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「この国を出よ」う!

突然ですが、みなさんに

是非読んでもらいたいがあります。

 

 

 

 

この国を出よ.jpg 

 

 

大前研一氏とユニクロの柳井さんの対談が元になっていて、

それぞれの視点で今の日本の現状を憂いています。

 

 

日本はこのまま行くとヤバイぞ!

ということが分かりやすく書かれている本です。

 

 

じゃあどうしたらいいの・・・?

 

という解決策の提示は浅い気もしますが、

若者に対して

『もっと海外に出よう』

というメッセージが示されています。

 

 

 

私自身が今、日本を外から見ている状況にあるので

この本には深く共感しました。

 

 

そして、今ちょうど旅の途中で

韓国人の女の子に出会い、

一緒に旅をする中で色々と感じることがあったので

ちょっと書いておこうかなと。

 

 

 

 

 

ソヤン.jpg 

 

 

彼女は韓国・釜山出身のソヤンちゃん。

 

若干18歳にして、世界を1人旅しています。

 

ソヤンちゃんはニュージーランドの高校に留学後、

今旅をしているそうですが、

なんと5ヶ国語を操る才女なんです。

 

韓国語、英語に加えて

日本語、中国語、スペイン語が話せます。

 

 

日本語は、留学時代にルームメイトが日本人で覚えたといい、

中国語とスペイン語は今回の旅で

勉強しているんだそうです。

 

 

ソヤンは旅の後、大学に行こうか迷っているようですが

大学進学の場合、

韓国の大学という選択肢は考えていなくて

日本の大学かイギリスの大学を考えているんだとか。

 

 

韓国での大学進学について話を聞いてみると、

大学や大学院での留学は当たり前で、

ワーキングホリデー等含めると

誰もが1年位は海外生活をするんだそうです。

 

 

韓国社会では、海外経験のない若者を探す方が

今は珍しいんだそう。

 

 

 

「なぜそうなの?」

と尋ねると、

彼女達は子供の頃から

"グローバル"というコトバを繰り返し、繰り返し

聞かされているようで、

以前はブームだった海外留学が

今では一般的なものになったそうなのです。

 

 

 

そして、海外経験を積んだ韓国の若者は

仕事を探す上でも

当然のように海外を視野に入れています。

 

 

就職だけでなく、起業という選択肢も珍しくなく

韓国政府が若者に対して

「どんどん海外に出て、ビジネスをせよ!」

というメッセージを発しているんだそうです。

 

 

1人が失敗しても、

他の人が成功すればそこに雇用が生まれると。

 

 

 

 

また、海外で生活をしてきた彼女は

18歳とは思えない程、しっかりとしています。

 

 

しっかりと、というのは

自分自身についてきちんと理解しているし、

韓国という自分の国に対して

客観的な視点を持っている気がします。

 

 

 

ある時、ソヤンが、私たちに対して

「日本人はいいよね、世界に知ってもらっているから」

と言いました。

 

 

え?

 

と思ったら

 

「韓国は小さな国だから。

アジアと言ったら、みんな中国や日本だと思う」

 

って。

 

 

 

そんな中、ソヤンは旅中に出会った人に

韓国からのプチギフトを渡していました。

 

 

「韓国という国が存在することを

みんなに知って欲しい・・・。」

 

 

ソヤンは韓国からの立派な親善大使です☆

 

 

 

 

日本にいる時、正直私は

"日本はアジアの中で1番進んでいる"

って思ってました。

 

 

みなさんもなんとなく

「韓国や中国は日本よりも下」

「日本の後をついてくる」

って思ってたりしませんか??

 

 

もうその時代は終わったのです。

 

 

若干18歳のソヤンに

「韓国は90年代は日本をロールモデルにしてたけど、

今はヨーロッパを見てる」

ってはっきり言われちゃいました。

 

 

 

 

 

あまり明るいニュースの聞こえない現代のニッポン、

それでいてそんな日本を出ようとする人は

年々減っているといいます。

 

 

日本で生活をしていると

日々のルーティーンワークに追われて、

なかなか自分について考えたり

自分の国について考えたり

って機会がないですよね。。

 

 

だったら、日本を出てみてはどうですか!

 

 

自分自身と、いやがおうでも向き合うし、

日本についても

いい面も悪い面も見えてきます。

 

 

 

今の日本に何が必要なのか、

自分に何ができるのか、、、

 

 

すぐに答えは見つからなくても

考えるキッカケはたくさんあります。

 

 

 

 

今こそ、この国を出よう!!!

 

 

 

 

 

 

ちなみに余談ですが、

旅中に「この国を出よ」の本をどうやって手に入れたか。

 

これには驚きの裏話があるんです。

 

 

年末にドイツでイベントをやっていた時、

会場のカフェで浩史が思わぬ友人と再会をしました。

 

 

しばらくその相手の顔を見ていたら、、、

 

なんと!

 

私もその人に会ったことがあることを思い出したんです。

 

 

11年前にアメリカに留学した時、

同じ留学団体で

同じ飛行機に乗っていたんです。

 

彼は関西出身なので、

留学前には会ったことがなく

アメリカの留学先も州が違ったので

1年後の帰りにもう1度だけ会ってそれ以来ご無沙汰、、、

 

 

 

その彼が今はドイツで仕事をしていて

年末日本に一時帰国するというので、

お願いをして本を買ってきてもらったのです。

 

 

しかもこんなお土産まで。。。

 

 

 

 

 

with入江1.jpg 

 留学前の2人...in 1999

 

 

 

with入江2.jpg 

留学後の2人...in 2000

 

 

 

そして現代の2人...in 2010

 

 

 

with入江3.jpg

  

 

さすがに11年前からすると老けたな、、、

 

2011.01.25 Tuesday | 11:44 | comments(4) | trackbacks(0) | by RISA

コメント(4)

ご無沙汰です。世界最南端のMACしまっていたようですね・・・僕らは先月世界最北端のMACにいってました。
この本、日本にいる間に購入して読んでおきたかったな・・・

海外で暮らしているとどうしてもこの手の話題に敏感になりますが、本当に日本はそんなにまずい国なんでしょうか?
僕の目には、その韓国の留学生が参考にしているヨーロッパ社会こそ問題だらけな気がしますが、、、
サービスは適当だし、稼いでも税金を凄くもっていかれて手取りは少ないし、食文化は(特にゲルマン圏は)最悪だし
ヨーロッパは逆に日本のことを高く評価していますよ。

そして、僕自身は一度も留学をしたことがないんですが、留学だけで本当にグローバルな視点を理解できるのでしょうか?
日本人が全くいない環境で働き続けて早3年、それでもいつもそのグローバルな感覚ってなんだろうと自問自答してしまいます。

そして、言語のアドバンテージはあって損には絶対ならないですが、それはツールでしかないといつも感じています。
日本の会社が、ねんで意味も無く英語を公用語にしようとする馬鹿げた試みをするのか、中身が空っぽのTOEICにこだわるのか、、、
本当に解せないことばかりです

なんか批判ばかりになりすいませんでした。けど、若いうちに海外にたくさん旅行にいくことは視野を広げる意味ではいいと思いますよ

頭をハンマーでカーンって打たれる衝撃!!
韓国ってそんなにすごいんじゃ~。

最近日本の若者が海外に出たがらないっていうニュース、
「信じられん。もったいない~!」
って思ってたけど、そんな個人レベルの問題じゃないんですね。

韓国の近況、日本の皆はもっとよく知っとくべきだー!

KOJIさんのブログにあった
「30人トライして、1人2人当たれば、
 それで他の人の雇用は守られる」
って、個人主義の日本人には全く考えられない発想。

傷つくことを恐れて小さくまとまってる日本、心配ですね。

>TSさん
最北端マック!いいですね~♪北欧はいつか行きたい場所です☆
「この国を出よ」は何も留学に限ってではないですよ。
TSさんのように海外で働くことももちろんだし、
私たちのような旅でもかなり勉強になります。
あと、日本企業の英語公用語化はあたしはアリだと思いますけどねー。
時短にしてもそうでしたけど、ある程度強制的にやらないと
こーゆー習慣みたいなのはなかなか変わらないですからね。

>山口県民1/2さん
うん、個人レベルの問題じゃない気がします。
山口県民1/2さんは子どもさんと接してるんでしたよねー!?
是非子どもたちに「海外って面白いよ~」って植えつけてくださいね(笑)

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