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ネパール人のいい人、悪い人。

ここネパールはカオスだ。

 

インドと中国に挟まれるこの国は、
ネワール人、インド人、チベット人、中国人系と、
人種も多種多様。

 

急発展する2国に挟まれているためか、
街中にも活気がある。

 

ネパールの街並み.jpg

 

街は、舗装されているようないないような
細かい路地(日本で言う一方通行位の幅)に、
所せましと車、バイク、人が入り乱れるが、
見事に交わしきっていく光景はあっぱれ。

 

カオスが撒き上げる砂埃と排気ガスで、
街中を歩くと、鼻くそは真っ黒。
一瞬、鼻血が固まったのかとも思う。


そんな国で出会った、たくさんの人たち。


まずは、ネパール最大のヒンドゥー教寺院、
パシュパティナートで出会った謎のガイド。

 

パシュパティナート寺院.jpg

 

観光地じゃよくあることだが、
頼んでもいないのに、勝手にガイドをし始める。

 

頼んでないオーラを出しながら、適当に聞き流していたが、
その場所は、ヒンドゥー教徒の火葬場としても有名。

 

火葬場の隣には「死を待つ人の家」も併設されており、
僕らがちょうど着いた時、娘を亡くし
母親が泣き叫ぶ瞬間に立ち会ってしまう。

 

悲しみに立ち尽くす僕等に、何故か付き添う彼。

 

「これが人の人生なんだよ。」

 

等と、悟ったようなことを言う。

 

悲しみが治まってきたところで、すかさず彼が商談開始。

 

「ガイドしてあげるから、チケットちょうだい。」

 

ん?チケット?使用済みの?

 

うちらにとっちゃあげても損はないけど、
おっちゃん何かメリットあんのか?
チケットコレクターか?

 

と一瞬、思ったが、
思えばチケットはその日中有効で、
カットされたりしていない。

 

つまり、それを誰かに転売すれば、
おっちゃんチケット代丸々もうかる。

 

いわゆる、ダフ屋だ!

 

考えたなぁ、おっちゃん。

 

正直ちょっと悩んだが、
うちらにとってガイドしてもらえる分得だし、
次の人にとってもデメリットはないのでOKすることにした。
損するのは、その寺院だけど。。

 

そしたら、おっちゃんナイスガイドで、
サドゥーの住みかとか、
絶対に自分たちじゃ行かないような場所にまで案内してくれた。

 

サドゥー.jpg

 

ちなみにサドゥーとは、ヒンドゥー教の修行僧のことで、
仏教で言う坊さんのことです。

 

瞑想のために大麻とかマリファナ吸ってるので、
ただのジャンキーにしか見えないのが玉に傷。

 

おっちゃん、最後には帰りのバスにまで案内してくれて、
最後には満面の笑みでパシャリ。

 

謎のガイド.jpg

 

仕入れ完了だもんなぁ。
そりゃ笑みもこぼれる。

 


続いて、カトマンズのナイスなBARレストランで出会った若者2人。

 

奥のサガールと言う彼は、UKアーミー、
手前のウパと言う彼は、DJやってる。

 

ネパールの若者.jpg

 

何故UKアーミーやってるんだ?って聞いたら、

 

「親父もやってたし、ネパール軍よりも国際貢献できる機会が多いしね。」

 

って。

彼はアフガンにも行っていた。

 

カトマンズでDJやってる彼の月収は4000ルピー(約5000円)。

 

「これでもいい方なんだぜ。うちらの世代の平均は2000ルピーだ。」

 

と言い、テキーラをご馳走してくれた。

 

「ここはうちらのホームカントリーだからね。
 飲み行く時は最低2000ルピーは覚悟しとくよ。」

 

って、月収の半分!

 

「Do for others. って仏教の教えさ。」

 

だって。

 

若いのによくできた奴らだった。

 


サガール&ウパと.jpg

 

そしてこの後、この街で大きな出会いが待っていたのでした。

 

2010.05.18 Tuesday | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

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