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モンサンミッシェルからの、ヴェルサイユ宮殿。

 

ドイツでのイベントの荷物到着までの間、

ヨーロッパ最後の訪問国フランスへやって来ました!

 

 

気が付けば33ヶ国目。

 

 

今年、本当によく動いたなぁ。

 

 

相変わらず、

1000年に1度と言われる大寒波の影響で、極寒の中でしたが、

バッパーとしては、引きこもる訳にもいかず、

精力的に動いて回りました。

 

 

まずは、フランスと言えばのモンサンミッシェル!

 

 

モンサンミッシェル.jpg

 

 

かつて『修道院』として建てられたこの建造物は、

時に『要塞』として、時に『監獄』として、

歴史の過程に応じて役割を変化させながら存在しておりました。

 

 

今も、変わらぬ姿でそびえ立つその建造物は

時間帯によって、見せる顔つきを変えます。

 

 

夕暮れ後↓

 

 

モンサンミッシェル夜景.jpg

 

 

朝靄時↓

 

 

モンサンミッシェル朝靄.jpg

 

 

そして、界隈の夕焼け時の空↓

 

 

モンサンミッシェルの夕焼け.jpg

 

 

歴史的建造物を見ても、

不感症なのか、何も感じにくくなっていたのですが、

ここのこの景色には、思わず立ちすくんでいました。

 

 

かつて、この界隈は、

ヨーロッパの中でも最も潮の満ち引きのある場所として知られ、

満潮時と干潮時の差は、なんと15mも高低差があったんだとか。

 

 

満潮時は海に浮かぶ島となり、

干潮時には、自然に現れる陸橋で陸と繋がっていたよう。

 

 

最も潮が満ちるのが、満月と新月の1日後のようで、

引き潮で沖合18kmまで引いていた潮が、

猛烈なスピードで押し寄せてきたようです。

 

 

何人もの人が、その潮に飲み込まれて死んだんだとか。

 

 

なので、かつては、

 

 

「モンサンミッシェルに行くなら、遺書を置いて行け。」

 

 

と言われていたほどです。

 

 

しかし、陸続きの道路の建設によって、島の周囲は急速な陸地化が続き、

今では海の中に浮かぶ島の姿は、ほとんど見られなくなってしまいました。

 

 

我々が訪れた日も満月のタイミングでしたが、

潮が満ちることはありませんでした。

 

 

ただ、今でもその姿は一見の価値ありです。

 

 

続いて、パリ近郊に位置する、ヴェルサイユ宮殿!

 

 

ベルサイユ宮殿.jpg

 

 

雪が降りしきる中訪れたため、

外観はどんよりでしたが、中は圧巻。

 

 

ベルサイユ宮殿内1.jpg

 

 

かつて、ルイ14世が建てた、

フランスの絶対王政の象徴である建造物です。

 

 

ルイ14世.jpg

 

 

豪華な執務室。

 

 

ベルサイユ宮殿内2.jpg

 

 

悲劇の王妃マリーアントワネットの寝室もあります。

 

 

マリーアントワネットの寝室.jpg

 

 

かつて使われていたテーブルセットも。

 

 

ベルサイユ宮殿内4.jpg

 

 

今日広まっている洋食のテーブルマナーは、

このフランス王政の貴族たちによる晩餐時のものが、

フランス料理と共に、世界中に広まったようです。

 

 

宮殿内では、フランスの歴史についての絵画も

見ることができます。

 

 

ベルサイユ宮殿内3.jpg

 

 

かつての権力者って言うのは、

世界中どこでも、こうした立派な建造物で、

地位や名声をアピールするもんですね。

 

 

その辺りの感覚、今の時代とは大きく違う気がします。

 

 

今の権力者は何で力を表すんでしょうね?

 

 

夜のクラブでいばったりとか(笑)

 

 

ただ、驕れる者も久しからず。

 

 

フランスは、その後、

こうしたヴェルサイユ宮殿の歳出などが財政を圧迫し、

ルイ16世時にフランス革命によって王政が崩壊。

 

 

マリーアントワネットもギロチン刑に処せられます。

 

 

そして、時代は勇将ナポレオンの帝政へと。

 

 

過度の権力誇示は、やはり淘汰されてゆくものです。

 

 

やっぱり何事もバランスが大切。

 

 

ヴェルサイユ宮殿を見て、

そんなことを感じたのでした。

 

 

そして、フランスの旅は、

クリスマスで盛り上がるパリへと。

 

 

つづく。。

 

2010.12.26 Sunday | 09:39 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

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