2010.05.07
憧れのチベットへ
チベットとネパールはカトマンズを抜けるコース。
バックパッカーの間では言わずと知れた最高峰のルートです。
いつかは実現したいと思っていたこのルートを、
今回の世界一周の中に織り込みました。
今回は2006年7月に開通したチベット鉄道を利用し、
始発、成都からチベット自治区の中心ラサまでの2泊3日(43時間)の旅。
ただ、チベットへの道のりは、思いの外、険しいものでした。
まずは、手続き絡み。
2008年のチベットの暴動以降、
チベット自治区への旅行は困難になっており、
入域許可証と外国人旅行証なるものが必要。
一昔前までは、白タクを買収して乗り込むと言う手があったようだが、
今や、列車での検閲もあったくらいなので、取得する他ない。
そして、チベットも平均標高4000mを越える高地で、
チベット鉄道も最高標高5072mを通過する世界最高峰の鉄道なのです。
自分の最高到達地点は、富士山頂の3776m。
チベットはもはや未開の境地で、高山病の可能性大。。
さらには、中国ビザを取らずに入国した我々は、
何が何でも15日間以内に、ネパールへ抜けなければならない。
つまり、高山病に罹ってるヒマもなければ、
何のつまづきもなく、チベット越えを果たさなければならない訳です。
そんなリスクを、すべて成都の宿(Sim's Cozy Garden Hostel)と相談し、
ようやくチベット行きを果たすことができました。
出発予定時刻20:59を、1時間ほど遅れて列車は出発。
中国版カップ麺と、高山病対策のためのフルーツ類を
大量に買い込んで乗り込みました。
6人部屋の寝台の中でも、
僕等のベッドは最も安い硬いベッドの上段。
中断のベッドのおっちゃんが、足臭くてどうしようかと思ったけど、
マジで高倉健ばりにかっこよかったので、許せました。
線路に揺られること3日目の朝。
ついに列車はチベット自治区に入境。
車窓から見える景色は、まさに北斗の拳の世界でした。。
ちなみに、この時の標高は5072mです。
雲が近いです。
空が本当に青いです。
車内には、酸素吸引器もあります。
到着予定時刻から遅れること2時間。
ついに憧れのチベットに足を踏み入れました。
そして、ここから先チベットは、想像以上のスケールで、
僕等を迎え入れてくれました。
2010.05.07 Friday | 01:24 | comments(6) | trackbacks(0) | by KOJI
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おー!遂にチベット。
僕が行った時は闇バスツアーぐらいしかなかったのに、
今は鉄道があるんやねぇ。
まだまだ旅は始まったばかりと思うけれど
体調に気をつけて楽しんでね~。
標高5000mってすごいな~。
そうそうこないだ風花ちゃんに会ってきたよ。
かわいかったよ~。
はじめまして。
コウジさんのお父様の知り合いの清水さんの会社に勤めている者です・・すみません、なんか遠いですね。
清水さんからこのサイトの事を伺い、初コメントさせていただきました。
私の友人も昨年、新婚旅行に世界一周を計画していたのですが、家も引き払い、仕事も辞めたときに妊娠が発覚し、今はなぜか上海在住していて、世界一周を身近に感じてしまいます。
でも自分がと考えるとやはりすごい事だなと思います。
私も旅行は好きなのですがお二人が行かれる予定の国はまだ踏み入れていない国ばかりでこれからアップされるのが楽しみです。私はマレーシアで働いた経験があるのでもし行かれるのであれば少しは情報を提供できるかもと思ったのですが、予定にはないようで残念です・・。
いきなりのコメントなのに長々と失礼しました。
応援してますので、体調に気をつけてがんばってください!
闇バスも楽しそうだったけどねー。チベット自体も、たぶんものすごい開発されてるよ。中国人達がここぞとばかりに入って来てるから。でも、人々の生活はたぶん変わってません。
高山病心配だったけど、問題なかったよ。高度順応はできる体らしい。
風花ちゃん、会いたいなー。
初めまして!コメントありがとうございます!!そうだったんですね、でも世界一周以上にステキな贈り物を授かられたのでは。上海もマレーシアも今回はルートに入れていないのですが、帰国後、マイルが貯まったら行く予定です。その時は是非、情報お知らせください。今後とも是非HPご覧くださいね!