2010.11.24
最後まで責任を持つということ。
突然ですが、シリアについて
みなさんはどういうイメージをお持ちでしょうか?
ニュース等では、"テロ支援国家"という
ネガティブな情報が流されているようで。。
「シリアなう」ってtwitterでつぶやいたら、
「大丈夫ですかー?
シリアは映画とかで危険なイメージがありますけど...」
っていうリプライがあった位、
世の中での印象はあまりよくないみたいですね。
でも私が今回、初めて訪れたシリアで受けた印象は
"人々が本当に親切な国"という正反対なものでした。
例えば、シリアは国境越えの情報収集はたくさんしていたんですが、
シリア国内の移動に関してはほとんどチェックしていなかった私たち。
ダマスカスからアレッポ経由で、トルコを目指すのですが
頼りはガイドブックのみです。
まずはアレッポのバス停に着いたものの、
中心街までの行き方がわからない...
タクシーに乗ろうと思ったら、
運ちゃんがあのバスに乗れって。
とりあえず言われたバスに乗り込み、
近くに座っていたおじさんに、
中心街の目印である時計塔の写真を見せました。
おじさんは途中で降りてしまうらしく、
近くにいた青年にバトンタッチ。
終点まで着くと、青年が時計塔まで案内してくれました。
案内というか、青年も正確に場所を知らなかったみたいなんだけど、
近くにいる人に道を聞きながら、一緒に15分くらい歩いてくれて。
きっと自分の行く方向とは全く関係なかったのに、
最後まで連れていってくれました!
ありがとう♪
また、翌朝アレッポからトルコに向かおうとした時。
宿のすぐ近くにトルコ行きのバス停があるって、
ガイドブックに書いてあったので
歩いていくと、その場所はもはや廃墟、、、
仕方がないので、通りかかったタクシーに乗って国境を目指しました。
すると、このタクシーでは国境は越えられないって手前で降ろされちゃって。。
途方にくれていると、国境にいた警察が1台の車を止めてくれたんです。
彼は私たちがバスで向かおうとしていた、アンタクヤという町まで
タダで乗せていってくれ、最終目的地のギョレメ行きのバスまで
一緒になって探してくれました。
ありがとう♪♪
彼らの手助けがなかったら、シリア⇒トルコの国境は
すんなり越えられなかっただろうな。
旅中に道を尋ねて、教えてもらうことは日常茶飯事だけど、
シリア人の場合、人に尋ねられたら
"最後まで責任を持つ"ということをしてくれる気がします。
これって国民性なのか分からないけど、
みんなができることじゃないよなぁ。
自分が日本で外人に道聞かれて、目的地まで責任持って
教えてあげられるか、、、
今回私はシリア人に
「最後まで責任を持つこと」を教えてもらいました。
そういえば、ガイドブックのシリアのintroductionには
『中東で、いや世界でも指折りのホスピタリティをもつ
シリアの人々が、あなたの旅を手助けしてくれるはずだ。』
ってあったのを思い出しました。
シリアを訪れた人なら、
この一文に簡単に納得できるかもしれないけど
シリアについてネガティブなイメージを持っていた人にも
是非をそれを払拭してもらいたいなと思います!
2010.11.24 Wednesday | 03:07 | comments(0) | trackbacks(0) | by RISA
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