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ブッダの聖地で仏教を学ぶ。

旅をしていると、どこへ行っても宗教と出会います。

 

ラオスの托鉢、チベット仏教、ネパールのサドゥー等々、
これまでにも数々の宗教と出会ってきました。

 

旅と宗教は切っては切れない関係です。

 

その中でも数多く出会ってきたのが仏教。
その仏教発祥の地が、インドです。

 

ブッダガヤ―は、ブッダが悟りを開いた仏教の聖地。

 

そして、5月の27日は、
ブッダ生誕の日、かつ、悟りを開いた満月の夜なのです。

 

僕等はそれに合わせるかのように、その地に訪れました。

 

 

ブッダガヤー.jpg

 

 

カルカッタから入ったせいか、ブッダガヤ―は本当にのどかな村です。

 

仏教の聖地なので、各国からの坊さんや仏教徒が絶え間なく巡礼に訪れてます。

世界各国の寺が立ち並び、日本寺では早朝と夕に座禅も組めます。

 

 

日本寺で座禅.jpg

 

 

しかし、何もない街ゆえに、日光を遮るものがないゆえに、とにかく暑い。

 

暑さのあまり意識が朦朧とする中、世界遺産のマハボディー寺院へ。
ブッダが悟りを開いた地に建てられた寺院です。

 


マハボディー寺院.jpg

 

 

ちなみに『ブッダ(仏陀)』とは、悟りを開いた者のこと。

 

ブッダとなる前は、紀元前5世紀頃に、釈迦族の王子として生まれた
ゴータマ・スィッダールタでした。

 

彼は生まれた時、右手で天を、左手で地を指し、
「天上天下唯我独尊」とつぶやいたそうです。

どんな赤子や。。

 

彼は、「人は生まれ、やがて老い、病に罹り、死に至る。」と言う、
生きようと言う望みに相反する人間の宿命に悩み、
29歳ですべてを捨てて、人生の意味を問いただす修業の旅に出ます。

 

そして、ここブッダガヤ―で6年間の苦行と、49日間の瞑想の末、
菩提樹の木の下で悟りを得た、とのこと。

 

その話を聞いて、紀元前5世紀頃から、
人間の悩みと言うのは変わらないんだなぁ、と実感。
実際、僕も30歳ですべてを捨てて、旅に出てるし。
まだ、悟れていませんが。。

 

そして彼が、その下で悟りを開いたとされる菩提樹の木の下へ。

 

 

菩提樹.jpg

 

 

そこで目を閉じた瞬間、急激な眠気に襲われ、うたた寝。
恐るべし、パワースポット。。

 

 

菩提樹の下でうたた寝.jpg

 

 

彼の悟りは、簡単に言うとこんな感じです。

 

人は、誰かに認識されて初めて人となる訳で、
誰か周りがなければ、自分の存在もない。
つまり、自と他は同一である。無である。
そこに善も悪もない。だから、他を敬おう。


日本へは、インドからネパール、チベット、中国、朝鮮と経て
伝来しましたが、天皇制を引いていた日本では、
仏教が布教するのにかなりの血が流れた模様。


いろんな宗派があるのは、
ブッダが弟子の出来によって教え方を変えたからのようで、
日本で有名なのは、最澄が立ち上げた「天台宗」、
空海が立ち上げた「真言宗」などなどありますが、
富士山の昇り口がいくつかあるように、修行法が若干違うだけ。
すべては悟りの境地を開き、ブッダ(仏)となるためのようです。


ブッダの誕生日であった5月27日には、ささやかなお祭りもありました。

 

各国の巡礼者ごとに、マハボディー寺院へ街を行進するんです。
インドとスリランカ組は、派手な踊りのパフォーマンスで魅了。

 

 

ブッダ祭1.jpg

 

 

マハボディー寺院では、各国の言葉でお経を読み上げてました。

 

 

ブッダ祭2.jpg

 

 

はっきり言って、ものすごい地味なお祭りでしたが、
その瞬間に立ち会えたのは、いい経験でした。


そんな仏教発祥のインドは、ヒンドゥー教が80%を占めるんですよね。

 

今度は、ヒンドゥー教の聖地、バラナシへと僕等は向かうのでした。

 

日本でもらった神社のお守り、
チベットでもらった仏教のお守り、
マザーハウスでもらったマリア様のお守り、
そして、ヒンドゥー教と、
もはや守護神が何が何だかよく分からないことになってます。。

 

2010.05.31 Monday | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

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