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【11】Spain:スペインで見つけたCOOL JAPAN!

New Year's Day in Barcelona!!!

 

ヨーロッパ最後の訪問都市、

バルセロナへやって来ました!

 

 

バルセロナ.jpg

 

 

8月のトマト祭以来のスペイン訪問でしたが、

バルセロナはスペインの中でも別格に美しい。

 

 

1月6日にクリスマスプレゼントの交換をするというスペインは、

いまだに街はクリスマスイルミネーション一色です。

 

 

ランブラス通り.jpg

 

 

しかも、バルセロナには、

街中に芸術的建造物がたくさん。

 

 

コロンブスの塔.jpg

 

 

街中にさりげなくアートが施されてるんです。

 

 

王の広間.jpg

 

 

言わずと知れた、ガウディ未完の最高傑作

『サグラダファミリア』が立ちすくみ、

 

 

サグラダファミリア(昼).jpg

 

 

サグラダファミリア(夜).jpg

 

 

他にもガウディの手掛けた建造物がたくさん。

 

 

ガウディ.jpg

 

 

グエル公園では、

ガウディワールドを堪能することができます。

 

 

グエル公園.jpg

 

 

ガウディの作品には初めて触れましたが、

今まで見たゴシックやバロック様式にない建築で、

ものすごい興味深かった!

 

 

今までまったくなかったはずの僕の芸術心が、

初めて刺激された感じがしました。

 

 

そんなグエル公園で行われていた、

ストリートパフォーマンスも、超レベル高し!

 

 

グエル公園のストリートパフォーマー.jpg

 

 

ヒッピー風の彼らの奏でる音楽に引きこまれ、

思わずCDも即買いしてしまったほどです。

 

 

ランブラス通り沿いのストリートパフォーマンスにも、

今までに見なかったようなパントマイマー達が。

 

 

ロボコップから、

 

 

ストリートパフォーマンス1.jpg

 

 

処刑された男、

 

 

ストリートパフォーマンス2.jpg

 

 

エイリアンに、

 

 

ストリートパフォーマンス3.jpg

 

 

赤ん坊まで。

 

 

ストリートパフォーマンス4.jpg

 

 

まだまだ、もちろんストリートダンサーたちもいて、

ここじゃ紹介しきれないくらいなのですが、

間違いなく、今まで見てきた中で、No1のレベルの高さ!

そのこだわりようがハンパじゃなかったです。

 

 

バルセロナには、他にもダリやピカソの美術館もあり、

芸術心を刺激されまくり。

 

 

まったく興味のなかった僕が、初めて、

芸術・美術・建築に興味を覚えたほどですから、

相当なものです。

 

 

そんなバルセロナで年越しをすることになった僕ら。

 

 

スペインでの年越しと言えば、

これ、、、

 

 

ブドウ@スーパー.jpg

 

 

ぶどうです!

 

 

年越しの鐘の音に合わせて、

12粒のぶどうを食べることができれば、

今年1年幸せに過ごすことができる、

と言うジンクスがあるんです。

 

 

スーパーには、12粒入りのぶどうも売っているほど。

 

 

ブドウ12粒入り.jpg

 

 

早速、スーパーで調達。

 

 

ブドウ調達.jpg

 

 

さらに、イタリアを中心に行われているのが、

赤い下着を着用して、新年を迎えるというジンクス。

 

 

なので、街のファッションテナントは、

赤い下着のディスプレイ一色なんです。

 

 

赤い下着(女性).jpg

 

 

赤い下着(男女).jpg

 

 

下着売り場.jpg

 

 

僕も、自前の赤のボーダーパンツを着用して、

 

 

赤いパンツ装着.jpg

 

 

年越し準備は万端!

 

 

年越しそば、ならぬ、

ラーメンに、生ハムをのせて、

 

 

年越し生ハムらーめん.jpg

 

 

スペイン風年越しらーめんを食し、

 

 

大晦日@チキート.jpg

 

 

日本人宿のみなさんと、街へ繰り出しました。

 

 

カタルーニャ広場へ.jpg

 

 

カタルーニャ広場へ繰り出す.jpg

 

 

バルセロナの中心、

カタルーニャ広場はものすごい人だかり!

 

 

カタルーニャ広場の群衆.jpg

 

 

広場に入るためのセキュリティチェックを受け入場すると、

中はどんちゃん騒ぎです!

 

 

アフロ隊.jpg

 

 

もみくちゃにされながらも、迎えたカウントダウン。

 

 

ぶどうを口へ、、、

 

 

梨紗、ブドウ食す.jpg

 

 

でも、鐘の音と共に、

12粒飲みこむのは無理~!

 

 

浩史、ブドウ食す.jpg

 

 

ただ、なんとか完食してやりました!

 

 

そして、翌朝は、

サグラダファミリアへ初詣へ。

 

 

サグラダファミリアへ参拝.jpg

 

 

いつになく激しい、

日本風のスペインでの年越しでした。

 

 

今年もいい年になりますように。。

 

 

こうして、旅も4分の3が終了。

 

 

いよいよ旅の終盤戦がスタートです。

 

 

今宵、南米ブエノスアイレスへ。

 

 

皆さま、今年も一年、

よろしくお願い致します!

 

2011.01.02 Sunday | 20:46 | comments(2) | trackbacks(0) | by KOJI

スペインの"狂乱的"『トマト祭』Tomatina!!!


祭、大好きな僕。

 

 

わざわざルート変更したのも、このためです。

 

 

そう、世界的クレイジーな祭、
スペインの『トマト祭』です!

 

 

毎年、8月最終週の水曜日に開催されるこの祭は、
その昔、若者がケンカでトマトを投げ合ったことから始まった、
と言われています。

 

 

一時は中止になった時期もあったようでしたが、
ファンからの強い要望により復活。

 

 

この祭のために、バレンシアの郊外、
ブニョールと言う何もない町に、
世界中からバカ者たちが集結するんですから!

 

 

当然、僕らも、そのバカ者たちの一部です。

 

 

バレンシア中のホテルが押さえられると言う話から、
珍しく前もって押さえておいたホテルは、
1時間に2本位しかない地下鉄「Santa Rita」駅界隈。

 

 

4つ星ホテルにしては安い訳は、そういうことでした。

 

 

前夜祭も開催されると言うことで、
宿代は目をつむって、前夜入りすることに。

 

 

ブニョールは「Valencia-Sant Isidre」と言う駅から45分程。

 

 

Valensia-Sant Isidre駅.jpg

 

 

行きの電車内は、終電にも関わらず、お祭り騒ぎです。

 

 

Bunol行き電車内.jpg

 

 

ブニョールの町も、深夜0時近いと言うのに大盛り上がり。

 

 

Bunolトマト祭前夜.jpg

 

 

そこら中のバールや民家もが、
路上に机と椅子を出して酒盛り大会です。

 

 

僕らも、そこでインドのマザーハウスで一緒だった
Rinaちゃんとかと偶然の合流を果たしたりしながら、
テンション上げてきました。

 

 

トマト祭前夜祭1.jpg

 

 

でも、途中からだんだん疲れてきて、とりあえず路上で仮眠。

もう歳ですな‥。オールはできません。

 

 

トマト祭前夜の野宿.jpg

 

 

これがまた、寒いったらありゃしない!
昼間は40℃近い気温が、夜は冷え込むんです。

 

 

トマトに備えて、手ぶらで来ていた僕らは、
凍え死にそうでした。

 

 

明け方、寒すぎて5時頃起床。

 

 

闘いに向けて、会場を視察です。

 

 

すると、昨夜まで盛り上がっていた路上が何事もなかったかのように、
机椅子が撤収され、代わりに最恐都市ヨハネスでも見なかったような、
重々しいバリケードが張られています。

 

 

トマト祭に備えて‥.jpg

 

 

どんなに激しい祭なのかと。。

 

 

途中、イッテQの宮川大輔にも出会いました!

 

 

イッテQ宮川もトマト祭に!.jpg

 

 

まだトマティーナは収録されてなかったんですねぇ。

 

 

それ自体が意外。

 

 

朝組などが次々と到着し、
メイン通りはみるみる内に群衆で埋め尽くされます。

 

 

人で埋め尽くされた会場.jpg

 

 

マックスボルテージの群衆は、地元のおじさんをも転がします。

 

 

転がされるおじさん.jpg

 

 

朝9:00、トマト祭前の恒例イベント『生ハム獲り』がスタート!

 

 

 

生ハム取り1.jpg

 

 

生ハム獲りとは、
石鹸でヌルヌルにされた棒の上に吊るされた生ハムを獲る行事で、
それを誰かが獲得した時が、トマト投げスタートの合図なんです。

 

 

でも、これが石鹸がヌルッヌルに塗られているため、
誰も獲れやしない。

 

 

一人、頂上まで辿り着いた奴がいたのですが、
何故か生ハムタッチするだけで降りてきてたし‥。

 

 

下の方じゃ、本気でケンカ状態です。

 

 

生ハム取り2.jpg

 

 

そうこうしている内に、開始の11時に。

 

 

開始の合図と共に放水!.jpg

 

 

銃声と同時に、強力ホースから水が噴射!

 

 

水かけ祭の様相.jpg

 

 

タイの水かけ祭さながらでしたが、
ギュウギュウ詰めの分、
まるで強制収容所に入れられる前に洗われてるよう。

 

 

しばらくすると、このすし詰め状態の通りに、
トマトをふんだんに積んだトラックが入ってきます。

 

 

トマトトラック到着!.jpg

 

 

そして、大量のトマトを投下!

 


トラック上からも、思いっきりトマトを投げつけられます。

 

 

トラックから大量のトマトが....jpg

 

 

ギュウギュウで身動きも取れず、
顔面にトマト、トマトの嵐で痛いったらありゃしない!

 

 

僕も、偶然はじけずにキャッチできたトマトで応酬するも、

 

 

トマトGET!.jpg

 

 

トラックに当たってしまい、不発。。

 

 

ふと下を見ると、いつの間にかくるぶしまでトマトの洪水が。

 

 

 

トマト祭足元.jpg

 

 

この先は、もはや訳が分からない状態。

 

 

口の中がトマトの酸味でいっぱいになりながら、

固形トマトを見つけては投げるの繰り返し。

 

 

そこは、もはや戦場でした。

 

 

文章では説明できないので、写真でお楽しみください。

 

 

トマト祭1.jpg

 

 

トマト祭2.jpg

 

 

トマト祭3.jpg

 

 

トマトまみれ2.jpg

 

 

トマトまみれ1.jpg

 

 

そして、正午。

 

 

戦争終了の銃声が撃たれ、1時間の闘いは終了。

 

 

まるで流血したかのように赤く染まりあがった人々の姿が、

その壮絶さを物語ります。

 

 

トマト祭4.jpg

 

 

トマト祭5.jpg

 

 

トマト祭6.jpg

 

 

トマトの下に集結し、共に闘い合った友情を確かめ合うかのように‥。

 

 

しかし、1時間がこんなに長いものとは。。

 

 

もはや、楽しいを通りこして、激しい、壮絶。

 

 

戦場とはまさにこんな状態なんだろうな、と思えるほど。

 

 

ケガもなく終われたことが、奇跡のようでした。

 

 

その後、会場はすぐさま清掃が入り、
2~3時間後には、何事もなかったようになります。

 

 

跡形もなくキレイに‥.jpg

 

 

帰路は、もはや抜け殻状態。

 

 

プールの授業の後のような気だるさを感じながら、
平和を取り戻したブニョールの町を後にしました。


 

Bunolの街並み.jpg

 

 

はっきり言って、人生で1回でいいです。。

2010.08.27 Friday | 04:55 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

『情熱の国、スペイン』

『情熱の国、スペイン』

 

 

その揶揄は、本当でした。

 

 

見るもの全てに、溢れんばかりのpassionを感じます。

 

 

まずは、フラメンコ。

 

 

スペイン発祥とされるこのエンターテイメント、

とにかく演技者がマジ。

 

 

フラメンコ2.jpg

 

 

フラメンコ1.jpg

 

 

歌、ギター奏者なども、演技者をヒシッと睨みつけながら、

ものすごい熱唱、熱演を繰り広げるんです。

 

 

当然、笑いなし、笑顔もなし。

 

 

演技者のほとばしる汗と、漲る情熱からは、

鳥肌の立つものがありました。

 

 

続いて、闘牛。

 

 

2000年以降、動物愛護団体から痛烈な批判を受け、

縮小傾向をたどるこの競技。

 

 

一体、どんなもんかと、この目で確かめに行って来ました。

 

 

闘牛場.jpg

 

 

こんな立派な外観。

 

 

ロンドンも素敵な建物が多かったですが、

スペインもまた味のある建物だらけです。

 

 

中は、こんなコロッセオのような形になっています。

 

 

コロッセオ.jpg

 

 

日曜19:00、開幕の音楽が奏でられます。

 

 

この時には、この後、

これからこんな残酷なショーが始まるとは露知らず。。

 

 

まずは、登場する牛の体重が会場に知らされ、

 

 

牛の体重.jpg

 

 

たいてい、500㎏超の牛が、コロッセオに入場してきます。

 

 

そんな牛を、まずは闘牛士が寄ってたかって煽り、

場内を走り回らせます。

 

 

牛の登場.jpg

 

 

疲れてきたところで、ピカドールと呼ばれる、

馬に乗った槍隊が登場します。

 

 

そんな彼らの仕事は、牛の頭を下げさせるために、

首の後ろにあるこぶを刺すこと。

 

 

突進してくる牛に向かって、一刺しです。

 

 

ピカドール1.jpg

 

 

ピカドール2.jpg

 

 

本当に槍で刺すんです。。

 

 

ちなみにピカドールは、あのピカソが

「画家になっていなかったら、ピカドールになりたかった。」

と憧れていたくらいの役回りです。

 

 

続いて、登場するのが、バンデリジェロス。

彼らの仕事は、飾りの付いた銛を牛に刺すこと。

 

 

。「チョウのように舞い、ハチのように刺す」

 

 

という言葉は、まさにこのバリデリジェロスのためにあるような言葉。

 

 

バンデリジェロス1.jpg

 

バンデリジェロス2.jpg

 

 

この銛刺しが3回も続くんだから、きつい。。

 

 

既にこの時には、牛も流血ドクドク状態です。

 

 

そして、そんな牛が弱まったところで、

いよいよマタドール(正闘牛士)の登場。

 

 

赤マントを振り回し、牛を華麗に操ります。

 

 

マタドール1.jpg

 

 

マタドール2.jpg

 

 

ちなみに、実は牛は色盲なので、

決してマントの赤に反応しているわけではありません。

 

 

揺れるものに反応しているだけのようです。

 

 

そして、最後はマタドールが、牛の心臓を一突き。

 

 

最後の一刺し1.jpg

 

 

最後の一刺し2.jpg

 

 

これを一突きで決められるかどうかが、闘牛の最大の見どころのようで、

一突きで決められた場合は、それだけで、その牛の耳をもらえることも。

 

 

逆に、2回しくじったら、

途中どんなに素晴らしくても、牛の耳はもらえないようです。

 

 

牛の耳とは、毎年集計される闘牛士のランキングの基になる指標で、

いわば闘牛士にとっての勲章のようなもの。

 

 

牛の死後、観客席全体が白いハンカチに包まれた場合は、

これは感動的な闘牛だったため、

観客が闘牛士に牛の耳を与えることを望んでいるサインと言うことらしいです。

 

 

僕らが見た5戦の中でも、1戦だけそんな試合がありました。

 

 

観客の白い布.jpg

 

 

こうして、死に絶えた牛は、そそくさと馬に引きずられ、

会場を後にするんです。。

 

 

運ばれる死んだ牛.jpg

 

 

正直、ここまで本気とは思いませんでした。

 

 

はっきり言って、残酷。。

 

 

ただ、見ているうちに、それが芸術に見えてきたのは、

僕だけじゃないはず。

 

 

お互い命がけで戦う牛と闘牛士の間には、

中途半端にやり合うよりも、

徹底的にやり合うことが是とされる気が、

見ていてもするんです。

 

 

『情熱の国、スペイン』

と呼ばれる所以は、

「本気度」にあり。

 

 

WC優勝国の強さの源泉を、

思い知った気がしました。

 

 

そして、そんな国の祭ですから、

もちろん本気です。

 

 

次回は、世界一クレイジーな祭、

『トマト祭』についてのレポートです!

 

 

続く。。

 

2010.08.26 Thursday | 04:07 | comments(6) | trackbacks(0) | by KOJI

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