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ポルトガルで見たこと、感じたこと


ユーラシア大陸最西端に位置し、
国境をスペインとしか接しない国、
ポルトガル。

 


近年、活躍するクリスチアーノ・ロナウドの出身国として有名だが、
特にそれ以外の印象がなかった。

 


そういう国は、楽しみである。

 


と言うのも、行って自分の目で見ることによって、
その国のイメージが頭の中で形作られるから。

 


マドリッドから夜行で着いたリスボンのバスターミナルは、
スペインとなんら変わらない印象だった。

 


明け方3時半に着いたため、
地下鉄が動き出す6時半までの間、
仕方ないからまた野宿。

 


最近、夜行と野宿ばっかりだから、
ベッドと言う文明の利器が恋しい。

 


それで言うなら、洗濯機も。
洗濯機を開発した人は、ノーベル賞もんだと思う。

 


何はともあれ、この目で見たポルトガルは、
この上なく「のほほん」とした国だった。

 


坂が多いが、中世のヨーロッパをまさに感じさせる街並み。

 


リスボンの街並み.jpg

 


人の感じもいいし、飯もそこそこに美味い。



ポルトガル料理.jpg

 

 

ただ、なんとなく荒廃したイメージがそこにはあった。

 


実際、街の壁紙には、たくさんの落書きがなされ、



街角の落書き.jpg

 

 

街中の公園では、数々のハッパを吸う若者たち。

 


街から、国から、あまり活気というものを感じないのだ。

 


それは、アフリカで感じたような、
「ゆっくりゆっくり、行きましょやー。」
的な雰囲気とはまた違って、

 


かつて栄光ほ誇った国のその後の衰退、

と言う方が正しいように感じた。

 


実際、ポルトガルのGDP成長率は2000年以降2~-3%を辿り続け、
失業率も10%から伸び続けているというから、それもそのはず。

 


国として、次の指針も示すことができていないせいか、
若者たちも、ハッパに走り、荒廃していっているのかもしれない。

 


ある程度、成長した国の辿る道は、
イギリスのような道か、ポルトガルのような道か。

 


岐路にさしかかっている日本が辿る道は?

 


それを作るのは、僕ら次の世代に掛かってるはず。

 

2010.09.05 Sunday | 00:54 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

コメント(4)

ショック!!
10年前はこんな落書きなんかなかったのにな…。
もちろんハッパなんかやってる輩は見かけなかったのだが…。
彼女も10年ほど前に訪れたときにはこんなじゃなかったと言ってた。
うーん。

もう一度訪れたい国と思えるぐらい、温かい国だったはずなのに。
まさにポルトガルにとっては失われた10年だったのだろうか。

日本がこうならないように、我々の世代が頑張らなくてはですな!

ごめん!人によって感じ方はそれぞれだと思うから。うちらは、WC優勝で沸くスペインから入ったから、よりそう感じたかもしれないので。でも10年前からすると、多少変わったかもしれないけど。白サングリアは美味かったyo!

いや、その衰退感は確かにあったのよ。ただ、ハッパやってたり、落書きがこんなにある感じじゃなかったな。
リサのほうの写真の中にもオレが通った通りがあったけど、ここまでじゃなかった。
10年という月日はなかなか大きな時間のようだね。

最近、オレはとある映像を見て、30年、いや20年あったら歴史は変えられると感じました。
うちらが何か頑張って、それをちゃんと下の世代に受け継いで行かれるかが重要だね。

10年の年月は大きいよね。でもその10年を作るのは、誰かの一時のがんばりだったり、決断だったりする。その映像観てみたいわ。何てやつ?

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