
2010.06.02
インドの中のインド、バラナシ。
バラナシ。

ガンジス河の畔に位置するその街は、
自分が思い描いていたインドの中のインドだった。
張り巡らされた細かい路地には、
人、牛、ヤギ、犬、猿が所狭しと行き来し、
ちょっと気を抜いて歩くと、サンダルはすぐにう○こまみれだ。
ヒンドゥー教の教えで牛は神聖なものとして扱われているので、
牛は殺さないし、牛肉も食べない。
なので、道を歩いていると、
まるで牛がこの街の主役のようにも見えてしまう。
ツアー会社も牛を受け入れているくらいだ。

そんなバラナシでは、毎朝、ガンガーの畔で朝日を拝み、
夕暮れ時は、ガンガーに沐浴する人々を見ながら過ごした。

聖なる河ガンガーは、ヒンドゥー教徒にとっての聖地である。
ガンガーの水で沐浴すれば、すべての罪が浄められ、
この河に遺灰が流されれば、輪廻からの解脱を得ると言う。
なので、生活排水はもちろんのこと、遺体までもが流されていく。
そんな河には、大腸菌が基準値の300倍いるのと調査もあるが、
人々は、そんなのお構いなしに訪れ、沐浴をする。

沐浴をしていないインド人に、
「沐浴しないのかい?」
と聞くと、
「いやぁ、あんな汚い河で泳いだら危険だよ。」
と言っていた。
聞くと、彼は医学部生らしい。
やはり多少そういった知識を付けてしまうと、
インド人にとっても、沐浴できたもんじゃないらしい。。
そんなことを知るよしもない子どもたちは、
親に問答無用で、河の水をぶっかけられる。


でも、幼い時から大腸菌にならされていれば、
免疫もできて、強い子に育つんだろうな。
それにしても、これはバラナシのみならず、インド全体で言えることだが、
この国の人たちは、子供も大人も本当によく挨拶をする。
街を歩いていると、そこら中から、
「ハロー!」
「ナマステー!!」
「元気ですかー!?」
と、声を掛けられる。
もちろん、中には客引き目当てのものも多いが、
それにしても、目をキラキラしながら挨拶されると、
誘拐したくなる(笑)


インドの「歩き方」に、
「人に出合わずにインドを旅することはできない」
と、書いてある。まさにその通りだと思う。
そして、こんな喩えが続く。
深い森を歩く人がいるとしよう。
その人が、木々のざわめきを、
小鳥の語らいを心楽しく聞き、
周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、
そこで幸福な1日を過ごすだろう。
だがその人が、例えば毒蛇に出合うことばかりおそれ、
歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りにふりまけは、
それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、
まさに恐れていたように毒蛇に噛まれることになる。
確かに。
インド人には気をつけろ、と言われ続けてきたが、
確かに中には悪いインド人もいるかもしれない。
だが、大半がいい人たちばかりだ。
もちろん、気を抜いたわけではないが。
人への興味度合いが、他国よりも圧倒的に高い気がする。
バスや電車に乗ったら、必ずと言っていい程、声を掛けられる。
日本での人間関係に疲れたら、インドに戻ってこよう。
インドには、日本で忘れかけていた「人間くささ」がある。
人と人、人と動物、人と自然、
いろんなものが触れ合い、ぶつかり合っているここバラナシで、
そんなことを感じたのでした。
2010.06.02 Wednesday | 14:42 | comments(4) | trackbacks(0) | by KOJI
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何か渡航後ブログが上手くなってきたなー。
臨場感あるし読んでて感情移入して色々考えさせられるし、
いい感じだよ。
辛口の夏目にそう言われるとうれしいわー。R25.jpでの連載も6月10日から始まるので、是非見てくれー。
高校の卒論で駄目だしされた週刊誌調の語り口がここに来ていきてきたなー。
日々このブログを楽しみにチェックしてるよ。
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俺も7月12日に渡米だ。 ブログ書くわ。
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