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"音楽の都"ウィーンで考えたこと。

 

ハンガリーでまったり温泉に浸かった後は、

オーストリアはウィーンに来てみました。

 

 

いやぁ、その都会ぶりにビックリ!

 

 

ウィーン街並み1.jpg

 

 

おまけに、クリスマスイルミネーションと相まって、

綺麗ときた!

 

 

ウィーン街並み2.jpg

 

 

この街並みとイルミネーションは、

洗練されすぎ!

 

 

バックパッカーの汚い格好で歩くには、

はばかれるぐらいです。。

 

 

路上では、マリオネットが、

ピアノ演奏のこんなパフォーマンスを‥。

 

 

街角ではマリオネットが.jpg

 

 

そう、ウィーンと言えば、

あのモーツァルト、ベートーベンなどが活躍した

音楽の都!

 

 

まったくと言っていいほど、クラシックには疎い我々でしたが、

UtadaのライブをUstreamで観てテンション上がっており、

思わず、勢いでクラシックのコンサートに足を運んでしまいました!

 

 

しかも、

ハプスブルグ家の栄華を象徴する

シェーンブルン宮殿が会場で!

 

 

ウィーンの劇場.jpg

 

 

またもや、バックパッカーの汚い格好には

完全に場違いな場所。。

 

 

夜行バス明けによる眠気との戦いでしたが、

さすがは本場、ウィーン。

 

 

単なるコンサートだけではなく、

オペラあり、バレエありの、観客を飽きさせない構成だったので、

眠るどころか、ノッてました。

 

 

ウィーンでモーツァルトを.jpg

 

 

素晴らしかった!

 

 

ただ、Ustreamで観たUtadaもよかったなぁ。。

 

 

こうして世界同時に感動を共有できるなんて、

インターネットの力はスゴいですよね!

 

 

そして、ウィーンのクリスマスマーケットは、

他のものと、規模の面では圧倒的に勝ってました。

 

 

ウィーンクリスマスマーケット.jpg

 

 

特に、市庁舎前広場の規模は最大級。

 

 

ウィーンクリスマスマーケット1.jpg

 

 

売ってるモノも、洗練されてましたね。

 

 

ウィーンクリスマスマーケット2.jpg

 

 

そして、ウィーン名物シュニッツェル!

 

 

シュニッツェル.jpg

 

 

美味い、美味いとは聞いてましたが、

本当に美味い!

 

 

衣はサクサク、中はジューシーなカツレツ。

 

 

ってか、揚げ物なのに、油っこくないんですよね。

 

 

最近、飯のことばっか書いてますね、自分。

 

 

でも、美味いもんは美味いんです。

 

 

そんなウィーンでの滞在。

 

 

印象的な出来事が一つ。

 

 

マックでランチを食べていた時のこと。

 

 

ふと、隣の黒人のおっちゃんが、

 

 

『日本じゃマックとか喰わないんだろ?

日本人は健康志向だから。』

 

 

と話し掛けてきました。

 

 

そっから、日本人の特性に話が及んでゆき、

 

 

『日本人には特定の信仰宗教がない中、

何を頼りに生きているんだい?』

 

 

と、聞かれたのです。

 

 

そう、ここはオーストリア、

カトリック教徒が国民の80%を占める国です。

 

 

彼らにとっての指針は、

ジーザスの定めた道標。

 

 

つまり、聖書です。

 

 

そんな彼らにとっては、

無宗教の日本人がどうやって生きているのかが、

不思議でならないわけです。

 

 

これは、ここオーストリアに限ったことではなく、

これまで旅してきた国々のほとんどには、

信仰されている強い宗教がありました。

 

 

ムスリムなんかにとっては、

アッラーの神に仕えることが、

信仰者に課せられた唯一の使命なわけですから。

 

 

おそらく彼らからすると、

日本人のような無宗教のメンタリティーが

理解できないのではないかと。

 

 

僕らからすると逆なんですけどね。

 

 

これは興味深いな、と思いました。

 

 

僕は、その質問に対し、

 

 

『日本人は、その時の師匠、

つまり先生や、先輩、上司に

忠実に従う姿勢を持っている。

それは、昔ながらの武士道精神から

来ているものだと思う。』

 

 

と、応えておきました。

 

 

それに対し、彼は、

不思議がりながらも納得した様子でしたが、

応えた自分としては、

今の日本にはそんな精神があるのだろうか?

と自問自答してしまいました。

 

 

日本人のメンタリティの支え、

生きる指針とは一体何なのか。。

 

 

みなさん、どう思います?

 

 

無宗教ゆえに、人それぞれなんですかね。

 

 

そんなことを、考えさせられた、

ウィーン滞在でした。

 

2010.12.12 Sunday | 08:08 | comments(10) | trackbacks(0) | by KOJI

コメント(10)

長谷川さん
ハタです。ステキな旅続けてますね~☆
あまりにステキなウィーンの街並みに感動してコメントせずにはいられなくなりましたぁ!ウソみたい!映画みたい!日本じゃ絶対にない光景ですね。
日本の文化とか芸術性とか、割と評価されてると思うのですが、都市景観ってイマイチですよね。。。そこへのセンスが発揮されてない感があります。なんでなんだろ??

後半の宗教問題については知識もないし、コメントできないので割愛させていただきます(笑)

いつも楽しみにしてますのであと4ヶ月を充分満喫してください!

この質問、オレもされたことある。
その時はスイス人だったな。

でも、同じように答えたよ。
自分の親や祖先とか、先生や先輩の教えに忠実従うね、と。
それってキリスト教の「隣人を敬いなさい」に近しいものが
あるんじゃないかって話をしたら、納得してた。

と、自分で言っておきながら、「ホントに日本人みんなが
そうかというと分からないな…」と自問自答したのは
言うまでもありません(笑)。

そうね、この質問は外国に行くと本当に良く聞かれたよ。

最も、日本が全くの無宗教ではなく、逆に多宗教とも
言えるんじゃないかな。何を誰を信じるかも自由だし。

そういえば、、、と思ったのは、色んな考え方、信仰心が
混在しているにも関わらず、日本では宗教戦争というものに
発展しない。

無宗教者がいるということ自体、世界的にはマイノリティーで
そもそも大きな疑問を持つ事なんだろうけど、宗教問題を抱えている国と比べると、こっちも何でだろう?と思うな。

信じるものが宗教ではなく神だからかな?

たぶん、一つの宗教や神による教えというより、その時々に色んな神様がいて、それを崇め信じる・・・から?

山の神、海の神、雨、晴れ、風とか・・神は森羅万象の
創造者であるという信仰心はすごく強いんじゃないかな。
動物や物も神格化していると思うし。

兎も角、日本も信仰心は強烈にあると思う。”無宗教”と思われている事に対しては、ただ、その対象が宗教ではなく、無数の神なんではないでしょか。

でも、宗教が存在していないというのは否定しなくちゃいけないんじゃないかな。

最近、プロ野球選手の発言には”野球の神様”が多い。

これからのシーズンは、広瀬香美の”ロマンスの神様”だ。

過去4年、キリスト教、プロテスタントの総本山の国で暮らしてきても一度もこの手の質問は尋ねられませんでしたね
職場の人間も勿論クリスチャンが多いですが、宗教の話はまず話題に上がらないです。
旅行者という立場だからこそ、聞いてくるというのはあるのかもしれないですね。

ただ、日本人は無宗教の割には忠誠心が異常に強いと思いますよ。
こっちの人らは信仰心が厚い割にはいい加減だなと感じることが多々あります。
後は、職場の人たちはあまり信仰心が厚くなさそうです。彼らの子供は同じように無宗教な子供たちもいるようです。


それと話題は変わってSchnitzel、確かに最初は僕もうまいなと思ってましたよ・・・・
けど、絶対日本のかつのほうが美味いです。
ドイツ語圏は、こういう大味でカロリーが高いジャンクフードしかないのがやはり住むとなると一番辛いのです・・・

食のバラエティも非常に乏しく、住めばすぐに飽きてしまいますよ
これは定住すると見えてくることなんだと思います

あ、後、ちなみにこのScnitzelの写真を見る限り、これウイーンのScnitzelじゃないですよ・・・・
本場のScnitzelはもっと横に長く、薄っぺらく、お皿からはみ出しているはずです
むしろ写真からはドイツのSchnitzelに見えます

ハタさんじゃないですかー!お久しぶりです!コメントあーざーっす!!

街並みはヨーロッパはやっぱりどこも素晴らしいですよ!それは石造りの建築技法からきているものなので、日本と根本的に違うんですよね。日本の建築物は和の雰囲気を醸し出すので、それはそれでいいと思うんです。もっと規定を設ければ、景観が統一できると思いますが、反面、住民の自由を制限するので、難しい問題ですよね。

今後もご愛読頂ければ幸いです!

そう、近年の日本を見ていると、忠実に従うという精神は、若干薄れてきているのではないかと‥。学校ではモンスターペアレンツの出現により、逆に教師が親に従わざる負えない状況だし、会社もころころ変えられるし。戦後の、欧米に追い付け追い越せの精神で勤勉に働いていたころの日本とは、だいぶパラダイムシフトしてきているような。いい悪いではなくね。変わってきているってこと。そんな中、自分たちは何を糧に生きているのか?って聞かれたから、考えさせられたんよ。でも、武士道精神は、日本人の中に脈々と流れてはいると思うんだけどね。特に武道をやっていた身だからそう感じるのかな?うーん。

深いコメントをありがとう!そう、この多神教の考え方も伝えておいた。ただ、彼らの信仰している宗教って、日本人が時と場合に応じて多様な神様にお願いしているような感じとは、まったく深さが違うんだよね。生活、いや、人生のすべてを神に捧げるくらいのものだから、それと日本人のそれを一緒にしてしまうのもはばかれるくらい。クリスマスを祝うのはクリスチャンだけだからね。ムスリムは決して祝わないし。その辺りのメンタリティは、どの宗教のいいとこ取りもしている日本人とはやっぱり違う気がする。支えがないから、自殺率も高いのかもしれないと思ったりもした。

そうなんですね。旅行者だからなんでしょうか。シュニッツェルはなかなか美味しいと思いましたよ。お金ないんで安めのとこで食べたんですが、それでも満足できる味でした。と言うか主張しすぎないあたりがいいなぁ、と。アメリカみたいに何でもケチャップで!って感じじゃないですし。味付けは自由にできるのも高評価のポイントです。ただ、食に関しては日本に勝るところはないですよね、やっぱ。

間違いなく食は日本がトップだと思います。
アメリカの食事も、イギリスも、オランダも、ドイツも、、、 プロテスタントの国は、キリストの教えによって食はいやしいもので、簡素にすませるべき
という思想が根底にあるため、食が栄えなかったと言われています
対して、カソリックのフランスやイタリアなどは食に重きを置いてますね

ドイツで働いていて、外食の割合が圧倒的に多いのですが、本当に外食が嫌になってきますよ
僕だけでなく、多くの日本人や中国人も外食の楽しみが無い国だとこぼしています。
やっぱり、たまにはよくても、肉、じゃがいも中心の食事はアジア人には辛いんだと思います・・・
それ以前に僕らはそんな食事では成人病で早死にすると思うんで・・・
皆、欧米人はあれだけバランスが偏った食事で長生きなのはある意味羨ましいです。

後は、それでも日本人は、どの人種よりも非常に真面目で勤勉な人種にうつりますよ、宗教が無くとも
勿論怠惰な人間はどこにでもいます。けど、あれほど完璧主義でストイックな国は他に例が無いと思います。
また、サービスの質も非常に高いです。日本人は非常にプロ意識が高いと思います

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