【38】Cuba:キューバで見つけたCOOL JAPAN!
2011.03.19
未知の国、キューバへ!
キューバへのフライトは
いったんメキシコのカンクンに行って、
日本人ご用達の代理店"TMC"で手配しました。
ちなみに、カンクンからキューバの首都・ハバナへは
クバーナとエアロメヒコの2社が飛んでいます。
さてさて、無事にキューバに到着!
キューバについて事前に知っていることといえば、
"社会主義の国である"
"チェ・ゲバラが革命を起こした国"
くらいでしょうか。。
こんなに事前のイメージがない国も珍しいかも。
まず最初に抱いた印象は
『街がキレイ!!!』
まるでヨーロッパみたい♪
って思ったら、それもそのはず◎
ここはかつてスペイン領だった場所なのです。
カテドラルや広場はスペイン植民地時代の
名残だったんですね。
ペルーのクスコもスペイン領だったし、
スペインって強かったんですねぇー
あ、っていうか、
今まで旅してきた南米のほとんどが
スペイン語だったのって、
全てスペイン領だったからでしたね、、、
ブラジルはポルトガル領だったから
唯一ポルトガル語なんですよね。
あと、街がキレイと思った理由には
ひとつ社会主義国ならではのワケがありました。
それはね、「街中に広告が一切ない」ってこと。
確かに、、、です。
それから、これはヨーロッパとは違うけど
『街がカラフル☆☆☆』
社会主義の国っていうと、
ロシアが思い浮かんで、これもあくまで想像だけど
なんとなくグレーのイメージというか。。
建物自体もビビットカラーなものが多いんだけど、
街を走る車がまたカラフルなんです★
これら見ての通り、40~80年代の
クラッシックカーたちです!
キューバではこれらの車が
まだまだ現役。
観光の目玉のひとつとされていて、
Taxiとして使われてもいますが
地元の人も普通に乗っています。
こんなシーン↑とか、
いやいや映画のシーンの中でしょ?
って突っ込みたくなりますね。
そして、このクラッシックカーの裏にも
社会主義が存在していました。
その昔、アメリカ資本にがっちり支配されていたキューバは
1959年のキューバ革命後、
1961年に社会主義宣言をして
同年アメリカ政府がキューバとの外交関係を断絶したため、
それ以降米国の商品が入ってこなくなったのです。
だから、今でも40~50年代のアメ車や
古いロシア製の車を何度も塗り替えて
使っているのだそうです。
なるほどねー。
確かに生活物資も限られている感じはしたような。。
パンやさんに、
お肉やさん、
そして、ピーマンのみを売る八百屋さん。
中には懇親のキャベツ1個売っている
お店とかもあったなw
あ、あとね、
コーラがオリジナルなんです。
アメリカからコーラが買えなきゃ、
作っちゃえ!
ってゆー意気ですかね。
お味はちゃんとコーラでしたよ!
あとは、意外だったのが
着ている洋服とか
そんなにボロボロじゃないし、
今っぽい?洋服も売ってたし
おもちゃ屋さんとかもありました。
それからそれから、
キューバ人の憩いの場所がここ。
行列の訳は、、、
"コッペリア"というアイスクリームやさん!!
アイスクリームやさんというより、
アイスクリームのテーマパークみたいに
公園全体がアイスクリームやさんになっているんです。
フレーバーごとに食べる場所が違います。
このアイス、1皿に4スクープもアイス
のってるんだけど、
みんな食べる食べる!
おじさん達が、ひとり4皿ずつも食べてたからね・・・
ところで。
キューバって至って治安がいい国なんです。
これもなんだか意外でした。
街中で堂々とカメラを出してても大丈夫♪
って旅行者にはなんとも嬉しいことですよね~
1本路地を入ると、
キューバ人のリアル生活の場を
垣間見ることができます。
みんなのんびり暮らしている感じです。
あ、歩いている途中に偶然結婚式にも
遭遇しました♪
お幸せに・・・☆
でもなんで治安が良いんでしょうね?
社会主義でみんな平等だから??
聞くところによると、警察の取り締まりが
とっても厳しいんだとか。
観光客目当てに
ふっかけてくる人とかに
「警察呼ぶぞー」
って言うと、一発で標準価格になるらしいです。
あと、平等といえば給料。
社会主義国のキューバでは
職業ごとに給料が統一されているそう。
そして、キューバ人の月給は最高でも約20ドルと言います。
教育費と医療費はタダらしいのですが、
それで生活できるの!?
って思いますよね。
だけど、実際キューバの地元民の食べ物は
すこぶる安いのです。
このピザ5CUP、
なんと17円。
上で書いたアイスも同じ。
バスとか数円で乗れるらしいですよ?
えー、だったら旅人も
キューバはちょー安く旅できるじゃん!
って思いたいところですが、、、
キューバには2種類の通貨が利用されているんです。
主に外国人が利用するCUC(クック)と
主に地元民が利用するCUP(人民ペソ)。
1CUC=25CUPに換算されます。
そして、
外国人観光客が利用するレストランやホテルは
全てCUCしか使えません。
(場所によっては、外国人でもCUPも使えちゃいます。
ピザもアイスもCUPで買えた!)
うちらが泊まっていた安宿は
民家にステイさせてもらう形なのですが、
10CUC(≒850円)でした。
ドミトリーで9ベッドあったから、
満室だと1日で7650円。
あら?既に日給20ドル越えてますね、、、
とゆーことで、社会主義国のキューバにも
貧富の差はありそうですね。。
いやはや、不思議な国です◎
そして、この国を語る時に
はずせないのがこのお方!
【 エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ 】
本名長っ、、、
通称、ご存知"チェ・ゲバラ"です。
彼こそが、カストロと一緒に
アメリカ支配からの開放である
キューバ革命を起こした人物。
街の至るところで、チェの肖像を目にします。
極めつけは、内務省の壁にまで!!!
私がチェ・ゲバラを身近に感じるようになったのは
映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」
を見てからかな。
彼もまた放浪の旅人で、
学生時代に南米をうちらと同じルートで
(あ、うちらが同じルートか、、、)
旅していたんです。
当時(青年期)から正義感が強かったけど、
でもどうして彼がキューバ革命に
加担するに至ったか?
それは今回キューバを訪れて、
色々調べたけど
でもまだあんまり分かっていないかも。
なので今見たい映画がコレ!
大人になったチェのストーリー。
チェ・ゲバラは39歳で亡くなっているけど、
チェと一緒に革命を行ったカストロは現在84歳。
この2人によって誕生した社会主義国家は
この先どうなっていくのでしょう・・・
ひとまず私のキューバの旅は
チェの映画を見るまで、まだ続きそうです。
2011.03.19 Saturday | 19:56 | comments(2) | trackbacks(0) | by RISA
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