【13】Morocco：モロッコで見つけたCOOL JAPAN！

旅を始めて約5ヶ月が過ぎました。

 

長く旅をしていると、ちょっとした●●
（お城、お寺、渓谷、山、、、）
には反応しなくなってしまいます。

 

とっても贅沢な話で、
歴史やその場所に纏わる逸話だったりを
知っていたら別なんでしょうけど、
残念ながらどれも同じに見えてしまうんです。。。

 

 

そんなちょっと旅の疲れが溜まってきた中、
モロッコにいる私たち。

モロッコといえば、「サハラ砂漠」！

 

サハラ砂漠は世界最大級の砂漠で
ちょっとした砂漠とは違います。

 

もともとモロッコには、サハラを見にいくために行くという話でした。

 

だけど最近の私たちの会話は
どうやってモロッコに行かない理由を見つけるか・・・

 

＊砂漠はもうインドとナミビアで堪能したから

＊サハラは次回の旅にとっておくか

＊チュニジアでもサハラは見れるらしい

＊体調が優れない中行っても楽しめないはず

・・・etc

 

 

それでも一応情報収集を、ということで
宿に来たツアー会社の営業マンの話を聞いてみることにしました。

それが最後、あっという間に申し込んでしまいました（笑）

 

というのも、彼、敏腕営業マンです。

 

1人でなんと同じツアーに17人も申し込ませてました！

 

彼の営業テクは以下の通り。

 

■案内はさらっと
変に売り込みがない

 

■考える時間を与えない
案内後、別の宿にも行かなきゃいけないから、すぐに決めて！

と即クロージング

 

■値引き対応が早い
ボスに相談することなく、あっさり値引きに対応してくれた

 

 

 

と言う訳で、前置きが長くなりましたが、
この旅3度目の砂漠ツアー（2泊3日）に出掛けてきました！

 

ツアー人数は8人と聞いていたのですが、
行ってみるとミニバス3台が同じコースを行くビッグパーティ。

 

また、砂漠に行くまでにいくつかの観光名所を巡るプランなのですが、
特にガイドがつく訳ではなかったので、（ここが安さの秘訣か）
観光場所に止まっても、ガイドブックを持ってない私たちには
そこがなんなのか分からず、、、

 

なんだかミステリーツアーのようでした！

 

 

 

 

 

後から日本人の子にガイドブックを見せてもらうと、
観光名所のひとつは世界遺産の"アイト・ベン・ハッドゥ"。

 

カスバと呼ばれる城砦が点在し、

勝手なイメージだけどＴＨＥモロッコといった感じ★

 

映画の撮影にもよく使われている場所だとか。

 

最近ではハムナプトラ2の舞台だったようで、
帰ったら映画チェックしなきゃ♪

 

 

 

 

 

ところで、肝心の砂漠。

 

いやぁ、行ってよかったです！！！

 

これまで見てきたインド＆ナミビアの砂漠とは
また全く違う様でした。

 

 

 

 

 

ひとつひとつの砂丘はそんなに大きくないんだけど、
辺り一面が砂丘で、
「これぞ私の思い描いていた砂漠！」という感じでした☆

 

今回も1泊は砂漠で野宿だったのですが、
寝ていると砂が動く音がまるで波の音のよう。

 

一瞬、海辺で寝ているのかと錯覚しちゃったくらいです。

 

 

朝は日の出前に起きて、ラクダに乗りながら
朝陽を拝みました。

 

 

 

 

 

 

また、ビックパーティもたまにはいいなぁと。

 

バスが一緒だった、イギリス人親子、フランス人カップル、
イギリス＆ドイツの少年たちと仲良くなって、
「次うの国に来たら連絡して～」とアドレス交換したりして。

 

 

 

 

 

 

 

 

インドのタール砂漠、

 

 

 

ナミビアのナミブ砂漠、

 

 

 

そして、

今回モロッコのサハラ砂漠、

 

 

 

 

 

どの砂漠にもストーリーがあって、
どこが1番良かったとはいえません。

 

 

でもそれぞれを経験したからこそ、違いを知ることができたし
やっぱりどこにしても、
行ってみて、自分の目で見てみないと
何もいえないなぁと思いました。

 

百聞は一見にしかず！

13カ国目のモロッコは、イスラム教の国。

 

現在、イスラム圏ではラマダーン中です。

 

ラマダーンとは、ヒジュラ暦（イスラム暦）で第9月。

要はイスラム暦で9月ということです。

あ、そのまんま・・・

 

 

そして、この期間中、イスラム教徒は

義務として「断食」を行わなければならないのです。

 

断食は1日中ではなく、

日の出から日没まで行われます。

 

 

なんだ、食べれるんじゃん！

って思いました？

 

私は最初ちょっと思いました。

 

 

それでも、このクソ暑い時期に

1ヶ月間も

日中飲まず食わずはかなりしんどいはず・・・

 

私たちがモロッコ入りする1週間前は

47℃近くあったらしいし。

 

 

水を飲んではいけないとあって、

かけてはいけない、、、

とはないようで、

霧吹きやペットボトルで水をかけたりしている人を目にします。

 

せめて涼ませてくれ、、、

 

そんな状態でしょう。

 

 

また、ラマダーン期間中は

飲食の他には、喫煙、性行為も禁じられてるそうです。

 

 

 

 

私たちがモロッコ入りしたその日は

バスの移動で、

お腹が空いていたけど、

他みんな現地人で食べていないので

ぐっと我慢・・・。

 

 

何時に、誰が食べだすかなぁと見ていると、

日が沈んだ、19時すぎに

隣同士フルーツを進めあいながら

食事がスタートしていました。

 

 

 

また、モロッコ1都市目のフェズは、

まだそんなに観光地化していないので

昼間街中の飲食店は基本閉まっていて、

私たちも食を探すのに苦労しました。。

 

なんとかマックを発見して、

食にありつけましたが。

 

 

 

 

一方、今いるマラケシュは

観光客がたくさんいる場所とあって、

観光客向けのカフェは1日中OPENしています。

 

ちょっと申し訳ない気持ちもあるのですが、

普通に食事させてもらっています。

 

 

 

 

この断食は、ヒジュラの道中の苦難を追体験するため

だそうで、

飲食物の摂取量を減らすことが目的なのではなく、

あくまで宗教的な試練として課されるそうです。

 

また、食べ物に対するありがたみを感じさせるため

とも言われています。

 

 

 

モロッコ人に「ラマダーンってどう？」

と尋ねると、

『お腹がすっきりしていいよ。』

だそう。

 

 

そして、

『これはあくまで自分のためにやっているから、

決して君たちに強制はしない。』

って、

安心しました～♪

 

 

 

 

ちなみに、マラケシュの1番大きな広場

"ジャマ・エル・フナ広場"で

日没前と後を観察！

 

 

【　日没前　】

 

 

 

 

みんな、ご飯を前に待機状態・・・

 

 

 

 

【　日没後　】

 

19時すぎにコーランが鳴り出すと、

それを合図に一斉に食事がスタートしてました！

 

 

 

 

 

 

この日没後すぐの食事は

彼らにとっては朝食とあって、

スープと卵にパンといった軽食です。

 

 

 

 

 

 

そして、太陽が昇る前に

ひたすら食い溜めをするそうで、

ラマダーン中はいつもより

食糧品の売れ行きがよくなったり、

太ったりする人もでてくるそう（笑）

 

 

 

イスラム教ならではのこの儀式、

まるまる経験するのはかなりしんどいと思うけど、

田舎町に行けば、

プチラマダーン経験できます。

 

 

 

普段のモロッコ人を知らないので

なんともいえませんが、

日中ケンカっぱやくなっているのは

断食のせいなのでしょうか。。。

結局、ポルトガルで体調回復できず、

そのまま移動です。

 

今回は、ポルトガル・リスボンから

スペインをかっ飛ばし、モロッコ入り！

 

 

 

 

 

 

夜行バスでスペイン国境まで約12時間。

 

そこから、フェリーでジブラルタル海峡を渡りました。

 

ジブラルタル海峡はきれい～

と聞いていましたが、朝一のため残念ながら爆睡Ｚｚｚ

 

寝ているうちに1時間ほどで

モロッコに着いていました。

 

 

でも、今回はＥＵから出る移動のため、

フェリーの中でしっかり入国手続きが必要でした。

 

 

 

 

 

体調が冴えない中での移動は大変・・・

と書こうと思っていたのに、

文章で書くとこうもあっさりしてしまうものですね。。。

 

 

とにもかくにも、無事に

再度アフリカinしました～♪