【32】France:フランスで見つけたCOOL JAPAN!
2010.12.27
ヴィトン、シャネル、エルメス‥。
イタリアに並んで、数々のブランドの発祥地、フランス。
その都には、数々のブランドの旗艦店がひしめきあっていました。
日本でもいまだに流行っているMONCLERも、フランス発祥。
パリのショップの前には、
クリスマス前とあって行列ができるほどの賑わいでした。
そんなパリにてクリスマスを過ごすことになった僕ら。
まずは、クリスマスイルミネーションで艶やかな、
シャンゼリゼ通りを練り歩きました。
まるで日本の表参道のようです。
他国と同じく、
クリスマスマーケットも催されていました。
ただ、盛り上がってるのはシャンゼリゼ通り界隈のみで、
クリスマス色一色の他のヨーロッパとは異なりましたね。
ただ、ここのストリートパフォーマンスは、
非常にレベル高し!
サンタダンサーズによるストリートダンスは圧巻でした。
その様子はこちら。
地下鉄に乗れば、
例の如く、音楽隊による即興上演♪
上手かったり下手だったりしますが、
この辺り、"芸術の都"って感じがしますよね。
変わらず、堂々たる姿の凱旋門。
そして、エッフェル塔。
これを見ると、
パリに来たなー、って感じがします。
毎刻、煌びやかに輝くんです。
このゴールデンな輝きが、
パリを象徴している気がします。
そんなパリでの過ごし方と言えば、今はこれでしょう。
マン喫、こと、
マンガ喫茶です!
フランスは、空前のジャパンブームで、
隣国以上にコミック市場でもマンガが席巻している模様。
本屋のマンガコーナーは当たり前のこと、
マンガ喫茶までもが進出しているんです!
そんなマン喫で、クリスマスイブは、
しばし夫婦それぞれの時間を過ごしました。
時には、こんな時間も必要です。
もちろん、フレンチも食べました。
ただ、旅用の汚い格好しかなかったので、
普段着でも行けるカジュアルフレンチ。
と言っても、一応、
表参道にも進出しているぐらいのビストロです。
久々の豪勢なメニューは、
野菜のスープから始まって、
サラダ風ミートパイなど。
まぁ、美味いっちゃ美味かったのですが、
想定の範囲内の味でした。
また、フランスではクリスマスに、
『ブッシュ ド ノエル』と言うケーキを食べます。
でも、これも、まぁ、ふーんって感じ。
あと、フランスと言えばの、クロワッサン。
フランス発祥のマカロンは、
McCafeなんかでも食べれちゃいます。
ただ、どれもこれも日本でも賞味可能。
これで世界三大料理と呼ばれる、
中華・トルコ・フレンチと食べましたが、
これだけははっきり言えます。
日本の食は最高にレベルが高い!
って、どこの国の人も言ってるんでしょうね(笑)
ただ、本当にそう思えます。
インド人も日本のカレーは美味い!
って言っていたぐらいですから。
こうして、フランスを堪能し終えたクリスマスイブの19時頃には、
どこも店じまいが始まりました。
マクドナルドですら、閉店ガラガラです。
そして、 なんと12月25日~1月1日まで休業。
シャンゼリゼ通りど真ん中の
マクドナルドがですよ!
日本じゃ考えられませんよね。
さすがは、労働者権利の強いヨーロッパです。
なので、僕らもイブの夜行で、
もはや家のようなドイツ・デュッセルドルフへ帰ったのでした。
荷物が届いていることを祈りながら。。
フランスのCOOL JAPANレポは、
追って紹介します!
2010.12.27 Monday | 02:11 | comments(6) | trackbacks(0) | by KOJI
2010.12.26
ドイツでのイベントの荷物到着までの間、
ヨーロッパ最後の訪問国フランスへやって来ました!
気が付けば33ヶ国目。
今年、本当によく動いたなぁ。
相変わらず、
1000年に1度と言われる大寒波の影響で、極寒の中でしたが、
バッパーとしては、引きこもる訳にもいかず、
精力的に動いて回りました。
まずは、フランスと言えばのモンサンミッシェル!
かつて『修道院』として建てられたこの建造物は、
時に『要塞』として、時に『監獄』として、
歴史の過程に応じて役割を変化させながら存在しておりました。
今も、変わらぬ姿でそびえ立つその建造物は
時間帯によって、見せる顔つきを変えます。
夕暮れ後↓
朝靄時↓
そして、界隈の夕焼け時の空↓
歴史的建造物を見ても、
不感症なのか、何も感じにくくなっていたのですが、
ここのこの景色には、思わず立ちすくんでいました。
かつて、この界隈は、
ヨーロッパの中でも最も潮の満ち引きのある場所として知られ、
満潮時と干潮時の差は、なんと15mも高低差があったんだとか。
満潮時は海に浮かぶ島となり、
干潮時には、自然に現れる陸橋で陸と繋がっていたよう。
最も潮が満ちるのが、満月と新月の1日後のようで、
引き潮で沖合18kmまで引いていた潮が、
猛烈なスピードで押し寄せてきたようです。
何人もの人が、その潮に飲み込まれて死んだんだとか。
なので、かつては、
「モンサンミッシェルに行くなら、遺書を置いて行け。」
と言われていたほどです。
しかし、陸続きの道路の建設によって、島の周囲は急速な陸地化が続き、
今では海の中に浮かぶ島の姿は、ほとんど見られなくなってしまいました。
我々が訪れた日も満月のタイミングでしたが、
潮が満ちることはありませんでした。
ただ、今でもその姿は一見の価値ありです。
続いて、パリ近郊に位置する、ヴェルサイユ宮殿!
雪が降りしきる中訪れたため、
外観はどんよりでしたが、中は圧巻。
かつて、ルイ14世が建てた、
フランスの絶対王政の象徴である建造物です。
豪華な執務室。
悲劇の王妃マリーアントワネットの寝室もあります。
かつて使われていたテーブルセットも。
今日広まっている洋食のテーブルマナーは、
このフランス王政の貴族たちによる晩餐時のものが、
フランス料理と共に、世界中に広まったようです。
宮殿内では、フランスの歴史についての絵画も
見ることができます。
かつての権力者って言うのは、
世界中どこでも、こうした立派な建造物で、
地位や名声をアピールするもんですね。
その辺りの感覚、今の時代とは大きく違う気がします。
今の権力者は何で力を表すんでしょうね?
夜のクラブでいばったりとか(笑)
ただ、驕れる者も久しからず。
フランスは、その後、
こうしたヴェルサイユ宮殿の歳出などが財政を圧迫し、
ルイ16世時にフランス革命によって王政が崩壊。
マリーアントワネットもギロチン刑に処せられます。
そして、時代は勇将ナポレオンの帝政へと。
過度の権力誇示は、やはり淘汰されてゆくものです。
やっぱり何事もバランスが大切。
ヴェルサイユ宮殿を見て、
そんなことを感じたのでした。
そして、フランスの旅は、
クリスマスで盛り上がるパリへと。
つづく。。
2010.12.26 Sunday | 09:39 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
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