【37】Brasil:ブラジルで見つけたCOOL JAPAN!
2011.03.29
旅路の途中、
示し合わせたわけでもなく、
同じ旅人と何度か再会することがあります。
この広い地球において、
1度出会うだけでも偶然なのに、
2度、3度と再会を果たすなんて、奇跡です。
(ちなみに、この旅の最高再会記録は7回)
そんな偶然の出会いをイスラエルで、
再会をトルコで果たした友人と、
ここリオで3度再会することができました。
ブラジル人のホドリゴです。
通訳の仕事をしながら、
世界を旅し続けていた彼。
いつも昼間は仕事モードで、
夜になると旅人モードに変わるという、
夜行性旅人の一面を持った男でした。
そんなホドリゴが、
カーニバル前に母国に戻ったと。
そして、彼の友人宅で催されていた
BBQパーティーに招待してくれたのです。
味付けがしっかりして美味のブラジリアンBBQを囲って、
結局、総計20名のBig Partyに!
このパーティーで、
ブラジルのノリの激しさを
さらに、思い知らされることになります。
誰かがギターを引きだして、
みんなで熱唱。
もう、そこに、
上手い下手は関係ないんです。
とにかく、歌った者勝ち。
みんなで歌えば、
自然と笑顔に。
こんな風に歌って気持ちよくなったと思いきや、
今度はダンスタイム。
ブラジル人女性の腰の動きは、
ハンパじゃありません。
日本の曲もかけてくれ、ってことで、
『Choo Choo Train』かけたら、大フィーバー!
こうして、汗だくになるまで
ダンスを踊りまくりました。
最後は、リオの中心街『ラパ』へと繰り出し、
現地のクレイジーなノリにもみくちゃにされながらも、
みんなで飲み語り明かしました。
ブラジル人の面子も、
通訳から、コカコーラ、広告マン、アイスクリーム屋、学生まで、
様々でしたが、こうしてすぐに仲良くなれるのも、
ブラジルのノリあってこそ。
中でも、この旅で3度再会したホドリゴ(写真左下)とは、
なんとなく生涯続きそうな予感がします。
北に行くか南に行くか、
はたまた、東に行くか、西に行くか、
それぞれが気ままに進んでいく旅の道中で、
出会うだけでも奇跡なのに、
3度も再会を果たした仲なので。
この旅での何よりの贈り物は、
世界中に散らばる友人ができたことでしょう。
これだから旅はやめられません。
旅がもたらす奇跡に感謝です。
2011.03.29 Tuesday | 18:02 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI
2011.03.23
カーニバル期間前夜の子供のパレードで、
腹八分目気味の僕らでしたが、
そんなんでリオが許してくれるわけはありません。
ここから、ブラジルの、リオの、
本当に激しいノリを魅せつけられることになります。
前述の通り、
カーニバル期間の4日間中、
A級グループが出場するのが2日目と3日目。
ここまで来たらA級のものが見たくなってしまった僕らは、
チケットも何も手配せずに乗り込んだものの、
事前に購入するよりも安く、現地でチケットを手配できました。
セクター11で350レアル(約17500円)。
ダフ屋からなら、もっと安く手にすることもできたようですが、
ニセモノを握らされることもあるようなので、
僕らは、現地の露店で、安全をお金で買いました。
セクターは3→5→7→9と行くにつれ高くなりますが、
セクター11は、3とほぼ同料金で、穴場スポットです。
(それ以外はオススメできません)
しかも、セクター9と11の間で、
鼓笛隊が待機してプレーするため、
臨場感溢れるパレードを観ることができます。
さて、そんな2日目のカーニバルに向けて、
初日は、街中のパレードを見に行くことにしました。
目指すは、「Rio Branco大通り」。
この通り、歩行者天国と化してます。
何故か、みんなコスプレしてるんです。
男も当然の如く。
まるでハロウィーンのようです。
そして、何故か、
女装した男性も多く見掛けます。
流行ってるみたいですね。
街中のカーニバルのいいところは、
裏へ回れば、 準備中のパレード参加者を見れること。
サンバガールたちとも、
この通り、間近で写真撮れます。
そして、やっぱりいた、
おかまのサンバガール。
ってか、街中のカーニバルでは、
おかまのサンバガールばっかでした。
シンデレラも、おかまがやるとこの通り↓
せめて笑えーw
もちろん、中にはまともな子たちもいます。
子供たちもかわいいっす。
こうして子供から大人、おかままで、
街中のカーニバルは何でもありです。
カーニバル期間中の現地のノリを直に感じるには、
街中のパレードへ繰り出すべきですね。
そして、迎えた2日目。
いよいよA級チームが出場する、
本戦会場「サンバドローム」へ!
会場は超満員です!
21時開始でしたが、3時間前に会場入りし、
バッチリ最前列付近に陣取りました。
そして、ついにカーニバルが開幕!
80分と言う制限時間の中、
各グループ約4000人によるパレードがスタートです!!
約5億円とも言われる各グループ毎の総費用は、
ブラジル各地で催されるカーニバルの中でも圧倒的。
それぞれの衣装も、
街中のものとは比べ物にならないほど華やかです。
そして、カーニバルの華である、
サンバガールたち。
この人、裸か!?
それぞれ300万円はするらしいです。
是非とも、日本人としては小林幸子にも出て欲しいところ。
サンバガールも花型ですが、
山車の上はさらに神々しい!
スーパーモデルから、
天女まで。
華麗なる美女たちも、
お尻ぷりぷりです。
仕舞いには、前丸出しの女性まで~!
さすがはブラジルだ。。
あのロナウジーニョも、
カーニバル参加してました。
あるチームのスポンサーを務めてるんだとか。
さすが、スーパースターは違う。
圧巻だったのは、
去年の優勝チームのパフォーマンス!
「映画」をテーマにしていたであろう、そのパフォーマンスは、
首のもげる死神から始まって、
日本の合戦のイメージや↓
「アバター」↓
「ジョーズ」の喰われるシーン↓
「インディ・ジョーンズ」の世界まで↓
とにかく一つ一つのパフォーマンス力が、
ハンパじゃない!
最後の清掃員まで、
ホウキを使ったサンバを披露してました。
時間も見事に80分ジャストで終了!
(※オーバーすると減点対象とか)
見事なパフォーマンスに、
観客総立ちでスタンディングオベーションでした!
素人目から見ても、「お見事」の一言でした。
ただ、このチームでも、
今年は2位だったようで。
今年の優勝は、
3日目の最後の最後に出場したチームのようです。
それでも、彼らは、
明らかに観客の心を魅了していました。
こうして、2日目6チームの演技が
すべて終わったのは、明け方6時過ぎ。
一緒に観戦したみんなはほとんどグロッキー状態でしたw
この期間、全てを見ようとしたら、
かなりの体力を要しますね。
それでも、一見の価値あり!
ただ、同時に、
日本の三社祭やよさこいも、
全く引けを取らないと思うのでした。
打ち出し方次第では、
日本の祭も世界的イベントに仕立てられるのではと。
銀座の中央通りで、
よさこいの全国大会とかやればいいのにな~。
絶対に、世界五大祭りには入ると思います。
2011.03.23 Wednesday | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
2011.03.21
続く余震、原発の後遺症、
それに対峙する自衛隊、消防隊、東電職員、
9日ぶりに救出された孫と祖母、など、、、
地震後、明らかになる様々なニュースに、
未だ一喜一憂する日々が続いております。
今は既にジャマイカにおりますが、
ここジャマイカでも日本の震災のニュースが知れ渡っており、
チャリティライブや有名アーティストによるメッセージなど、
多数の日本への声援をもらってます。
『Everything is gonna be all right.』
そうボブ・マーリーの「No Woman No Cry」の歌詞にもありますが、
震災で被災した方々のためにも、
残された人々は、経済活動を止めてはならないし、
復興のためのアクションも起こさなければならないと思うため、
今回から通常の旅ブログに戻していきたいと思います。
さて、、、
時は戻って、ブラジルはリオ・デ・ジャネイロ。
2014サッカーW杯、2016オリンピック夏季大会と、
立て続けに世界的スポーツイベントの開催地として選ばれたこの地は、
今、好景気で沸いてます。
その物価の高さと言ったら、アルゼンチンを押さえ南米一。(肌感)
特に、このカーニバル期間中は、宿も超高騰してるんです。
こんなヨーロッパによくありそうなホステルの、
8人部屋のドミトリーでも、
なんと、1泊7500円!
普段は1500円っすよ。。
どんな、たいそうなベッドを用意してくれるのか、って思ったら、
本当にただのベッドですからー!
高騰しすぎです。。
と言うわけで、
カーニバル開始の2日前に会場入りした僕らは、
高騰する前に宿をチェックアウトして、
新たな安宿を探しました。
すると、探せばあるもんです。
カーニバル会場からMetroで5駅の「Gloria」駅周辺には、
安宿を3件も見付けることができました。
その内、一つは、
Hospedagem Benjamin Constant Ltda.
住所: Rua Benjamin Constant, 10
Gloria駅を出て、 Bemjamin Constant通りを入った
すぐ右側に"H"の看板が出ている所です。
もう一つは、我々が泊まった宿↓
Hospedagem Gloria
住所: Rua do Catete, 34
同じくGloria駅を出て、Catete通りを、
南へ150mくらい進んだ右手。
24時間のInternetやさんが併設されていて、
看板が出ているので分かると思います↓
両者ともに、
一人60レアル(約3000円、それでも高めですが‥)で、
下のような個室に宿泊可能です!
そんな我々の宿の横にも、
男性のみ宿泊可能の宿があって、
そこであれば一人16レアル(約800円)でした。
男性のみというのが、怪しすぎますが‥。
そんな訳で、拠点を構えたら、
早速、リオのカーニバルの会場を視察に行ってきました。
カーニバル期間中(今年は3月5日~8日)の4日間、
街中の至る所でパレードが催されるのですが、
A級グループのものは、メイン会場のみで開催。
それも、4日間の期間中、
初日と最終日はB級グループのもので、
A級グループは2日目と3日目のみです。
メインとなる会場は、地下鉄「Central」駅から20分程歩いた、
このサンバドロームと呼ばれるところ。
長さ700m、観客収容人数9万人と言うから、
さすがは世界のリオのカーニバルです。
ここにカーニバル期間の前日に訪れたのですが、
すると、何やら子供のカーニバルが開催されるとのこと。
しかも、無料で入れると言うので、
せっかくなので行ってみました!
これが、またハンパなくかわいかったんです。
子どもと言っても、
高校生くらいまで含まれるサンバチーム。
観客も、
出場している子の家族だったりして、
この通りの熱狂ぶりです。
ってか、
無料で入れる分、現地の人たちが多くて、
会場では本戦よりもリアルな
ブラジルの雰囲気を味わえる気がします。
サンバガールも、
この歳ですっかり為りきり↓
すごかったのが、このチーム↓
華麗な衣装を身に纏い、
颯爽と現れたと思ったら、
突如として、脱ぎだし、
激しいサンバを披露!
いやぁ、子どものカーニバルでも、
激しいったらありゃしませんな。
お金を払っても行く価値ありぐらいの見応えです!
そんなカーニバルへ、
偶然にも一緒に行くことになったお二人↓
なんと、右下の女性は、
ゆかちゃんと言って従姉妹。
そう、従姉妹も自分と同じく、
旦那と一緒に世界一周の旅路の途中だったんです!
しかも、旦那の名前も「こーじ」って、
一緒!!
そんな2人と、
偶然にもここリオで出会えることになりまして。
「こーじ」って名前の旦那には、
ろくな奴がいないなぁ、
なんて話をしながら、楽しい時間は過ぎていきました。
親族にもう一組、
世界一周中の夫婦がいただなんて‥。
これも遺伝なんですかねぇ。
そして、カーニバルは、
本期間中へ。
つづく。
2011.03.21 Monday | 02:21 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
2011.03.10
いよいよ南米最後の国、
ブラジルへやって来ました!
イキトスからリマ経由、サンパウロへ飛び、
バスでその日のうちに、一気にリオ・デ・ジャネイロへ。
もうこんな激しい移動にも慣れました。
リオでの目的は、何と言っても、
リオのカーニバルです!
と、その前に‥
せっかく、南米に来たんだから、
本場で強豪ブラジルのサッカーを観てみたい!
ってことで、
カーニバル前に行っちゃいました。
ブラジルの州ごとの王者を決する地域リーグ
Campeonato Cariocaの州リーグへ!
リオには、
フラメンゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ、フルミネンセ、ボタフォゴ
の名門4チームが存在するんですが、
今回、観戦してきたのは古豪『BOTAFOGO』戦!
対するは『VOLTAREDONDA』と格下のチームですが、
南米サッカーの雰囲気だけでも味わいたく。
ボタフォゴは、名門フラメンゴと同じく
世界最大のサッカースタジアムのマラカナン・スタジアムを
ホームとするチームなのですが、
現在、2014ワールドカップに向けて改装工事中。
と言うわけで、車で30分ほど行った
Engenhao(エンジェニオ)スタジアムへ行って参りました。
ボタフォゴのチームロゴは、
なんかナチスみたいですね。
が、スタジアムに入ると、
ホームゲームにも関わらず、
観客席はスカスカ。。
それもそのはず。
この日は、カーニバルの初日ですから。
来ている観客も、
気持ちは既にカーニバルのようです↓
そんなスカスカの観客席でも、
試合前にはサンバ踊って、盛り上がってます。
でも、なんとか、開始前には、
正面席はこの通りいっぱいに↓
こんな歳から、本物のサッカー観て育つわけだから、
そりゃ目も肥えてくるわけです。
そして、試合開始!
前半開始4分、
いきなりボタフォゴの選手が倒され、
PKを獲得。
きっちり決めて、
BOTAFOGO先制です!
この後、さらにBOTAFOGOが得点し、
BOTAFOGOの圧勝かと思いきや、
VOLTAREDONDAも返して、
前半終了時点で2対2のまさかの接戦へ。
後半も、得点の勢いは止まらず、
開始2分でいきなりBOTAFOGO得点。
さらにもう1点、追加得点を決め、
これで試合は決しました。
終わってみれば4対2の乱打戦。
激しい試合でした。
何がスゴかったって、
スキあらば必ず得点を決める
南米サッカーの決定力の高さも然ることながら、
サポーターのシビアさ!
いいプレーをした時は、
みんなスタンディングで拍手で褒め称え、
プレーが悪かった時には、
味方であろうが、容赦なく野次を飛ばすんです。
もちろん、相手チームのラフプレイに対しては、
ハンパじゃありません。
これが選手一人一人のプレーに
緊張感を走らせるんでしょう。
一つ一つのプレーに、
全霊をかけている感じがしました。
これは、前にイタリアで見た、
セリエAでも同様のことが言えた気がします。
負けたけどよくやった、
なんて言うのは通用しません。
日本のサポーターも、
これぐらい見習ってもいいと思いました。
これがチームを強くしていく秘訣の一つではないかと。
いやぁ、いいもん見させてもらいました!
そして、世界一ハイテンションな祭、
リオのカーニバルへ。
つづく。。
2011.03.10 Thursday | 04:18 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
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