2011.10.17
無事に帰国して半年経った今、思うこと。
世界一周の旅から帰国して、半年が経ちました。
この間、被災地ボランティア、パリのJapan EXPO、
無印良品さんとの九州ラウンドと、
相変わらず落ち着かない日々を過ごしております。
そんな中、何人かの旅人の、旅先での死を耳にしました。
その中には、
同時期に世界一周をしていた夫婦も含まれていました。
面識こそないものの、
正直、他人事と感じることができませんでした。
僕らがなんの大きな病気やトラブルもなく帰国できたのも、
本当に幸運なことだったように思います。
今年は、震災もありましたが、
人はいつ何処に居ようとも、死のリスクにさらされていることを、
痛感させられました。
死はいつかは訪れるものですが、
同時に、避けられる死は避けるべきだと。
身内や周りを悲しませるような事態は、
極力、招いてはいけないと思います。
そのためにも、これから旅に出られる方、
すでに旅に出ている方々には、
くれぐれも注意して頂きたい。
バックパッカーのようなスタイルの旅では、
毎日の過ごし方も、行き先もすべてが自由。
その分、すべてが自己責任です。
なので、
①万が一の事態に備え、保険に入る
②旅先の情報収集を怠らない
③決して無理をしない
を、肝に銘じて頂ければと思います。
①の保険については、
長期の旅人のあいだでは入っていない人が多いのも事実。
ただ、これから旅立たれる方には、
多少、高くても加入されることを強くオススメします。
未知なる国々では、
今までに出遭ったことのないようなリスクに曝されます。
病気、怪我、スリ、強盗、テロ、天災、等など、
正直、何があるか分かりません。
現に、旅先で病に倒れたり、スリ・強盗にあった旅人を
数多く見てきました。
保険に加入していれば、
病院によってはキャッシュレスで治療を受けられますし、
盗難にあっても、時価総額分、取り戻せます。
自分たちに対する保険になることはもちろん、
身内に対する保険という認識も忘れてはいけません。
怪我や病気で動けなくなって、
身内に迎えに来てもらわなくてはならない場合、
「救援者費用」を付けておけば、負担してもらえます。
万が一のことがあった時に備え、
葬式代くらいの死亡保険をかけておくことも、
身内に対する最低限の礼儀だと思うんです。
当然、そういった事態に巻き込まれないために、
②旅先の情報収集を怠らないこと。
その国、そのエリアに入る前に、
のチェックは当然のこと、
他の旅人のブログ、宿に置いてある情報ノート等の
情報も参考にすべきです。
その時点で、リスクが高いと感じたら、
③の無理をしないことも、旅人として必要な判断です。
危険地帯で拉致でもされた日には、
国家単位で迷惑をかけることになりますから。
それでも何かに感染したり、巻き込まれてしまった場合は、
病院、警察、大使館など、然るべき所管へ行き、
早急に対処してもらいましょう。
旅人は、海外ではサラリーマンでもフリーターでもなく、
一人の日本代表として見られるわけで。
一人の旅人が事件を起こすだけで、
他の日本人がその国に入りにくくなったり、
旅に出る日本人が少なくなったりすることを忘れてはいけません。
武勇伝は、あえて創りにいくものじゃないです。
どれも当たり前のことですが、
これだけ世界一周がブームになりつつある中、
あえて書き上げさせて頂きました。
偉そうにすみません。。
一人でも多くの旅人が、
素晴らしい体験を踏めますように。
そして、是が非でも、
無事の帰国を!
2011.10.17 Monday | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://cool-boom.jp/mt/mt-tb.cgi/5618
Copyright © 2010 COOL JAPAN & BOOM JAPAN ALL Right Reserved
コメントする