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スペインの"狂乱的"『トマト祭』Tomatina!!!


祭、大好きな僕。

 

 

わざわざルート変更したのも、このためです。

 

 

そう、世界的クレイジーな祭、
スペインの『トマト祭』です!

 

 

毎年、8月最終週の水曜日に開催されるこの祭は、
その昔、若者がケンカでトマトを投げ合ったことから始まった、
と言われています。

 

 

一時は中止になった時期もあったようでしたが、
ファンからの強い要望により復活。

 

 

この祭のために、バレンシアの郊外、
ブニョールと言う何もない町に、
世界中からバカ者たちが集結するんですから!

 

 

当然、僕らも、そのバカ者たちの一部です。

 

 

バレンシア中のホテルが押さえられると言う話から、
珍しく前もって押さえておいたホテルは、
1時間に2本位しかない地下鉄「Santa Rita」駅界隈。

 

 

4つ星ホテルにしては安い訳は、そういうことでした。

 

 

前夜祭も開催されると言うことで、
宿代は目をつむって、前夜入りすることに。

 

 

ブニョールは「Valencia-Sant Isidre」と言う駅から45分程。

 

 

Valensia-Sant Isidre駅.jpg

 

 

行きの電車内は、終電にも関わらず、お祭り騒ぎです。

 

 

Bunol行き電車内.jpg

 

 

ブニョールの町も、深夜0時近いと言うのに大盛り上がり。

 

 

Bunolトマト祭前夜.jpg

 

 

そこら中のバールや民家もが、
路上に机と椅子を出して酒盛り大会です。

 

 

僕らも、そこでインドのマザーハウスで一緒だった
Rinaちゃんとかと偶然の合流を果たしたりしながら、
テンション上げてきました。

 

 

トマト祭前夜祭1.jpg

 

 

でも、途中からだんだん疲れてきて、とりあえず路上で仮眠。

もう歳ですな‥。オールはできません。

 

 

トマト祭前夜の野宿.jpg

 

 

これがまた、寒いったらありゃしない!
昼間は40℃近い気温が、夜は冷え込むんです。

 

 

トマトに備えて、手ぶらで来ていた僕らは、
凍え死にそうでした。

 

 

明け方、寒すぎて5時頃起床。

 

 

闘いに向けて、会場を視察です。

 

 

すると、昨夜まで盛り上がっていた路上が何事もなかったかのように、
机椅子が撤収され、代わりに最恐都市ヨハネスでも見なかったような、
重々しいバリケードが張られています。

 

 

トマト祭に備えて‥.jpg

 

 

どんなに激しい祭なのかと。。

 

 

途中、イッテQの宮川大輔にも出会いました!

 

 

イッテQ宮川もトマト祭に!.jpg

 

 

まだトマティーナは収録されてなかったんですねぇ。

 

 

それ自体が意外。

 

 

朝組などが次々と到着し、
メイン通りはみるみる内に群衆で埋め尽くされます。

 

 

人で埋め尽くされた会場.jpg

 

 

マックスボルテージの群衆は、地元のおじさんをも転がします。

 

 

転がされるおじさん.jpg

 

 

朝9:00、トマト祭前の恒例イベント『生ハム獲り』がスタート!

 

 

 

生ハム取り1.jpg

 

 

生ハム獲りとは、
石鹸でヌルヌルにされた棒の上に吊るされた生ハムを獲る行事で、
それを誰かが獲得した時が、トマト投げスタートの合図なんです。

 

 

でも、これが石鹸がヌルッヌルに塗られているため、
誰も獲れやしない。

 

 

一人、頂上まで辿り着いた奴がいたのですが、
何故か生ハムタッチするだけで降りてきてたし‥。

 

 

下の方じゃ、本気でケンカ状態です。

 

 

生ハム取り2.jpg

 

 

そうこうしている内に、開始の11時に。

 

 

開始の合図と共に放水!.jpg

 

 

銃声と同時に、強力ホースから水が噴射!

 

 

水かけ祭の様相.jpg

 

 

タイの水かけ祭さながらでしたが、
ギュウギュウ詰めの分、
まるで強制収容所に入れられる前に洗われてるよう。

 

 

しばらくすると、このすし詰め状態の通りに、
トマトをふんだんに積んだトラックが入ってきます。

 

 

トマトトラック到着!.jpg

 

 

そして、大量のトマトを投下!

 


トラック上からも、思いっきりトマトを投げつけられます。

 

 

トラックから大量のトマトが....jpg

 

 

ギュウギュウで身動きも取れず、
顔面にトマト、トマトの嵐で痛いったらありゃしない!

 

 

僕も、偶然はじけずにキャッチできたトマトで応酬するも、

 

 

トマトGET!.jpg

 

 

トラックに当たってしまい、不発。。

 

 

ふと下を見ると、いつの間にかくるぶしまでトマトの洪水が。

 

 

 

トマト祭足元.jpg

 

 

この先は、もはや訳が分からない状態。

 

 

口の中がトマトの酸味でいっぱいになりながら、

固形トマトを見つけては投げるの繰り返し。

 

 

そこは、もはや戦場でした。

 

 

文章では説明できないので、写真でお楽しみください。

 

 

トマト祭1.jpg

 

 

トマト祭2.jpg

 

 

トマト祭3.jpg

 

 

トマトまみれ2.jpg

 

 

トマトまみれ1.jpg

 

 

そして、正午。

 

 

戦争終了の銃声が撃たれ、1時間の闘いは終了。

 

 

まるで流血したかのように赤く染まりあがった人々の姿が、

その壮絶さを物語ります。

 

 

トマト祭4.jpg

 

 

トマト祭5.jpg

 

 

トマト祭6.jpg

 

 

トマトの下に集結し、共に闘い合った友情を確かめ合うかのように‥。

 

 

しかし、1時間がこんなに長いものとは。。

 

 

もはや、楽しいを通りこして、激しい、壮絶。

 

 

戦場とはまさにこんな状態なんだろうな、と思えるほど。

 

 

ケガもなく終われたことが、奇跡のようでした。

 

 

その後、会場はすぐさま清掃が入り、
2~3時間後には、何事もなかったようになります。

 

 

跡形もなくキレイに‥.jpg

 

 

帰路は、もはや抜け殻状態。

 

 

プールの授業の後のような気だるさを感じながら、
平和を取り戻したブニョールの町を後にしました。


 

Bunolの街並み.jpg

 

 

はっきり言って、人生で1回でいいです。。

2010.08.27 Friday | 04:55 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI

コメント(4)

うわぁ~~~!!! リナちんにも再会したんだぁ~♪
しかも、宮川大輔までぇぇぇ!!!!!!!!
本当に二人は幸運の持ち主だね☆
一生に一回は参加してみたいなぁ☆トマト祭り☆

そして、なぜに二人ともブランケットの半分しか使ってないのだろう??笑
Buen Viaje☆

うわさには聞いていたが、
すさまじいな!

祭のスケールが日本とは桁違いだ。

それにしても、お前らよく日焼してるな~(^'^)

引き続き気をつけて旅を続けてくれ!

俺は独立して家業を盛りたてて行くことにした!

ブランケットの空き部分にはRinaちゃんが寝たんだ。この写真はRinaちゃんに撮ってもらったため。トマトは一生に1回でいいよ、本当(笑) マジで激しいから。

わお!独立されるんですね!!素晴らしい!家業は何をやっていらっしゃるんでしたっけ?
日本の祭も激しいですが、トマトはこれまでに味わったことのないものでした。是非、一度。

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