2011.03.03
弾丸フライト!ナスカの地上絵
25時間のバスの旅を経て、
なんとか到着したナスカ。
ここでの目的はただ一つ。
『ナスカの地上絵』
これを拝む手段には、
ミラドールと呼ばれる観測塔からと、
セスナに乗って上空からの2つがあります。
ただ、数ある地上絵の中でも、
ミラドールから拝めるのは2~3つとのこと。
ちょっと高くつきますが、
せっかくここまで来たのだからと、
セスナに乗り込むことにしました。
ナスカ到着時間が遅かったため、
僕らは翌朝、ナスカの空港へ突撃。
(それの方が安く仕上がるという話も‥)
空港に着くと、
いくつかの航空会社のカウンターが並んでいました。
ただ、
どこも積極的に客引きしている様子もなく。。
と言うのも、どこもいっぱいと言うのです。
値切りなんて、以ての外。
結局、唯一声を掛けてきた、
『aero paracas』
と言う4人乗りのセスナに乗ることにしました。
(粘っても一人$90にしかなりませんでした)
空港内には、
過去NHKでナスカが特集された
『探検ロマン 世界遺産』
が流されてました。
それだけ、日本人の来訪が多いってことです。
申し込んでから20分後。
早速、下の4人乗りセスナに乗り込み、
いきなり、フライトです!
心の準備できてね~!
早速、登場したのは、
くじらー!
小学生の絵みたいだー。
続いては、宇宙飛行士~!
ガチャピンか~い!!
続いては、サルー!
しっぽ巻きすぎだろ~!!
今度は、コンドル!
こいつは、かっちょいいー!!
そして、ハチドリー!
一番、保存状態がいいのか、
くっきり!!
最後は、木とか手とか~!!
もはや、
何が何だか~!!
すべて紹介しきれていませんが、
15の地上絵を拝むことができました。
そんなこんなで、
あっという間に35分のフライトが終了。
飛行機酔いもなく、
無事に着陸できました。
この目で見ると、
地上絵を誰が何のためにどのように描いたのか?
行く前よりも強く知りたくなります。
まず、どのようにして描かれているか?
それは、
元々、赤褐色の大地の砂を、特定の場所だけ取り除き、
明るい色の岩石を露出することによって、描かれているんです。
それだけで、紀元前2世紀~6世紀から今日まで、
その姿を残しているって、おかしいと思いませんか?
それには、
ナスカの特定の気象条件がありました。
ナスカの降水量は、ほぼ0に近く、
年間を通じて、ほとんど雨が降らないのです。
ただ、近年、
車の侵入による破壊も著しく、
消滅の危機にさらされている、とのこと。
自然によって風化していないのに、
人間によって破壊されつつあるのは、悲しいものです。
そして、何のために描かれたのか?
これには、
熱気球に乗って上から拝むため、だとか、
天文カレンダーを描いたもの、だとか、
諸説あるようですが、
現在、最も可能性が高いと言われている説が、
地下水脈&雨乞い説、だそうです。
雨のほとんど降らないナスカにおいて、
水を保つのは必至でした。
そこで、考えられたのが、
地下に水脈をつくり、
それを地上からも分かるように描いたのが、
地上絵だったそうなのです。
そして、様々な動物を描いたのは、
コンドルなんかは雨の象徴のようで、
それを天に向けて表現し、
雨乞いをしたんだとか。
実態は、誰も分かりかねますが、
昔の人の切実な思いが伝わってきました。
ナスカ弾丸ツアー。
やっぱり行ってよかったです。
旅人の皆さん、
ナスカスルーはもったいないっすよ!!
2011.03.03 Thursday | 05:53 | comments(2) | trackbacks(0) | by KOJI
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いいねーいいねー、なんだか旅後半になって随分旅人らしくなったよね2人とも。顔つきが良い。
旅前半のいかにも「観光してまーす」感というか、なんかが抜けた感じする。
4月まであと本当にちょっとだねー。思いっきりやっちゃって!
そうかな?他の人にも言われたけど。格好が現地服着てるからじゃない?4月11日に日本帰国だから、成田で盛大に迎えておくれ(笑)