BLOG

  • KOJI BLOG
  • RISA BLOG

世界一厳しい入国審査、イスラエルへ


中東と言えばアラブ、イスラム教徒の国々。

 

 

そんな中、唯一ユダヤ人が支配する国、イスラエル。

 

 

周囲をアラブに囲まれ、
孤軍奮闘するその国への入国が厳しいことは
暗に想像はしておりました。

 

 

噂によると、美人入国審査官によるドS尋問。

 

 

場合によっては服を脱がされることもあるとか‥。

 

 

正直、これまで感じたことのない不安と緊張を胸に、
宿を共にした日本人6人で、国境へ向かいました。

 

 

アンマンから1時間程でキングフセイン国境へ到着。

 

 

ヨルダン側の出国審査は至ってシンプルで、
8JD(約1000円)の出国税を支払い出国完了。

 

 

そして、いよいよイスラエル側へ。

 

 

ヨルダン側とは打って変わって、
ライフルを構えた兵士達が見守る物々しい雰囲気。

 

 

バックパックは特別に検査ルートへ回されるのか、
入口で預け入れさせられます。

 

 

まずは、入国審査の建物に入るためのパスポートチェック。

 

 

起きぬけのちょい美人兵士に、
パスポート写真と自分の顔を念入りに確認されます。

 

 

次に、入国審査の建物に入るための、手荷物検査。

 

 

ここは、過去のブログでは、
謎の空気をぷしゅーっとかけられる検査もあるとのことでしたが、
今回はそれはなく、なんなく突破。

 

 

そして、いよいよ入国審査です。

 

 

美人ばかりと聞いていたが、やっぱりそんなことはなく。

 

 

中には美人もいましたが、男性の入国審査官もいるぐらいです。

 

 

そんな中でも、極力、優しそうなお姉さんの列に並ぶ予定でしたが、
何を間違ったか、最も厳しそうなおばさん審査官の列へ。。

 

 

しかも、軍服を着た女性と、見習いの美人の、計3人による審査です。

 

 

中東諸国は、イスラエルのスタンプがパスポートにあるだけで、
入国を拒否される国が多いため、
スタンプは別紙に押してもらわなければなりません。

 

 

最初に、それをお願いするはずが、緊張の余り、

 

 

『ハ、ハロー!』

 

 

とか言う入り。

 

 

そんな我々に対し、笑顔一つなく、

 

 

『どこ行くの?』

 

 

と、尋問開始。

 

 

『エルサレムとテレアビブです。』

 

 

と、応えると、

 

 

『何で?』

 

 

と、すかさず返されます。

 

 

『観光です。』

 

 

と、無難な回答で切り返すと、

 

 

『ウェストバンクも行く気?』

 

 

と。

 

 

ウェストバンクとは、銀行のことではありません。

 

 

パレスチナ自治区のことを指し、
イスラエルの火種にもなっている場所です。

 

 

もちろん行く気満々でしたが、

 

 

『どこですか?それ。』

 

 

と、すっとぼける僕。

 

 

『何で2人なの?グループで旅してるの?』

 

 

とまくし立てる審査官に対し、

 

 

『いや、夫婦なんです。』

 

 

と、応えた辺りから、審査官も表情も柔和になりだしました。

 

 

やっぱり夫婦だと、至って怪しさが緩和されます。

 

 

『イスラエルの後はどこ行くの?』

 

 

と、この質問で、ノースタンプの件を思い出し、

 

 

『トルコへシリアを抜けて行きたいから、ノースタンプ、プリーズ!』

 

 

と、お願いしました。

 

 

審査官の反応は案の定、

 

 

『Why?』

 

 

さらに、

 

 

『トルコに行きたいなら、飛べばいいじゃない。』

 

 

と。。

 

 

他の2人も、うんうん、そうだそうだ、みたいになってるし。

 

 

やっぱり、噂に違わぬドS。。

 

 

でも、その質問も想定済み。

 

 

『陸路の方が安いからだよ。』

 

 

と言って、サラリと切り抜けました。

 

 

すると、

 

 

『じゃあ、この紙書いてきて。』

 

 

と言われ、別紙入国スタンプ用の紙をGET。

 

 

サラサラっと記入して、列に並び直し、
無事に別紙に入国スタンプGETし突破~!

 

 

イスラエル別紙入国スタンプ.jpg

 

 

その間約5分。

 

 

余裕じゃん!!

 

 

僕にとっては、チベットからネパールに抜けた時の、
ネパール軍による嫌がらせ荷物チェックの方が
明らかに厳しかったです。

 

 

ただ、行動を共にした6人のうち1人の女の子は、
2時間半に及ぶ入国審査を受けてました。

 

 

何やら別紙に色々と書かさせられることになったんだとか‥。

 

 

荷物や身体チェックなどは一切なく、
ただ待たされただけで、突破できたようですが。

 

 

その基準がどこにあるのかは、全くもってよく分かりません。。

 

 

とにかく怪しまれる素振りを一切しないこと!

 

 

これに尽きると思います。

 

 

こうして、念願のイスラエル入りを果たすことができました。

 

 

そして、イスラエルは想像以上の世界観で、
僕らを迎え入れてくれました。

 

 

続く。。

 

 

2010.11.13 Saturday | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) | by KOJI

コメントする


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://cool-boom.jp/mt/mt-tb.cgi/3076

<< インディ・ジョーンズの舞台~ペトラ遺跡へ | TOP | 聖地エルサレム >>

OpenID対応しています OpenIDについて

Copyright © 2010 COOL JAPAN & BOOM JAPAN ALL Right Reserved