13カ国目のモロッコは、イスラム教の国。

 

現在、イスラム圏ではラマダーン中です。

 

ラマダーンとは、ヒジュラ暦（イスラム暦）で第9月。

要はイスラム暦で9月ということです。

あ、そのまんま・・・

 

 

そして、この期間中、イスラム教徒は

義務として「断食」を行わなければならないのです。

 

断食は1日中ではなく、

日の出から日没まで行われます。

 

 

なんだ、食べれるんじゃん！

って思いました？

 

私は最初ちょっと思いました。

 

 

それでも、このクソ暑い時期に

1ヶ月間も

日中飲まず食わずはかなりしんどいはず・・・

 

私たちがモロッコ入りする1週間前は

47℃近くあったらしいし。

 

 

水を飲んではいけないとあって、

かけてはいけない、、、

とはないようで、

霧吹きやペットボトルで水をかけたりしている人を目にします。

 

せめて涼ませてくれ、、、

 

そんな状態でしょう。

 

 

また、ラマダーン期間中は

飲食の他には、喫煙、性行為も禁じられてるそうです。

 

 

 

 

私たちがモロッコ入りしたその日は

バスの移動で、

お腹が空いていたけど、

他みんな現地人で食べていないので

ぐっと我慢・・・。

 

 

何時に、誰が食べだすかなぁと見ていると、

日が沈んだ、19時すぎに

隣同士フルーツを進めあいながら

食事がスタートしていました。

 

 

 

また、モロッコ1都市目のフェズは、

まだそんなに観光地化していないので

昼間街中の飲食店は基本閉まっていて、

私たちも食を探すのに苦労しました。。

 

なんとかマックを発見して、

食にありつけましたが。

 

 

 

 

一方、今いるマラケシュは

観光客がたくさんいる場所とあって、

観光客向けのカフェは1日中OPENしています。

 

ちょっと申し訳ない気持ちもあるのですが、

普通に食事させてもらっています。

 

 

 

 

この断食は、ヒジュラの道中の苦難を追体験するため

だそうで、

飲食物の摂取量を減らすことが目的なのではなく、

あくまで宗教的な試練として課されるそうです。

 

また、食べ物に対するありがたみを感じさせるため

とも言われています。

 

 

 

モロッコ人に「ラマダーンってどう？」

と尋ねると、

『お腹がすっきりしていいよ。』

だそう。

 

 

そして、

『これはあくまで自分のためにやっているから、

決して君たちに強制はしない。』

って、

安心しました～♪

 

 

 

 

ちなみに、マラケシュの1番大きな広場

"ジャマ・エル・フナ広場"で

日没前と後を観察！

 

 

【　日没前　】

 

 

 

 

みんな、ご飯を前に待機状態・・・

 

 

 

 

【　日没後　】

 

19時すぎにコーランが鳴り出すと、

それを合図に一斉に食事がスタートしてました！

 

 

 

 

 

 

この日没後すぐの食事は

彼らにとっては朝食とあって、

スープと卵にパンといった軽食です。

 

 

 

 

 

 

そして、太陽が昇る前に

ひたすら食い溜めをするそうで、

ラマダーン中はいつもより

食糧品の売れ行きがよくなったり、

太ったりする人もでてくるそう（笑）

 

 

 

イスラム教ならではのこの儀式、

まるまる経験するのはかなりしんどいと思うけど、

田舎町に行けば、

プチラマダーン経験できます。

 

 

 

普段のモロッコ人を知らないので

なんともいえませんが、

日中ケンカっぱやくなっているのは

断食のせいなのでしょうか。。。