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モロッコで見たこと、伝えたいこと

 

ポルトガルを後にし、僕らが向かったのは、
灼熱の国、モロッコ。

 


リスボン発21時の夜行バスに揺られ、
スペイン、セビーリャ乗り換え、
国境の街アルジェシラスに着いたのは、午前9時でした。

 


アルジェシラスからは、
フェリーにてジブラルタル海峡を渡り、
モロッコ側の国境街タンジェへ。

 

 

ジブラルタル海峡フェリー.jpg

 

 

そこは、またもやアフリカの大地!

 

 

しかし、さすがはヨーロッパに近い国だけあって、
キレイなこと、キレイなこと。

 

 

モロッコ側タンジェ.jpg

 

 

完璧に舗装された道路や、キレイな建物からは、
自分がアフリカに入った感じがしませんでした。

 

 

しかも、人種もアラブ系なのか、肌の色も明るい。

 

 

男性にイケメンは多いし、女性もキレイ。

 

 

完璧にモロッコのイメージが覆されました。

 

 

しかもモロッコ、何だか知らないんですが、
日本で人気みたいですねぇ。

 

 

モロッコグッズとか、日本の通販サイトで調べたら、
超高値で売られてたりするくらいですから。

 


モロッコ雑貨.jpg

 

 

それにしても、暑い。

 

久々に、インド以来の暑さ。。

 

 

日中は40℃近い。

 


おまけに、この時期はイスラム教の「ラマダン」期!

 

 

ラマダンとは、イスラム教の「断食」期のことを指し、
日の出から日没までの間、いっさいの飲食を断つのです。

 

さらに、飲食、喫煙、性行為、投薬なども禁止。

 

 

唾を飲むことは許されているそうです。
そりゃそうだ。。そこまでは禁止できねだろ。

 

 

あくまでも宗教的な儀式ですが、
このくそ暑い中、イスラム教徒のモロッコ人は、
水すらも飲まずに、生活しているんですから。

 

 

そのため、イライラしているせいか、
みんなケンカっ早い!

 

 

モロッコ人同士のケンカを、1日数回は目撃しました。


 

で、日の入りのタイミングがみんな待ち遠しくて、
日が暮れだすと、みんな街中の食堂でスタンバイするんです。

 


ミネストローネのようなスープとパンが
セッティングされた机椅子に座って、
ずっと日の入りを待ちます。

 

 

ラマダン!.jpg

 

 

この恨めしそうな顔。。

 

 

そして、日の入り明けの合図のコーランが鳴り出した瞬間から、
みんな一気に食べ始めるんです!

 

 

 

ラマダン明け.jpg

 

 

ラマダン明け!.jpg

 

 

本当、この戒律を国民みんなして守っているからスゴイ。

 


あるモロッコ人に、

 

「ラマダンについてどう思う?」

 

と聞いたら、

 

「自己の抑制のために、いいことだと思うよ。」

 

と、さわやかに応えてくれました。

 


さらに驚いたのが、みんな物乞いに対して寛容なこと。

 

 

物乞いが居たら、進んでお金や飲食物を恵みに行くシーンを、何度目撃したか。

 

 

慈悲の心、助け合いの精神が、ムスリムのスタイルなんでしょうか。

 


アメリカサイドで報道されるイスラム教は、
過激派ばかりの側面を映し出しますが、
ほとんどのイスラム教徒は、慎ましく、寛容に生活してます。

 

 

やっぱり、この目で確かめない限り、
物事の真相は理解できないと感じます。

 

 

この際、ムスリムについても学んでみようかと。

 

 

僕にとっては、旅は学校です。

 

 

続く。。

2010.09.06 Monday | 05:45 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

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