【03】Tibet:チベットで見つけたCOOL JAPAN!
2010.05.11
チベットのラサからネパールの国境までは、3泊4日の旅。
やっぱり中国はデッカイ。
なにせ日本の25倍の大きさですから。
この旅のお供はお馴染みガイドのツェンリーと、
渋さたっぷりの運転士のおっちゃん、
そしてTOYOTAのランクル。
1日目はチベット第2の都市「シガツェ」を、
2日目にチョモランマ(エベレスト)麓の「オールドティンリー」、
そして3日目にチベット側の国境の町「ダム」を目指してドライブです。
少し余裕を持ったスケジュールだったので、
1日のドライブは5~6hで、
ちょくちょく絶景ポイントに止まって写真を撮ったり、
窓からの景色を眺めたりと飽きません。
これは1日目ラサを出発して、1時間位の所にあった
標高4250mに位置する湖"ヤムドク湖"。
チベット語で"高原牧場にあるトルコ石の湖"を意味する
この湖は本当にエメラルドグリーに輝いていました☆
ここでは、チベットの風習にならって、
タルチョに自分たちと家族の名前を書いて、掲げてきました!
旅の安全と健康祈願です♪
タルチョは経文が印刷された祝祷旗で、
5つの色はチベットの人が物質の五元素と考える
"地・水・火・風・空"を表し、
家の屋根から、峠、湖畔本当にあらゆる所で目にします。
道は思った以上に舗装されていて、
「やるなぁ、中国政府」とここは中国に一票。
窓の外には、ヤク(水牛)のお散歩だったり、
自転車の旅人たちを目にしました。
2日目、オールドティンリーに近づくと、
目の前にチョモランマ(エベレスト)が!!!
この大自然を前に放尿~!
なんて贅沢なっ★
私だってと、おトイレに向かうの図↑
この大自然の中にいると、トイレなんていらないって思っちゃいます。
公衆トイレより青空トイレの方がキレイだしなぁ・・。
いやぁ、でもオールドティンリーは本当、自然以外に何もなかったけど、
とにかく大自然がすごい!
見てください、これ↓
山々を背景に、羊使いと羊たち。
それから、道を駆け抜ける馬車。
あたしはいったいいつの時代に来ちゃったの!?
いやいや、21世紀ですね・・・
それにしてもTOYOTA車は優秀。
チベットの山越えもなんのその!
と思ったら、、、
ちょっとヒートアップ。。。
そこで止まった村は本当にのどかで、
女性たちは川で洗濯~
牛さんは川で水飲み~
私たちはなぜかジャンプ!!
本当にこんな大自然を目の前にすると、
跳びたくなるものです☆
自然はなんて壮大で、自分たちはなんてちっぽけで、、、
うそ。
人間だって負けないぞー
いや、共存させてください、と。
2010.05.11 Tuesday | 01:59 | comments(2) | trackbacks(0) | by RISA
2010.05.10
現在、チベット自治区への旅行は
「許可書類取得」 「ガイド同伴」となっている、、、
ただし表向きは、とか許可証はなくても大丈夫だった等、
様々な情報がネット上やガイドブックにありましたが、
2010年5月現在、『許可書類』も『ガイド同伴』もどちらも必須でした。
ポタラ宮始め、観光地に入る時には
これらの許可証の提示を求められるし、ガイドなしでは恐らく入れません。
こちらは私たちのチベットガイドのツェンリー。
日本語ガイドはextra chargeだったので、
英語ガイドを頼んだはずが、彼は日本語ぺらぺら♪
「どこで日本語学んだの?」と聞くと、その答えに驚きました。
パスポートを取得することが難しいチベット人である彼は、
13歳の時にインドへescapeし、
インドのお寺で1年間英語を、
ネパールのお寺で7年間日本語を勉強したそうです。
(ネパールのお寺にたくさんの日本人修行層がいたらしく、
彼らに日本語を習ったみたいです。)
パスポートを取得することもできないなんて、、、
日本語が話せる彼は、チベットの状況や中国人に対する"こころ"(真相心理)を
たびたび語ってくれました。
(「これを話したことは他の人に言っちゃダメだよ。
知られたら逮捕されるから・・・」と言いながら、、、)
漢民族エリアにチベット人は近づかないこと、
中国人のことを"ムシ"って呼んでいること、
こないだ起こった中国・青海省での地震は、チベット人を虐殺した報復である、、、等々。
中国に対して偏見かもしれないけど、
あまりいい印象を持っていない私だけど、
でもツェンリーが中国に対して語ることには、聞いていてよい気がしなかった・・。
同じエリアに住みながら、
全ての中国人が悪い訳ではないと思うけど、憎んでしまう。。。
なんでなんでしょう、、、
これらはチベット人の見解で、
これに対して中国市民は何て話すんだろう。。。
でも、やっぱりチベットという国は今存在せず、
街中には中国軍が監視の目を光らせています。
(※軍や警察を写真撮影するのは禁止されているため、
レストランから隠し撮りしました↓)
チベット問題について改めて調べてみましたが、
かつてのナチスのユダヤ人大虐殺と同じ感じなのでしょうか。
チベットが再び、国として独立することはあるのでしょうか・・・
日本にいると、クリスマスはイベント毎として祝うし、
お葬式は仏教だったり、結婚式はチャペルでやったり、
宗教の自由というか、無宗教というか、、、
なんて自由なんだろう、
なんて平和なんだろう、、、って改めて思います。
こうして、パスポートを簡単に取得して、
世界中を旅できることに再度幸せを感じながら、
私にとりあえずできることは、この目で見て感じたことを
1人でも多くの人に知ってもらうことなのかなぁ。
この先、チベットに関するニュースが流れたら、
きっとこれまで以上に敏感になると思う。
それは、ツェンリーの顔が浮かぶから。
そして、いつか、ツェンリーが日本に来られることになったら、
日本を案内しよう!!!
そんな、いろんなことを感じたツェンリーとの出会いでした。
2010.05.10 Monday | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) | by RISA
2010.05.09
Mission Complete ☆第1弾 @チベット・ポタラ宮
チベット言えば、「ポタラ宮」!
なんですかね・・・?
今回、行くまであまりその存在を知らなかった、ポタラ宮。
7世紀半ばに、標高3700mの高地に造られたこの宮殿。
いやぁ、予想以上に(って予想してなかったけど)
スケールがデカイ!!!
すごいです。
そして、その宮殿の顔は、
見る時の天候、時間帯、見る場所によって様々です。
こちらは昼間のポタラ宮。
建物自体が白いので、やっぱり雲のない青空とセットがお似合いです。
いざ間近で見るとやっぱりデカイ!
そして赤い部分はレンガかと思いきや、木でできています。
また、夕暮れ時のライトアップされたポタラ宮は
なんとも幻想的。
空が真っ暗になる夜は、立体ではなく
まるで絵が浮いているような感覚に陥ります。
泊まっていた宿の屋上から見た景色も素晴らしかった。
題して、「ポタラに沈む夕日。」
そんな幻想的かつ世界遺産のポタラ宮ですが、
ここで初めてのMisiionを実行いたしました!
何のMissionかと言うと、友人たちからのお題です。
今回、まぁ仕事でも何でもなく旅立った私たちのために
壮行会を開いてくれ、電子辞書のお餞別までくれました。
その代わり、友人たちが出した世界中のお題をクリアしてこないと、
電子辞書代を返して。。
ってそんな仕掛けがあったんです。
そして、今回の旅における初のお題の場所が、ここポタラ宮前でした。
『チベット・ポタラ宮殿の前の広場で腕立て10回。』
※高山病に気をつけてね。
↓
↓
↓
はい!こちらが証拠写真です。
高山病は大丈夫だったけど、中国軍の目を盗むのが大変でした!
というのは、この広場は座るのも怒られる、、、
赤ちゃんがハイハイしてても、中国軍が??りにくる。。。
なのに中国人がカーペッしてても何も言わない、
おかしいぞ??
そして、お題でもないのに、
なぜかポタラ宮をスケッチし始めた浩史。
最後には題名と自分の名前をサインまでして。。。
って、題名が"Pokara"になってますけど、、、
それじゃ、ネパールのポカラですよ。。
さて、次回のお題は@インドです。
『インドで気のいいマハラジャ風の人と仲良くなり、
クッキーをご馳走になる!』
※くれぐれも睡眠薬強盗に気をつけて。
だそうです。
なかなか難易度が高そうですね、、、
次回をお楽しみに☆
2010.05.09 Sunday | 17:48 | comments(4) | trackbacks(0) | by RISA
2010.05.07
チベットは浩史が行きたいということで、今回寄った場所。
恥ずかしながら、私は今回ここに来るまで
チベットに関する予備知識が全くなかった。
その「何も期待がない」がよかったのか、
チベットすごい!!!
久々に衝撃を覚えました!
こんな国が、こんな場所が同じ地球にあったのね、、、
ラサの町はチベット族エリアと中国人エリアに分かれていて、
中国人エリアは他の中国地方都市と変わらず発展しています。
一方、チベット族エリアの寺院周辺は
まるで映画のワンシーンのよう。
7世紀に建てられたジョカンという寺院の前では、
朝から晩まで毎日、お祈りを捧げるチベット人が絶えません。
お祈りはチベット様式で「五体投地」と呼ばれるやり方で行われています。
両足を紐でしばり、両手を合わて、
初めは頭、次に口、それから胸にあて
最後は地面にうつぶせになって両手を伸ばします。
かなり長い時間、五体投地は行われていて、
途中で休憩が挟まれたりしています。
いったい何回やっているんだろう、、、と思って調べてみたら、
一般的に知られるのは、煩悩の数と同じ108回だそうです。
108回!?!
でもここの人たちは本当に神(仏)を信じ、
日常的に礼拝を行っているのです。
また、ジョカンの周囲を囲む"バルコル"と呼ばれる道は
地方から巡礼に来た人たちの巡礼道であり、
時計周りに祈り歩く人が、ここにもたくさんいます。
※ちなみにこの時計周りに巡礼路を祈り歩くことを
「コルラ」と呼ぶようです。
みんなが手にするのは「マニ車」。
筒の中に印刷された巻物状の経文が入っていて、
1回転させると1回経文を読んだことになるらしいのです。
また、五体投地をしながら、コルラをする人もいて
本当にあっぱれ!!!
それから、もう一つ驚いたのがこれ↓
ジョカンの上に上った時に、なにやら歌を歌いながら
踊る人たちの姿がありました。
てっきり、昔の生活の様子か何かを表現した
観光用のショーかと思いきや、
これは工事の様子だったんです!
チベットの昔からの風習で"アルカダンシング"と呼ばれるそうです。
別の寺院に行った時も、この光景を目にして
「あぁ、本当だったんだぁ・・」と再あっぱれ!
でも、歌いながら、踊りながらの工事なんて
楽しく仕事が捗りそうでいいですよね♪
この五体投地や、アルカダンシングの様子は
写真だけだとなかなか伝わりにくいですね。。
バッチリ動画も撮ってあるので、公開をお楽しみに~☆
※ここはまだ中国なので、Youtubeが使えないんです、、(涙)
いやぁ~、本当にここチベットは
あっぱれ☆あっぱれ!!!
2010.05.07 Friday | 17:41 | comments(4) | trackbacks(0) | by RISA
2010.05.05
期待以上に中国を満喫した後は、
チベット・ラサを目指します♪
チベット鉄道で44時間、2泊3日の旅路です。
座席は前回同様、「硬座×上」。
しかし前回よりも狭い気が・・・
おまけに通路も狭いときた、、、
方や、現役リーマンの豪さんはこちらのお部屋!
「軟座×上」で悠々自適な空間です。
でも、これで約300RMB(≒4200円)の違いです。
まぁ、うちらも働いていた時は、間違いなくこっちを選んだでしょうねー。
旅が始まると、「4200円違えば2泊できるし!」
という頭の切り替えになってきます。。
車中の過ごし方と言えば・・・
読書!
今更ながら、"深夜特急"を読み始めました。
よくこれを読んで旅を始めた、という人の話を聞きますが
旅を知りながら、旅路で読むのもまたいいものですね♪
まだ1巻で香港・マカオ編ですが、
ちょうど中国の熱気を味わってきた後なので
共感するシーンに出会ったり、
マカオのカジノシーンを読んで、年末のラスベガスが待ち遠しくなったりして。
それから、溜まったBlogの執筆に励みました。
チベット鉄道にはなんと電源までついていて、
PCでの作業がはかどりました。
あとは、2人じゃできなかったトランプ☆
私の大好きな大貧民!
これは何回やっても飽きない!!!
私たちがトランプしていると、回りの中国人も食い入るように見ていました(笑)
景色は、、、と言うと、
1日目は夜発なので景色なし。
2日目はまだ中国の町並みというか、特に釘付けになるものはなし。
3日目になってようやく期待の景色が!!
青い空に、どこまでも続く線路。
白い点が羊、黒い点が牛さんです↑
途中、停車の駅では外の空気を吸うこともできます!
最高通過地点は5000mを超えていて、
雪山がたくさん見えました★
さすがに3日目になると、空気が薄くなってきた気がしました。
そりゃそうですよね?
富士山よりも高い位置を走っている訳ですから。
列車自体が、酸素調節されているそうですが、
きつい人には酸素吸入サービスもあります。
ちょっと心配だった高山病は大丈夫でしたが、
やれるものは試してみようと酸素注入~
てか、かなり具合悪そうですね、、、↑(笑)
列車に乗るやいなや、女の子の贈り物が来てしまい、
でもおかげで飲んだバファリンが高山病対策になってたのかも!?
食事は、車内のご飯がめちゃめちゃ高いと噂に聞き、
カップラーメンやらフルーツやらを大量買いしてったのですが、
車内のレストランもそんなに高くなかったです。
こちらのレストラン車両でのごはんは、1品30元(≒420円)くらいだし、
席で買えるお弁当は20元(≒280円)とかでしたよ!
味はちょっと残念な感じでしたが。。。
そんなこんなで、あっと言う間の車中、2泊3日の旅でした♪
無事にラサに到着っ!
残念ながら、青空は迎えてくれませんでしたが、
高山病にならずに明日からチベットを楽しめますよーに☆
2010.05.05 Wednesday | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) | by RISA
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