辿る道は?
それを作るのは、僕ら次の世代に掛かってるはず。
2010.09.05 Sunday | 00:54 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI
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