2010.05.25
ネコとアヒルと国境越え
カトマンズ最終日、
2~3日前に行ったマッサージ屋が検挙されてた。
なんと、そっち系のマッサージ屋だったみたいだ。
そんなところに夫婦で行ってしまった。
確かに普通のマッサージは素人くさかった。
どんまい、俺等。
インドとの国境ビールガンジ行きのバスは7時発だった。
6時半頃バス停に着いた僕等は、チャーイをすすりながらバスを待つ。
そこに現れた謎の白人。
何故かヤギを連れている。
片手には子猫。
もう片手にはアヒルの子。
変な旅人がいるもんだ、と思いきや、なんと同じバスだ。
彼はヤギを車内に持ち込もうとするが、あっさりと断られた模様。
仕方なく、ヤギと一緒に天井に上ることになったようだ。
ただ、それが事の始まりだった。
入口付近に席を陣取っていたうちらに、
「俺、ヤギと上に行かなきゃならんから、こいつらの面倒みてくれないか?」
と頼まれ、子猫とアヒルの子を託されることに。
昨夜3時間しか寝ていない俺の上で、ガン寝する子猫。
洗いたての梨紗の服の上で、ウンコしまくるアヒルの子。
バスの天井に結ばれたヤギと白人。
そんな一匹と一羽と一頭と一人を連れて、9時間の珍道中。
途中、マオイストに道を封鎖され、1時間も足止めを喰らったり、
直通バスのはずが、気分が変わったのか、
さらにオンボロバスに乗り換えさせられたり、
白人のおっちゃんが動物託したまんま行方不明になったり。
ネパール、おもろすぎ。。
そんなこんなで、夜21時過ぎに
国境街ビールガンジに到着。
白人のおっちゃんと同じホステルに宿泊することに。
ただ、ここに来ておっちゃん、インドのビザを持っていないことが発覚。
インドビザは国境じゃ発給してもらえないはずなんだが、
「とりあえず行ってみる。」
と言って、翌朝、馬車で消えていった。
以来、彼の姿を見ることはなかった。
宿から国境までは、リクシャーで移動した。
ガリガリのおっちゃんだったけど、一生懸命こいでくれた。
まずはネパールの出国審査。
ほったて小屋と聞いていたが、本当にほったて小屋だった。
出国カードを持っていなかったら、「100ルピーだ。」と言われたが、
当然、無視。
そして、ついに魅惑の国インドへ。
インドの入国審査は、賄賂を請求されることで有名。
うちらも例外になく「Anything gift for me?」と言われる。
「出国カードくれたら、アメあげる。」
ってアメ出したら、
「俺には友達が5人いるんだ。」って。
仕方ないからアメ6個あげたら、出国カードくれた。
「インドを楽しんでくれ。」
って、メチャ笑顔で。
いいじゃないか、インド。
シャレが通じる。
ナマステ、インディア。
そこから、パトナーと言う中継都市まで、バスで8時間の旅。
パトナーからカルカッタへは寝台列車で移動。
こうして2泊3日かけて、インド最東端の都市、
カルカッタへ到着したのでした。
2010.05.25 Tuesday | 20:02 | comments(2) | trackbacks(0) | by KOJI
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そのおっさん、ブレーメンの音楽隊でしょ?w
そういうことか。どうりで荷物が多いと思った。