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アマゾンの奥地へ!これが自然界の摂理

 

パタゴニアの大地、イースター島の空気感、

イグアス・ウユニといった大自然、

マチュピチュ、クスコの文明、等など。。

 

 

南米に魅了されっぱなしの僕らですが、

ここまで来たら、どうしても足を運びたくなってしまった場所が一つ。

 

 

アマゾンです。

 

 

そこは、

人間以外の動物、生き物たちが主役の世界。

 

 

アフリカのサファリに続いて、

自然界の摂理を、この目に焼き付けたくなってしまい。

 

 

かなり強行スケジュールでしたが、

アマゾンの奥地へ足を運んでみることにしました。

 

 

 

 

通常、アマゾンと聞くとブラジルを連想しますが、

ペルー・コロンビア・ブラジル等をを跨いだ大湿原地帯を指します。

 

 

ブラジルでアマゾンへ行くとすると、

中央ブラジルのマナウスへ行くのが一般的ですが、

そこはアマゾンの下流に近いため、既に大河と化しており、

クルーズ船での豪華な船旅を楽しむツアーが多いのだそう。

 

 

多くの生物が生息するリアルアマゾンを見るならば、

上流アマゾンへ行くべき、とのことで、

僕らはアマゾン川の起点の街、ペルーのイキトスへと向かいました。

 

 

リマの空港で夜を明かし、

早朝発のPeruvian Airlineに揺られること1時間半。

(往復200US$ ※約1万8千円)

 

 

イキトスに着くと、

いかにもジャングルの入口らしい、ジメっとした空気が、

僕らを迎えてくれました。

 

 

想像以上に都会の街並みには、

アマゾンへのツアー会社も乱立しています。

 

 

どのツアー会社も、それぞれのロッジを持っており、

行くポイントも様々なので、一件一件聞いて回ることにしました。

 

 

大きく分けると、

イキトスからアマゾンの下流へ下るツアーか、

アマゾンの上流へ上るツアーの2つがあるようで、

 

 

アマゾンの下流へ行くツアーは、

動物保護区で生き物を観察したり、観光客慣れした少数民族村を訪問したりと、

アマゾンなのに、かなり観光地化されている印象。

 

 

一方の上流へ向かうツアーは、

まだ人間によって下流ほど開拓されていない、

リアルアマゾンを垣間見ることができるとのこと。

 

 

結局、10件以上のツアー会社を巡り、

『Amazon Adventure Expeditions』というツアー会社に決定。

 

 

アマゾンの上流のさらに奥地へと足を運べるツアーで、

値段も2泊3日で350Sol(10500円)と

破格で対応してくれたのが決め手でした。

 

 

翌朝、8時にイキトスを出発。

 

 

まずはイキトスよりもさらに上流の街、ナウタへと、

車で向かいます。

 

 

NAUTA.jpg 

 

  

ここからボートに乗り込み、

アマゾン川のさらに上流、Yarapa川を上昇。

 

 

アマゾン川下流.jpg

 

 

この川でも、既にこれだけ広いわけですから、

下流のアマゾン川がどれだけ広大か想像できます。 

 

 

ボートはさらに上流へ。

 

 

Yarapa川の支流、

Cumaceba川まで上りました。

 

 

つまり、アマゾン川の支流の支流です。

 

 

アマゾン川上流.jpg

 

 

ここまで来ると、

川の色が変わっているのに気付くかと思います。 

 

 

そう、水が茶色から黒になってるんです。

 

 

この中には、ピラニアからアリゲーターまで。

 

 

様々な獰猛な生き物たちが生息しているんです。

 

 

現に、2カ月前ほど、

酔っぱらって川に落ちた人間が居たらしく、

2時間としないうちに、跡形もなく喰われてなくなったとか。。

 

 

恐ろしや‥。

 

 

こうして、ボートに揺られること2時間半。

 

 

目的地のロッジに到着しました。

 

 

RENACO LODGE.jpg

 

 

ボートから上陸すると、

すぐにロッジです。 

 

 

部屋はバンガロータイプで、

完全に防虫対策されており、

蚊を始めとした虫に悩まされることはほとんどありません。

 

 

蚊帳.jpg

 

 

リビングにはハンモックも架けられてて、

梨紗はよく昼寝をしてました。 

 

 

ロッジのハンモック.jpg

 

 

ここを拠点に2泊3日のジャングル生活のスタートです。 

 

 

まず、早速訪れたのが、ロッジ近くの村。

 

 

ってか、こんなジャングルの奥地にも、

人間は村をつくって生活してるんです。

 

 

着くと、我々が珍しいのか、

森の中から子供たちがたくさん出てきて、

 

 

ジャングルから子供たちが.jpg

 

 

一緒に記念写真をパシャリ。 

 

 

ジャングルから子供たちと.jpg

 

 

中でも大きい村には、

BARやDISCOもあったくらいです。 

 

 

アマゾンの村.jpg

 

 

電気は一応通っているみたいですが、

付けるのは週末1日のみなんだとか。

 

 

つまり、

日の出と共に起き、日の入りと共に寝るようです。

 

 

おじいさんは山へ芝刈りへ、

おばあさんは川へ洗濯へ。

 

 

皮で洗濯.jpg

 

 

って、まさにそんな生活を、

送っているんです。

 

 

そんな村の一軒の家を訪ねると、

そこでは、ナマケモノがペットで飼われていました。

 

 

ナマケモノ親.jpg

 

 

生まれて初めて、

ナマケモノを間近で見ましたが、

いや、マジでかわいいです。 

 

 

動きが本当にゆっくりで、

呼びかけて振り返るまで3秒はかかりますから!(笑)

 

 

さらに、かわいかったのが、

ナマケモノの子ども!

 

 

ナマケモノ子1.jpg

 

 

こいつは、本当にかわいかった。。

 

 

ナマケモノ子2.jpg

 

 

梨紗の膝の上にちょこんと乗っかって、 

腕広げて、もろにくつろいでるし。

 

 

日本に帰ったらペットにしようかと、

本気で考えてます。

 

 

そんなジャングルでの2泊3日の生活は、

こんな感じでした。

 

 

朝はボートで、朝日を拝みながら、

 

 

アマゾン朝日.jpg

 

 

ピンクイルカ、グレーイルカを、見に行って、

(動きが速すぎて、上手く写真は撮れませんでしたが‥)

 

 

ピンクイルカ.jpg 

 

  

午前中は、長靴履いて、

ジャングルウォークへ出発!

 

 

長靴(梨紗).jpg

 

 

俺が履くと、何故か

工事現場の兄ちゃんになっちゃいましたが‥。 

 

 

長靴(浩史).jpg

 

 

ジャングルの道なき道を、

奥へと入って行きます。

 

 

ジャングルウォーク.jpg

 

 

うっそうと生い茂る木々は、

 

 

ジャングル.jpg

 

 

まさにジャングルそのもの。

 

 

ジャングルウォーク2.jpg

 

 

そんな中、襲いかかる蚊の猛威。 

 

 

アマゾン蚊の猛威1.jpg

 

 

四方八方から、

数百匹、いや、数千匹という蚊に攻撃されるんです。

 

 

長袖、長ズボンを履いていても、

この通り、その上から刺してきます。

 

  

アマゾン蚊の猛威2.jpg

 

 

デニムの上からでも喰われるぐらいですから! 

 

 

虫除けも、気休め程度にしかなりません。

 

 

しかも、日本で喰われる蚊と違って、

かゆみも4~5日続くから、たまったもんじゃない。。

 

 

そんな蚊に喰われなくするために、

ガイドにススメられたのが、これ。

 

 

シロアリ.jpg

 

 

自然のシロアリです。

 

 

こいつらを一旦、まとわりつかせてしまえば、

はらった後も5時間は蚊に喰われなくなるんだそう。 

 

 

まとわり付かせること自体が気持ち悪いんですが‥。

 

 

他にも、植物には、たくさんの薬があるようで、

血をキレイにしてくれる木の樹脂なんかも飲みました。

 

 

木の樹脂の薬を.jpg

 

 

逆に、グロテスクなものもいっぱい。

 

 

たくさん見かけたのは毒キノコ。

 

 

毒キノコ.jpg 

 

 

見た目がグロテスクなきのこは、

ほとんどが毒きのこなんだそうです。

 

 

さらには、こんなやつまで!

 

 

タランチュラ.jpg

 

 

毒蜘蛛、タランチュラです!

 

 

こいつに刺されたら、タランティズムという病気になるらしく。

 

 

そしたら、タランテラという踊りを踊らなくちゃならないんだとか。

 

 

そんなの絶対に嫌ですよね(笑)

 

 

蚊の猛威にさらされるジャングルウォークに対して、

ボートでのジャングルクルーズでは、

蚊の脅威にさらされることはほとんどありません。

 

 

ただし、そのクルーズは、

リアルジャングルクルーズの様相を呈しています。

 

 

倒木がある川を、

こうして渡って行きながら、

 

 

リアルジャングルクルーズ2.jpg

 

 

奇怪な植物の中を、進んで行けます。 

 

 

アマゾン植物.jpg

 

 

途中、イグアナや、 

 

 

イグアナ.jpg

 

 

鷹、鷲、コンドルなどの鳥など、 

 

 

ワシ.jpg

 

 

サルなんて、様々な種類に遭遇できます。

 

 

念願のピラニア釣りでは、

 

 

ピラニア釣り2.jpg

 

 

釣り初心者の嫁でも、

バンバン釣れるほど! 

 

 

ピラニア釣り1.jpg

 

 

見てください、このキバ↓ 

 

 

ピラニア釣り3.jpg

 

 

誤って喰われたら、

指落とすようです。 

 

 

こうして釣り上げたピラニアたちは、

 

 

ピラニア釣り4.jpg

 

 

夜、フライにして食べました。 

 

 

ピラニアフライ.jpg

 

 

味はアジみたいで、

想像以上に美味しい。 

 

 

そして、夕暮れ。

 

 

アマゾン川に沈む夕陽を見て、

 

 

アマゾンに沈む夕陽.jpg

 

 

暗くなるのを待ったら、

 

 

アマゾンの夕暮れ.jpg

 

 

夜は、ナイトクルーズに出発です。 

 

 

早速、遭遇したのは、

毒蛇!

 

 

毒蛇確保.jpg

 

 

ガイドが「危険!」と制するも、

命知らずのボート漕ぎの青年が、

捕獲してくれました。 

 

 

毒蛇アップ.jpg

 

 

これに喰われたら、

これまた30分と持たずにあの世行きだそうです。 

 

 

そして、アリゲーターの赤ちゃんも捕獲。

 

 

アリゲーター子確保.jpg

 

 

30cm程度と小さい体も、

大人になると5m~8mまで成長するんだとか。 

 

 

あの暗い川底に、そんな獰猛な生き物たちが、

ひしめき合っているわけです。

 

 

まさに弱肉強食の世界でした。

 

 

強いものが弱いものを力で喰らい、

弱い生物は、喰われないために知恵を使って生きる。

 

 

これが、自然界の摂理なんだと、

痛感させられた2泊3日でした。

 

 

それにしても、

雨季にも関わらず、毎日快晴に恵まれ、

 

 

アマゾン川にて.jpg

 

 

最高のジャングルライフを満喫できました。

 

 

ラパスのルレナバケでも、ジャングルへは行けるようですが、

蚊の数でいくと、イキトスの方が少ないのではないかと。

 

 

ルネナバケは、ボート乗ってても、シャワー浴びてても蚊に喰われるようですが、

イキトスは、ジャングルウォークの時だけです。

 

 

まぁ、あの蚊の大群を体験するのも、

アマゾンの醍醐味の一つ。

 

 

雨季だからと言ってアマゾンを回避するのは、

あまりにももったいない。

 

 

雨季のアマゾンこそ、

リアルなアマゾンが見れると思いますよ。

 

 

 

2011.03.07 Monday | 03:39 | comments(2) | trackbacks(0) | by KOJI

コメント(2)

いいっすねえ。私もリクルート(エージェント)に契約社員で昔いて、2006~7年に家族で世界一周1年間しました。今は講演家・作家・経営コンサルで食えてます。グアテマラ!ぜひ行って。お土産で世界一だし、セムッックチャンペイとか絶景の自然もある。

グアテマラは今回は残念ながら今回は行く時間がありませんでした。。多くの旅人がそこでスペイン語を学んでいましたね。次回は是非とも足を運びたいと思います。家族で世界一周とはそれもスゴいですね!帰国後、是非お話伺いたいです。

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