2010.08.27
スペインの"狂乱的"『トマト祭』Tomatina!!!
祭、大好きな僕。
わざわざルート変更したのも、このためです。
そう、世界的クレイジーな祭、
スペインの『トマト祭』です!
毎年、8月最終週の水曜日に開催されるこの祭は、
その昔、若者がケンカでトマトを投げ合ったことから始まった、
と言われています。
一時は中止になった時期もあったようでしたが、
ファンからの強い要望により復活。
この祭のために、バレンシアの郊外、
ブニョールと言う何もない町に、
世界中からバカ者たちが集結するんですから!
当然、僕らも、そのバカ者たちの一部です。
バレンシア中のホテルが押さえられると言う話から、
珍しく前もって押さえておいたホテルは、
1時間に2本位しかない地下鉄「Santa Rita」駅界隈。
4つ星ホテルにしては安い訳は、そういうことでした。
前夜祭も開催されると言うことで、
宿代は目をつむって、前夜入りすることに。
ブニョールは「Valencia-Sant Isidre」と言う駅から45分程。
行きの電車内は、終電にも関わらず、お祭り騒ぎです。
ブニョールの町も、深夜0時近いと言うのに大盛り上がり。
そこら中のバールや民家もが、
路上に机と椅子を出して酒盛り大会です。
僕らも、そこでインドのマザーハウスで一緒だった
Rinaちゃんとかと偶然の合流を果たしたりしながら、
テンション上げてきました。
でも、途中からだんだん疲れてきて、とりあえず路上で仮眠。
もう歳ですな‥。オールはできません。
これがまた、寒いったらありゃしない!
昼間は40℃近い気温が、夜は冷え込むんです。
トマトに備えて、手ぶらで来ていた僕らは、
凍え死にそうでした。
明け方、寒すぎて5時頃起床。
闘いに向けて、会場を視察です。
すると、昨夜まで盛り上がっていた路上が何事もなかったかのように、
机椅子が撤収され、代わりに最恐都市ヨハネスでも見なかったような、
重々しいバリケードが張られています。
どんなに激しい祭なのかと。。
途中、イッテQの宮川大輔にも出会いました!
まだトマティーナは収録されてなかったんですねぇ。
それ自体が意外。
朝組などが次々と到着し、
メイン通りはみるみる内に群衆で埋め尽くされます。
マックスボルテージの群衆は、地元のおじさんをも転がします。
朝9:00、トマト祭前の恒例イベント『生ハム獲り』がスタート!
生ハム獲りとは、
石鹸でヌルヌルにされた棒の上に吊るされた生ハムを獲る行事で、
それを誰かが獲得した時が、トマト投げスタートの合図なんです。
でも、これが石鹸がヌルッヌルに塗られているため、
誰も獲れやしない。
一人、頂上まで辿り着いた奴がいたのですが、
何故か生ハムタッチするだけで降りてきてたし‥。
下の方じゃ、本気でケンカ状態です。
そうこうしている内に、開始の11時に。
銃声と同時に、強力ホースから水が噴射!
タイの水かけ祭さながらでしたが、
ギュウギュウ詰めの分、
まるで強制収容所に入れられる前に洗われてるよう。
しばらくすると、このすし詰め状態の通りに、
トマトをふんだんに積んだトラックが入ってきます。
そして、大量のトマトを投下!
トラック上からも、思いっきりトマトを投げつけられます。
ギュウギュウで身動きも取れず、
顔面にトマト、トマトの嵐で痛いったらありゃしない!
僕も、偶然はじけずにキャッチできたトマトで応酬するも、
トラックに当たってしまい、不発。。
ふと下を見ると、いつの間にかくるぶしまでトマトの洪水が。
この先は、もはや訳が分からない状態。
口の中がトマトの酸味でいっぱいになりながら、
固形トマトを見つけては投げるの繰り返し。
そこは、もはや戦場でした。
文章では説明できないので、写真でお楽しみください。
そして、正午。
戦争終了の銃声が撃たれ、1時間の闘いは終了。
まるで流血したかのように赤く染まりあがった人々の姿が、
その壮絶さを物語ります。
トマトの下に集結し、共に闘い合った友情を確かめ合うかのように‥。
しかし、1時間がこんなに長いものとは。。
もはや、楽しいを通りこして、激しい、壮絶。
戦場とはまさにこんな状態なんだろうな、と思えるほど。
ケガもなく終われたことが、奇跡のようでした。
その後、会場はすぐさま清掃が入り、
2~3時間後には、何事もなかったようになります。
帰路は、もはや抜け殻状態。
プールの授業の後のような気だるさを感じながら、
平和を取り戻したブニョールの町を後にしました。
はっきり言って、人生で1回でいいです。。
2010.08.27 Friday | 04:55 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI
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うわぁ~~~!!! リナちんにも再会したんだぁ~♪
しかも、宮川大輔までぇぇぇ!!!!!!!!
本当に二人は幸運の持ち主だね☆
一生に一回は参加してみたいなぁ☆トマト祭り☆
そして、なぜに二人ともブランケットの半分しか使ってないのだろう??笑
Buen Viaje☆
うわさには聞いていたが、
すさまじいな!
祭のスケールが日本とは桁違いだ。
それにしても、お前らよく日焼してるな~(^'^)
引き続き気をつけて旅を続けてくれ!
俺は独立して家業を盛りたてて行くことにした!
ブランケットの空き部分にはRinaちゃんが寝たんだ。この写真はRinaちゃんに撮ってもらったため。トマトは一生に1回でいいよ、本当(笑) マジで激しいから。
わお!独立されるんですね!!素晴らしい!家業は何をやっていらっしゃるんでしたっけ?
日本の祭も激しいですが、トマトはこれまでに味わったことのないものでした。是非、一度。