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【05】India:インドで見つけたCOOL JAPAN!

潜入レポート!これが海外駐在員の暮らし

インド最後の都市はムンバイへ。

 

 

ムンバイは経済の中心地として、
インドらしからぬ高層ビルが立ち並んでいます。

 

 

そんなムンバイには、大学のゼミの先輩(ヨシさん)が駐在しており、
そちらのお宅にお邪魔させて頂きました。

 

 

市街からおよそ1時間の、
"ムンバイの原宿"と呼ばれるエリアに
ヨシさん宅マンションはありました。

 

 

ムンバイのマンション.jpg

 

 

海外駐在員は、日本と海外局の両方から
給料を支給されると聞いていたので、
どんなお宅なのかと楽しみにしておりましたが、
そこは、噂通りの"豪邸"でした。

 

 

ヨシさん宅でお出迎え.jpg

 

 

壁掛けテレビに黒革張りのソファー、
大理石で敷き詰められたフロア。

 

 

ヨシさん宅豪邸.jpg

 

 

夕飯には、奥さんの優子さんお手製の日本食を
たらふくご馳走になりました。絶品!

 

 

久しぶりの日本米と味噌汁には涙が出そうでした。。


 


日本米.jpg

 

 

インド人でこれだけの生活ができるのは、マハラジャ級です。

 

 

さぞかしお金が掛かるのでは、と聞くと、なんと家賃は○○万円!

 

 

具体値は明かせませんが、さすがゼミの元エースピッチャーです。

 

 

ただ、実際のインドでの生活は、苦労も多いとのこと。

 

 

始め30件ほど見て決めた家を、大家が突然売ると言いだして、
また振り出しに戻って、家を決め直さなければならなかったり。

 

 

そもそも牛肉や豚肉を食べないインドなので、
肉類は日本で半年~1年分を買い込んで持って来ていたり。

 

 

10円ハゲどころか、500円ハゲもできることも、しばしばだとか。

 

 

旅をするだけでカルチャーショックの連続なので、
そこに住むとなると、よほどの気苦労も多いだろうと思います。

 

 

そんなヨシさん宅には3泊もお世話になり、
アジアの旅の疲れを癒させてもらいました。

 

 

ヨシさんご夫婦、本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

 

ヨシさん夫婦と記念撮影.jpg

 

 

ヨシさんは、一足お先に日本第2戦を観戦しに、南アへ。

 

 

ヨシさん南アへ!.jpg

 

 

そして僕らも、2か月強を要したアジアの旅を終え、
次はいよいよ南アへと向かうのでした!

 

 

日本第3戦のデンマーク戦を観戦します!

 

 

日本がんばれー!!

 

2010.06.19 Saturday | 19:03 | comments(8) | trackbacks(0) | by KOJI

インドでぼったくりに合わない方法

 

インドは気を付けろ。

 


そう言われ続けて来たインドでの一月の旅も
終わろうとしている。

 


だが、今のところ奇跡的にトラブル0、体調万全。

 


オフシーズンのせいか、客引きが少ないと言うのもあるが、
それでもぼったくられてる人はぼったくられていた。

 


どうしたら、ぼったくられずに楽しく旅をできるのか?

 


そんな人に教えられたもんじゃありませんが、
僕らが気を遣ってることを、ちょいと紹介します。

 

 

まず、客引きかそうでないかを聞き分ける方法。

 

 

インド人は本当によく挨拶してくれるので、

それが悪意のない本当の挨拶と言うケースも多分にあります。

 

 

その聞き分け方は、イントネーション。

 

 

ロー!\、ならば至って純粋な挨拶のケースが多い。

 

 

ー!/、のように、語尾上がりだと、客引きのケースが高い。

 

 

そして、客引き対策に有効なのが、目の見えないサングラス。

 


客引きは、こっちの如何なるスキも見逃さずに付けこんでくるので、
目の動揺を隠せるサングラスはかなりの効力を発揮する。

 


全く客引きを必要としていない時は、
進行方向に向かって、微動だにせず歩き、ひたすら無視。

 


それでも奴らは付いてくる。

 


そんな時は『North Korea出身だ』とつぶやく。

 


たいていの客引きは引いてゆく。

 


ただ、北朝鮮人がそんな簡単にVISAを取れないことを知ってる
頭のいい客引きには通用しない...。

 


宿の宛てがない時や、どうしてもリキシャに乗らなければならない時は、どうするか?

 


サングラスをしたまま、眼球だけを動かし、客引きを選ぶ。

 


客引きも人なので、目を見れば人の良さが分かる。

 


相手は、どちらかと言うと年配のおじいちゃんか、気の弱そうな若者を狙う。

 


彼らの言う価格が、予め現地人に聞いておいた相場と照らし合わせ、
ぼったくり価格かを判断する。

 


そして、相場価格を言われようとも、「高いよ!」と難色を示す。

 


すると、「いくらならいいんだ!?」と言ってくるので、

 


彼らの言う金額の半分位を提示する。

 


そうすると、その中間くらいでだいたい金額は落ち着く。

 


交渉中は、決してけんか腰にならずに、終始和やかなムードで進める。

 


「お前、その腹は喰い過ぎだから、○○ルピーでいいだろー!」など、
おちゃらけながら進め、相手を笑わせられたらこっちの勝ちだ。

 

 

これは難易度の高い技だが、
客引きに囲まれるのを逆手にとって、奴らを競りに掛ける方法もある。

 


囲まれたら、「お前んとこはいくらだ!?」「お前はどうだ!?」と
こっちから一気にまくし立てるのだ。

 


すると、たいていどんどん金額は下がる。

 


奴らの仕事は、とにかく人を連れて来ることだから、
最低金額くらいまで、落とすことが出来る。

 


但し、これは強盗の多い国では通用しない。

 


自ら囲まれて、ボコボコにされるのがオチだ。

 

 


まぁ、技術と言うよりも、
今のところ、トラブルに合っていないのが
ラッキーと捕えるべきなんだろう。

 

 

「安全は金で買う」と言う考え方もある。

 

 

次は、世界一危険な国、南アフリカ。

 

 

ワールドカップ開催期間中とは言え、心して掛かりたい。

 

 

南アに関しては、安全を金で買おうと思う。

 

2010.06.18 Friday | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

ゴールデン、ピンク、ブルー、ホワイト、、、

インド終盤は、インド北西部ラジャスターン州巡り。

 

 

街並みとしては、どこも似たような所が多いインドですが、
ここラジャスターンは別格でした。

 


ゴールデンシティ、ジャイサルメール。

 


ジャイサルメール.jpg

 

 

 ピンクシティ、ジャイプル。

 

 

ピンクシティ.jpg

 

 

ブルーシティ、ジョードプル。

 

 

ブルーシティ.jpg

 


そして、、、
ホワイトシティ、ウダイプル。

 

 

ホワイトシティ.jpg

 

 

中でも、このウダイプルの美しさは別格。

 

湖上に建てられたホテル『レイクパレスホテル』は、
世界の著名人が感動したと言うインドきっての5つ星ホテルで、
貧乏バックパッカーの我々とっては縁もゆかりもないはずでした。

 

 

ただ、ここまで最安値に近い安宿を泊まり歩いてきた我々、
たまには贅沢しちゃってもいいんじゃねーかーっ!?

 

 

ってことで、まさかの宿泊。

 

 

それも、オフシーズンのおかげで、何を勘違いされたか、
通常部屋の料金でスイートにチェックイン!

 

 

いやぁ、幸運の星の下に生まれてきたことを信じて疑いません。。

 

 

完全に場違いな格好と、ド汚いバックパックを背負った我々を、


何ら軽蔑視することもなく、日傘を持ったホテルマンにお出迎え頂き、

 

 

お出迎えありの、、、.jpg

 

 

ホテルまでは、湖を渡るボートで移動すると、

 

 

ボートでホテルへ.jpg

 

 

そこは、まさに楽園でした。

 

 

レイクパレスホテル.jpg

 

 

フロント前のだだっ広いリビングルームでは、
パイナップルジュースのウェルカムドリンクのサービスありーの、

 

 

レイクパレスリビング.jpg

 

 

ディナー前には、インドの伝統舞踊のショーを
わざわざ我々のためだけに開催してもらいーの、

 

 

ダンスサービス.jpg

 

 

スイートルームには、6畳程の玄関を入ると、
20畳はあろうかと言うようなリビングダイニング、

 

 

ベッドの上にはシャレたデコレーションが....jpg

 

 

一人一つずつの洗面台を備えたバスルームがあり、

 

 

バスルーム.jpg

 

 

久しぶりに見たバスタブには、花びらが...。

 

 

バスタブには花びらが....jpg

 

 

今までの安宿がウソだったかのような錯覚に陥り、
何度も頬をつねりました。

 

 

街に出れば、そこはアートの街。

 


至るところに、壁画が施されてるんです。

 

 

ウダイプルの街並み1.jpg


ウダイプルの街並み2.jpg

 

 

ここでは、なんとホテルのスパ60分コースを堪能し、

夕飯、そして、朝食ビュッフェと、死ぬほど食べました。

 

 

朝食ビュッフェ.jpg

 

 

たぶん、インドで1カ月使った分以上のお金を、
一夜で使ってやりました。。。

 

 

でも、いいんです。

 

 

旅はメリハリが大切。

 

 

たまには贅沢して、旅の疲れを癒しながら進むのが、
長旅を続けて行くポイントではないかと。

 

 

これ以上ない、と言うくらいの贅沢をして英気を養った僕らは、
いよいよインド最後の都市、ムンバイへと向かいました。 

2010.06.18 Friday | 05:34 | comments(2) | trackbacks(0) | by KOJI

ゴールデンシティへ

インド北西部の、ラジャスターン州。

 


パキスタンとの国境に位置するこのインド最大の州には、
砂漠と石造りの建物の街並みが美しいことで有名だ。

 


中でもタール砂漠の真ん中に位置する『ジャイサルメール』の街並みは、
13世紀の雰囲気さながらで、ゴールデンシティーとの異名も持つと言う。

 


旅人から、インドではジャイサルメールが一番よかった、
との情報を聞きつけていた僕らは、どうしても訪れてみたかった。

 


ジョードプルから、朝5時20分発の電車に乗る予定だった僕らは、
入口で寝ている宿の亭主を起こして、5時前に宿を出た。

 


電車での移動はもはや手慣れたもので、
駅に着くやいなや、「ENQUIRY(総合案内)」を訪ねる。

 


そこには、どの電車が何番ホームに何時に着くかが記載されている。
遅れることが当たり前のインドでは、このチェックが何気に重要だ。

 


僕らの電車は6時45分発となっていた。
約1時間半の遅れだ。

 


久しぶりに遅れる電車に出会ったなぁ、と思いながらも、
1時間半なら全くの許容範囲。

 

 

旅を続けるうちに、時間感覚もおおらかになってきた。

 


ホームでチャイをすすりながら待っていると、
1人の小奇麗な格好をした男が近寄って来て、こう呟いた。

 


「今日のジャイサルメール行きはキャンセルされたよ。バスで行きな。」

 


でた。 

こう言ってバスのツアー会社に斡旋し、マージンを取る輩だ。

 


「はいよー。そいつは残念だ。。」

 


とか言いながら、あしらっていると、
今度は、チャイ屋の親父が寄ってきて、

 


「ジャイサルメールまで今日は電車は行かんよ。」

 


と言う。

 


寄ってたかって。グルか?こいつら。

 

 

チャイ屋の親父がウソをつく必要があるように思えないのだが、
その出で立ちと風貌で、どうしても胡散臭く見えてしまう。

 


とりあえず、駅の総合案内に戻り、再度掲示板を確認すると、

確かに6時45分と書いてある。

 

 

やっぱりあるんじゃねーか。

 


ただ、念のため駅の係員に聞いてみることにした。

 


すると、確かに電車はあるのだが、ジャイサルメールまでは行かず、
パロディーと言う200km手前の駅止まりになったとのこと。
3日前のストームの影響で線路を修復中、とのことなのだ。

 


奴らは本当に親切に教えてくれていただけだった。

やっぱりインド人はいい奴だ。

と言うか、掲示板に書いとけよな。

 


仕方ない、バスで行くか、と言うより、
またあのバスに乗れるのか!
と思うと、少し興奮を覚えた。

 


電車のチケットをキャンセルしようと窓口へ行くと、

 


「パロディーまでは動いてるんだから、そこまでは電車で行け!
 そっから先は払い戻してやる。」

 


と言われたが、そんなの面倒くさい。

粘り強く交渉をした結果、なんとか全額取り戻すことができた。

 


結果的には、最良の選択だった。

 

 

電車で1人400ルピー強掛かるところが、バスだと1人160ルピー。

時間も5~6時間で到着できるし、何よりあのスリルを味わえる!

端っからバスにしておけばよかったと思うくらいだ。

 


ただ、バス停に着くと、僕の期待は打ち砕かれた。

 

 

なんと、今まで乗ってきたローカルバスとは打って変わって、
デラックスバスだったのだ。

 

 

ジャイサルメール行きのバス.jpg

 

 

中はシート席と、人が寝転がれるくらいのボックス席(寝台席?)があり、
運転席は仕切られているため、前を見ることができない。

 

 

まぁ、仕方ない。デラックスを堪能しよう、と思ったのも束の間。

 


乗車時間が近づくと、次から次へと人が乗り込んできた。

 

 

みるみる内に、2人用のシート席には3人~5人程度が座り、
ボックス席は、普通1人、せいぜい2人が限界と思えるスペースに、
5人ずつくらい押しこまれている。

 

 

通路にも、寝ている人、立っている人、座っている人でごった返し、
一度、バスに乗り込んだら身動きなんて取れたもんじゃない。

 

 

おまけに、バスの天井にも何十人か乗せられているようだ。

 


そうだった、、ここはインドだった。。

 

 

デラックスとは名ばかりで、中身は全くデラックスじゃなかった。

 


そんな形で出発したバスは、
いつもの通り、まるで何十人もの命を預かっているとは思えない位の
猛スピードで突っ走る。

 


車内は、外気と人の熱気で蒸されていたが、
同時に砂漠特有のカラっとした空気が風となり、心地よかった。

 


途中、停車する街では、ここぞとばかりにモノ売りがバスに寄って集る。

 

 

売り物は、水、アイスクリーム、とうもろこし等々、様々だ。

 

 

バスに集る売り子.jpg

 

 

やはり天井の人たちは暑いらしく、おもしろいようにアイスが売れている。

 


快調に3時間ほど走った頃だろうか。

 

 

突然、バスの下で「ボンッ!」と言う爆発音がした。

 

 

その音と共に、バスは急ブレーキで止まった。

 

 

テロか!?

 

 

インドの列車が爆破された直後ゆえ、一瞬そう思ったが、
単なるパンクだった。

 


そりゃ、そうだ。

 

 

こんだけ人を乗せてたらタイやも悲鳴を上げる。

 


しかし、運転手はモノともせず、
手慣れた手つきで、後部から新しい(?)タイヤを取り出し、
自らの手で、タイヤを取り付け直した。

 

 

バスがパンク.jpg

 

 

キュッ、キュッ、キュッ。

 

 

力強く締めているようだったが、
これだけの人を乗せたバスのタイヤを、
人力だけで付け直して大丈夫なのだろうか...。

 

 

乗客も、全く動じていないので、
きっとインドではこういったことは日常茶飯事なのだろう。

 


運転手はものの10分程度取り付け直し、バスは再び動き出した。

 

そして夕方15時半、無事にゴールデンシティに到着。

 

 

その街は、その名の通りゴールデンな輝きを放っていた。

 


ジャイサルメール.jpg

 

 

宿は客引きに言われるがままに付いて行ってみると、
そこはジャイサルメールのシンボルの城の中。

 

 

その名も「マハラジャルーム」を200ルピーでいいと言う。

 

 

マハラジャルーム.jpg

 

 

ホテルの屋上のレストランからは、こんな光景が間近に。

 

 

ホテルの屋上から見える景色.jpg

 

 

今までの宿の中でも、かなり費用対効果のいい宿だ。

 


そして、街の外れのサンセットポイントから見た夕陽。

 

 

ジャイサルメールの夕陽.jpg

 

 

まさに、沈まぬ太陽そのものだった。

 

 

そんなジャイサルメールの目的は、キャメルサファリ。

 

 

翌日から休む間もなく、ラクダに乗って砂漠へ出かけることにした。

 


続きは、梨紗のブログへ。

2010.06.16 Wednesday | 16:20 | comments(2) | trackbacks(0) | by KOJI

いやぁ、インドおもろい。。

インドに来た人の中には、
ハマる人と、二度と来たくないと思う人の、
2タイプに分かれるらしいが、
明らかに自分は前者だ。

 


インドおもろすぎ。

 


街を歩けば牛に当たるし、
飯を喰えば食に当たる。


のはずなのだが、今のところ奇跡的にお腹は壊してない。
この暑気の、食中毒が続発しているインドでだ。


今までの旅の中で免疫が出来てきたのだろうか。

 


外を歩けば、行き交う人々に、老若男女問わず、
ひたすら声を掛けられる。


「ハロー!名前は?どこから来たの!?」


今日だけでも何度、自己紹介したことだろう‥。

 


そして、やたらと記念写真を撮りたがる。


でも、何故かカメラを持ってないから、
撮るのはいつもうちらのカメラ。

 

 

記念撮影.jpg


記念撮影1.jpg

 

 

そして、無邪気に、


「後で送ってねー!アドレスは...、」


と言い、おもむろに自宅の住所を書き出す。
もちろん、e-mailなんかは持ってない。

 

 


子供の遊びに巻き込まれることも多々。


今日は電車ごっこに。


子供と電車ごっこ.jpg

 

電車ごっこなんて20年ぶりくらいにやった。


散々、遊んであげたつもりでも、無邪気に、

 

「5ルピー!」

 

と請求されることも‥。


こっちが遊んでもらってたのか、と一瞬、錯覚する。

 


露店には、ラッシー屋からハエのたかった肉屋、
しまいには、体重量り屋まである。


体重量り屋.jpg

 

1回1ルピーなのだが、1日一体どれくらい稼げているのだろう。。

 


中でも、最近の自分のお気に入りが、バス。


インドのバス.jpg

 

インドの道路は、ネパールなどと比べ、圧倒的に舗装されているのだが、
その分、スピードも出るので、路上ではいつもカーチェイスだ。


前の車がちょっとでも遅いもんなら、とにかく抜かす。


しかも、追い越し車線なんて、
よほど大きな道路でない限りないものだから、
抜かす時は対向車線へ、思いっきり突っ込む。


前から車が来ていても、お構いなし。


そして、いつもスレスレのタイミングで、
対向車とのすれ違いを演じる。


まるでRoad Racerを実演してるようにしか思えない。


しかし、これまでで事故を目撃したことは一度もない。

 


深夜特急では、

ぶつかったバスに乗っていた乗客は、
飛び散ったガラスを自ら処理し、
運転手も血だらけのまま、
何事もなかったかのように走り出した、

とあるが、インド人なら本当にそうしてそうだ。

 

 

 

とにかく、インドは一つ一つがおもしろい。


刺激が欲しい人には、是非ともインドをオススメしたい。

 

2010.06.10 Thursday | 00:30 | comments(6) | trackbacks(0) | by KOJI

聖なるガンガーで沐浴ならぬ...

ヨガに裏切られた僕らは、手持無沙汰になって、
朝食を取りながら呆然とガンガーを眺めていた。

 


沐浴の光景は、バラナシと変わらなかったが、
上流だけあって、河の水はキレイそうだ。

 


そして、上流で流れがあるため、
ラフティングもできるよう。

 


聖なるガンガーで沐浴、ならぬ、ラフティング?

 


いい響きじゃないか。

 


と言う訳で、午後はヨガを捨て、ラフティングをすることに。

 


ガンガーでラフティング!.jpg

 

 

2~3、ラフティングのオフィスを訪ね、
一番、ワイルドな兄ちゃんがいるところに決定。

 


「1時間後に出発するぞ!」

 


と威勢のいいことを言われ、1時間後に集合するが、
準備が始まったのが、やっぱりそれからだった。

 


40分待たされ、出発。

 


スタート地点はジープで上流へ16kmほど上った場所だが、
いやガンガーの水のキレイなこと、キレイなこと。

 


下流じゃ想像つかないキレイさ。


 


ガンガーの上流.jpg

 

ワイルドなガイドの、

 

「エブリバディ、フォワード!」

 

と言う威勢のいい掛け声と同時に、出発!


 

 


ラフティングのインド人ガイド.jpg

 

 

途中5~6の急流地点があるのだが、結構激しい。


 


ガンガーでラフティング.jpg

 

ガイドが、

 

「ここはジェットコースターと呼ばれるポイントだ!」

 

と言った急流は、特に激しく、
前に座ってたインド人のゴン太くんは
振るい落とされそうになっていた。

 


途中、ボートから降りて、泳いだり、


 


ガンガーでスイミング.jpg

 

 

25フィートの高さから飛び降りるクリフジャンプをしたりと、


 


ガンガーでクリフジャンプ.jpg

 

 

アトラクションもたくさん。

 


ヨガよりも圧倒的に楽しい時間を過ごすことができた。

 


ラフティング後は、せっかくだからガンガーで沐浴。


 

ガンガーで沐浴.jpg

 


ヒンヤリしていて、気持ちがいい。


確かに、過去の罪が洗い流された。気がする。


そして、上流でキレイだからか、全く体調にも影響なし。


ガンガーに浸かるなら、リシュケシュがオススメっす!

 

2010.06.07 Monday | 18:52 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

ヨガの聖地で、ヨガを学ぶ。

デリーをさっさと後にした僕らが向かったのは、
インド北部の街リシュケシュ。

 

リシュケシュ.jpg

 

ガンガー(ガンジス河)の上流に位置するこの街は、
ヒンドゥー教の修行者の街として、
多くのサドゥー(仏教で言う坊さん)の姿を目にすることができる。

 

 

避暑地としても有名なようで、
今まさに夏休みのインドでは、
各地からのインド人でごった返している。

 

 

さらには「ヨガの聖地」としても知られ、
ヨガを学びにやってくる外国人も多い。

 

 

僕らの目的は、まさにこのヨガ。

 

 

これまでの旅で貯まった灰汁を、ヨガで洗い流そうと考えたのです。

 

 

さすがは本場だけあって、アーシュラムと呼ばれる、
お寺のような施設に入ってクラスを受けることに。

 

 

そのアーシュラムに住み込みで特訓を受けている
ストイックな人たちもいるくらいだ。

 

 

さすがに住み込む訳にいかない僕らは、とりあえず、
前夜のうちに初心者にも良さげなアーシュラムを探しておいた。

 

 

その中で一つ、先生もナイスなイケメン揃いで、
宿からも近い施設を見つけたので、
今朝はそこへ行くことに。

 

 

クラスは7:30から9:00までの1時間半で、生徒は僕らを含めて6人。

 

 

先生は、これまで会ってきたインド人からは想像がつかない位、
物腰柔らかい、ひ弱そうな白装束の若い兄ちゃんだった。

 

 

まず始めに、胡坐の姿勢で黙想。

 

 

呼吸法が大切らしく、「ス~~~、ハ~~~」と言う、
先生の生徒にまで聞こえる位大きい呼吸が耳につく。

 

 

足のストレッチ的なポーズからスタートし、
段々とハードな姿勢へとシフト。

 

 

旅中、たいした運動をしていない僕の体は硬直しており、
ちょっとした姿勢でも、すぐにプルプルしだす。

 

 

ポーズ合間には、仰向けに横たわり全身の力を抜いてリラックスする
いわゆる「屍(死体)の姿勢」を取る。

 

 

先生はこの姿勢を重視しているようで、常に、

 

 

「はい、頭の先から、背骨、足の先まで、全身リラ~ックス!」

 

 

と言う、掛け声が掛けられる。

 

 

ヨガは何より体をリラックスさせることが重要だそうだ。

 

 

クラスは順調に進み、時間の半分くらいが経過した頃だろうか。

 

 

先生がまた、「はい、リラ~ックス!」と声を掛ける。

 

 

屍の姿勢を取りながら、先生の掛け声を待つ。

 

 

しかし、なかなか次が始まらない。

 

 

インターバル的なモノだろう、と解釈し、
屍の姿勢を極めようと、全身リラックスを試みる。

 

 

すると、いつの間にか浅い眠りに落ちていたようで、
ちょっとした夢遊状態から、不意に目が覚めた。

 

 

しかし、まだ次の姿勢は始まっていなかった。

 

 

やけに長いな、と思って、ちらっと先生の方を見てみる。

 

 

先生は、まだ屍の姿勢のままだ。

 

 

これが瞑想の境地か。

 

 

そう思えるくらい、先生は微動だにしない。

 

 

隣の嫁も、大きないびきをかいて深い瞑想に入っているようだ。

 

 

僕も、瞑想の境地におちいろうと試みるが、
嫁の大きないびきにさい悩まされ、なかなか落ちることができない。

 

 

それにしても長い。。

 

 

チラっと時計を見ると、既に8時40分だ。

 

 

30分以上、屍の姿勢のままなのである。

 

 

これはいくらなんでも長いんじゃないか?

 

 

そう思いだしたのは、僕だけではなかったようだ。

 

 

しびれを切らした2人組の欧米人は、
クラスの途中にも関わらず、出て行ってしまった。

 

 

それは、さすがに先生に失礼じゃないか!

 

 

と思って、先生を見ると、微動だにしていない。

 

 

さすがは、そんなこと気にならないくらいの瞑想の境地に至ってるのか。

 

 

さらに、屍の姿勢のまま待つこと5分、10分。

 

 

嫁もいよいよ起きだして、「まだこの姿勢なの?」的な反応。

 

 

気付くと、もう一人の欧米人も出て行っていってしまった。

 

 

しかし、先生はそんなこと全くお構いなしで瞑想中。

 

 

。。。

 

 

まさか、こいつ、寝てるのか‥?

 

 

いやいや、まさかレッスン中に寝る先生がいる訳がない。

 

 

ましてや、ここはヨガの本場、インドはリシュケシュだ。

 

 

最後には、

 

「さぁ、ゆっくり目を開けて、体をゆったりと起こしましょう。
 みなさんもヨガの境地に至れましたか?」

 

なんて声が掛かるのだろう。

 

 

そう信じて、終了時刻の9時まで、待ってみた。

 

 

が、そんな期待はみじんにも打ち砕かれる。

 

 

むしろ、彼は顔を横に傾け、口をムニャムニャしてるではないか。

 

 

完全レム睡眠状態。

 

 

。。。

 

 

数ある先生に教えを乞うてきたが、
レッスン途中に寝た先生に遭遇したのは初めてだ。

 

 

仕方なく、1人の欧米人を残して、僕らもクラスから出た。

 

 

もちろん、お金を払うことはなかった。

 

 

と言うか、払いたくても、先生寝てたし。。

 

 

夕方にもクラスはあると言っていたが、
もちろん行くことはなかった。

  

2010.06.07 Monday | 00:13 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

アグラー⇒デリー、インドの中心へ。

インドに行って、タージ・マハルを見ない訳にはいかない、
と言うことで、バラナシの次はアグラーへ。

 

 

しかし、、、

 

 

アグラー=タージ・マハル

 

 

以上。

 

 


って言うくらい、特に何もなかった。
と言うか、それぐらいタージの印象が強かった。

 

水面に映るタージ・マハル。

 

タージ・マハル(縦).jpg

 

ってか、真ん中の親父が邪魔だ。。

 

タージ・マハル(横).jpg

 

邪魔すぎる。。

 

ちなみに白黒で撮ると、こんな感じです。

 

タージ・マハル(白黒).jpg

 

まるで戦時中の建物のよう。

 

マハルとは宮殿という意味ですが、
実はこれはお墓らしいです。

 

皇帝シャー・ジャハーンの
妃ムムターズ・マハラの死を惜しんで、
ムガル帝国の国力を傾けて(実際、国は傾いた)
22年の歳月を掛けて建てられた建造物のよう。

 

 

 

と言う訳で、タージ・マハルを見た後は、
いよいよデリーへ移動!

 

 

朝6時の電車だったので、またもや前夜の内にリクシャーと交渉。

 

ガヤーでの反省を活かし、今度は老人に5時に宿に来るようお願いをしたのだが、
何故か現れたのは、若者リクシャー。

 

 

「あれ?お前だったけ?」

 

 

的な反応を示したら、

 

 

「あぁ、あいつは寝てるよ。」

 

 

って。

 

 

またか―!

 

 

でも、5分待っても、老人リクシャーは現れなかったので、
同じ料金でいいから、と言うので、そいつに頼んで行くことにした。

 

実際、そいつには、5ルピー安い料金を言って払っておいた。

 


デリーへは、寝台ではなくて、久しぶりに座席車両に。

 

4時間程度の道中、ヒマだったので、チャイを飲みながら、
近くにいたマハラジャが喰っていたクッキーをご馳走になった。
マハラジャと言うより、ゴンザレスと言った方が正しいか。

 

 

マハラジャにクッキーをもらう.jpg

 

 

最近、寝起きにには決まってチャイを飲む。
インド人と同じように、チャイがなきゃ目が覚めない体になってきた。

 


ニューデリーへは、オンタイムで到着した。
うちらの乗る電車はほとんどオンタイムだ。

 

 

 

インドの首都、デリー。

急成長する一大マーケットの中核の都市である。

 

 

首都?デリー.jpg

 

首都?デリー1.jpg

 

 

これがー!?


はっきり言って、今までのどの都市よりも汚い。。

 

と言うか、どこもかしこもぶっ壊されてる。

 

 

と言うのも、デリーでは、Commonwealth Gamesと言う
スポーツイベントが10月に開催されるらしく、
それに向けて、インド政府が威信を賭けて、
街のリニューアルに取り組んでいるようなのです。

 

 

なので、そこら中、砂埃が舞い上がって空気がすこぶる悪い!

 

仕方ないから、サングラスとマスクで歩いていたら、
ほとんど客引きも声掛けてこなくなった。

 

まぁ、かなり怪しく見えることは間違いない。
一見、テロリストだ。

 


それにしても、デリーのインド人からはやる気を感じない。

 

宿の親父も、最初500ルピー(1000円)だ、と言われたが、

 

「じゃあ、やめとくわ。」

 

と言ったら、いきなり300ルピーまで下がった。

 

「せっかくだがら、2泊で500ルピーにしてよ。」

 

と言ったら、あっさりOK。

 

駅から徒歩5分。

 

中もキレイで清潔だ。

 


デリーの宿.jpg

 

 

宿に荷物を置いたら、今度は昼飯に、
オクラ丼が美味いと評判の店に行ってみた。

 

しかし、店についても、何故か相手にされない。

 

奥の親父が「今、行くから!」みたいな素振りをするが、
一向にやって来る気配がない。

 

しばらくすると、どこからともなく若者がやってきた。

 

何やら、外に買い物に出かけていたようだ。

 

「オクラ丼二つ」

 

と注文すると、分かった的な素振りを見せるものの、
何故か、奥では何かを炒める音が鳴り響く。

 

 

オクラ丼の厨房.jpg

 

 

オクラ丼って、オクラを炒めるのかぁ、と思いきや、
そいつ自分で何やら喰ってる!

 

客よりも自分の飯の方が先か。。

 

まぁ、ここはインドだ。
何があってもおかしくない、と自分をなだめ、待つこと30分。

 

やっと出てきたオクラ丼は、劇ウマ。

 

 

激うまオクラ丼.jpg

 

 

ふんだんに使われたオクラの上には、目玉焼きがのせられ、
味付けは醤油風味。

 

カレーばかり喰ってたせいか、
醤油味がものすごいさわやか風味に感じられた。

 

やっぱ日本食や。。

 


そんなこんなで、デリー1日目は過ぎて行った。


その晩、何故か23時に部屋をノックする音が。。

 

何やら、部屋のミネラルウォーターを取り替えに来た、とのこと。

 

この時間に?ミネラルウォーターを??

 

怪しすぎる。。

 

当然、無視して、翌朝宿の主にクレーム。

 

「従業員に言っとくわ。」

 

と言っていたが、絶対言ってないだろう。

 

やっぱり、デリーとか首都は危ないのぉ。。

 

と言う訳で、さっさとデリーは離れることにした。

2010.06.04 Friday | 20:44 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

インドの中のインド、バラナシ。

バラナシ。

 

バラナシ1.jpg

 

ガンジス河の畔に位置するその街は、
自分が思い描いていたインドの中のインドだった。

 

張り巡らされた細かい路地には、
人、牛、ヤギ、犬、猿が所狭しと行き来し、
ちょっと気を抜いて歩くと、サンダルはすぐにう○こまみれだ。

 

ヒンドゥー教の教えで牛は神聖なものとして扱われているので、
牛は殺さないし、牛肉も食べない。

 

なので、道を歩いていると、
まるで牛がこの街の主役のようにも見えてしまう。

 

ツアー会社も牛を受け入れているくらいだ。


牛が旅行会社訪問.jpg

 

そんなバラナシでは、毎朝、ガンガーの畔で朝日を拝み、
夕暮れ時は、ガンガーに沐浴する人々を見ながら過ごした。

 

ガンガーの朝日.jpg

 

聖なる河ガンガーは、ヒンドゥー教徒にとっての聖地である。

ガンガーの水で沐浴すれば、すべての罪が浄められ、
この河に遺灰が流されれば、輪廻からの解脱を得ると言う。

 

なので、生活排水はもちろんのこと、遺体までもが流されていく。

 

そんな河には、大腸菌が基準値の300倍いるのと調査もあるが、
人々は、そんなのお構いなしに訪れ、沐浴をする。

 

沐浴.jpg

 

沐浴をしていないインド人に、

 

「沐浴しないのかい?」

 

と聞くと、

 

「いやぁ、あんな汚い河で泳いだら危険だよ。」

 

と言っていた。

 

聞くと、彼は医学部生らしい。

 

やはり多少そういった知識を付けてしまうと、
インド人にとっても、沐浴できたもんじゃないらしい。。

 

そんなことを知るよしもない子どもたちは、
親に問答無用で、河の水をぶっかけられる。


沐浴1.jpg

 

沐浴2.jpg

 

でも、幼い時から大腸菌にならされていれば、
免疫もできて、強い子に育つんだろうな。

 

それにしても、これはバラナシのみならず、インド全体で言えることだが、
この国の人たちは、子供も大人も本当によく挨拶をする。

 

街を歩いていると、そこら中から、

 

「ハロー!」

 

「ナマステー!!」

 

「元気ですかー!?」

 

と、声を掛けられる。

 

もちろん、中には客引き目当てのものも多いが、
それにしても、目をキラキラしながら挨拶されると、
誘拐したくなる(笑)

 


挨拶1.jpg

 

挨拶2.jpg

 

インドの「歩き方」に、
「人に出合わずにインドを旅することはできない」
と、書いてある。まさにその通りだと思う。

 

そして、こんな喩えが続く。


深い森を歩く人がいるとしよう。
その人が、木々のざわめきを、
小鳥の語らいを心楽しく聞き、
周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、
そこで幸福な1日を過ごすだろう。
だがその人が、例えば毒蛇に出合うことばかりおそれ、
歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りにふりまけは、
それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、
まさに恐れていたように毒蛇に噛まれることになる。


確かに。


インド人には気をつけろ、と言われ続けてきたが、
確かに中には悪いインド人もいるかもしれない。
だが、大半がいい人たちばかりだ。

 

もちろん、気を抜いたわけではないが。

 

人への興味度合いが、他国よりも圧倒的に高い気がする。
バスや電車に乗ったら、必ずと言っていい程、声を掛けられる。

 

日本での人間関係に疲れたら、インドに戻ってこよう。
インドには、日本で忘れかけていた「人間くささ」がある。

 

人と人、人と動物、人と自然、
いろんなものが触れ合い、ぶつかり合っているここバラナシで、
そんなことを感じたのでした。

2010.06.02 Wednesday | 14:42 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

バラナシまでの危機一髪の旅路。

(今回は、危機一髪だったので、写真はありません。)

 

ガヤーからバラナシまでは、列車で約4時間。

 

時間を無駄にしたくない僕等は、朝4時半の列車を予約していた。

 

4時半となると、ブッダガヤ―を3時半には出なくてはならない。

 

朝早いので前夜の内に、若者リクシャーに
3時半に迎えに来るよう、交渉を済ませておいた。

 

約束の3時半。
眠い目をこすって宿の前で待機していたが、
3時30分、35分、40分、いくら待てども来ない。

 

あの野郎、寝坊しやがった。

 

確かに寝坊しそうな顔してた。。

 

そんな奴に頼んだのが間違いだった。。。

 

ブッダガヤーは田舎町なので、そんな時間には車一台通らない。

 

ヤバい。


電車に乗り遅れる。

 

悩んでいても仕方ない。
とりあえず、一番メインの通りまで出てみようと歩き始める。

 

すると、とあるホテルの前で、バスが一台待機していた。

 

ホテルに泊まっていた団体を乗せるバスのようで、
まさかとは思ったが、聞いてみた。

 

「あのー、ガヤの駅まで行きませんか?」

 

すると、

 

「ああ、行くぞ!もう出るから、乗れや!」

 

奇跡!

 

やっぱり人間、動きださなきゃ何も始まらないんだな、
なんて感傷に浸る間もなく、バスは出発。

 

それでも、予断は許さない。

 

バスが出たのは3:50で、電車の出発の時間まで40分しかない。

幸い、車がほとんどなかったので、バスは快調に道を飛ばす。

 

いいぞ、いいぞ、行け行けー!

 

行き40分程度掛かった道を、バスは30分で到着した。

 

しかも1人40ルピー。
バスにしては高いが、リクシャーよりは安い。


ダンニャワード(ありがとう)、バスの運ちゃん!

 

駅の総合案内所で、電車の到着ホームを調べる。

 

ちょっとぐらい遅れていることを祈ったが、
むしろ5分早まってる!
しかもホームが一番奥だ。

 

くそぅ、こんな時に限って。

 

早足でホームを目指すが、何故か陸橋が一つ前のホームまでしかない!

 

仕方ないから、隣のホームから線路に降りて、目的のホームへと。
こんなことやったの、学生時代以来だ。

 

既に電車は到着しており、予約した車両を探し、飛び乗った。

 

なんとか間に合った。。

 

と、思ったのも束の間、今度はうちらの寝台に、
既に何故かインド人が寝てる!

 

「おい!ここはうちらの席だろ!」

 

と、寝ているインド人を叩き起こすと、
さすがにインド人もその認識はあったようで、
みんな起きてすごすごとどこかへ行ってくれた。

 

そして、結局電車は10分遅れで、ガヤーの駅を出発。

 

本当にすべてがスレスレだった。

 

でも、スリリングな体験は、いつもおもしろい。

 

アドレナリンの分泌量がハンパない。

 

そして9時頃、列車は無事にバラナシへと到着したのでした。

2010.06.02 Wednesday | 14:33 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

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