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頭がぐるぐる・・・三大聖地*エルサレム

イスラエルといったら、

"聖地エルサレム" ですね。

 

しかも、聖地エルサレムは

単なる聖地ではなく「三大聖地」なのです!

 

 

だけど、それっていつもの如く

その昔の暗記情報でしかなく、

それがいったいどんな意味を持つ場所なのか

これまで考えたこともなかったなぁ。

 

 

 

 

三大聖地とは、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教

にとって共に聖地であるってこと。

 

なんで?って思いません??

 

実はこの3つの宗教のルーツは一緒らしいのです。

 

 

 

ユダヤ教は紀元前1280年頃、

モーゼがヘブル人(社会的下層の人々)をエジプトから脱出させ

シナイ山(←これ、エジプトのダハブにあったのに登らなかった...また行けってことね)

で神ヤハウェと契約を結んだこと(※あの有名なモーゼの十戒

からはじまった宗教で、

 

『タナハ』 『ミクラー』 とよぶ書を

聖典としているのですが、

これはキリスト教の『旧約聖書』と同じ書物なんだそう。

 

 

ユダヤ教にとってエルサレムは

ユダ王国の首都であり、

ユダヤ教の礼拝の中心地である

エルサレム神殿があった場所です。

 

 

 

 

そんなユダヤ教から派生したのが、キリスト教。

 

イエス・キリストをメシア(救世主)と信じ、

『旧約聖書』に加えて、

イエスや使途たちの言行を記した『新約聖書』を

基準としています。

 

 

キリスト教にとってエルサレムは、

イエス・キリストが教えを延べ、

そして処刑・埋葬され、復活した場所。

 

 

ちなみにキリストはユダヤ人です。

 

 

 

 

 

 そして、一方のイスラム教。

 

イスラム教は唯一絶対の神を信仰し、

神が最後の預言者ムハンマドを通じて人々に下した

『コーラン』の教えに従います。

 

もともと、イスラムの信仰五箇条の啓典は

『コーラン』に加えて

『旧約聖書』『新約聖書』も含まれているそうなんです。

 

 

イスラム教にとってエルサレムは、

ムハンマドが1日のうちに昇天した場所。

 

 

 

なるほど・・・

 

 

 

昇天ってなんだ?って感じもしますが、 

 三大聖地・エルサレムの旧市街は

この3つの宗教が入り混じっていて

本当に不思議な世界なんです。

  

 

  

 

 

キリスト教については、

なんとなく聞きかじったことがあるから

イエスのお墓を見たり、

 

 

 

 

キリストのお墓2.jpg

キリストのお墓.jpg

 

 

 

最後の晩餐のお部屋を見たり、

 

 

 

 

最後の晩餐1.jpg

最後の晩餐2.jpg

最後の晩餐3.jpg

 

 

 

クリスチャンではないけど

自分が今ここにいること自体がすごいことなんだなって感じる。

 

 キリストのお墓や最後の晩餐のお部屋が目の前にある!?

 

すごくないですか!?!

 

 

 

私ですら感激するくらいだから、 

キリスト教徒にとってこの場所は

まさに夢のまた夢の地なんだと思う!

 

 

 

 

聖墳墓教会_香油台.jpg

 

 

 

キリストが死んだ後に香油を塗られた台に

みんな自分のスカーフやクロスをつけていたのが印象的でした。

 

 

私にとっては鼻を覆いたくなるような

石油の匂いなんだけど、

彼らにとってはこれも香水に勝る

聖なる油なんだろうなぁ。。

 

 

 

 

そして、異なる宗教が交差する瞬間。

 

 

 

 

 

キリスト教巡礼者.jpg

 

 

 

キリストのお墓にキリスト教徒が巡礼してるかと思えば、

そのすぐ横でコーランが流れはじめ、

アラブの商人(イスラム教徒)がお土産売ってたり

1本道を曲がればそこはもうアラブの世界です。

 

 

 

 

アラブ人地区1.jpgアラブ人地区2.jpg

アラブ人地区3.jpg

 

 

スパイスの香りはアラブそのものだし!

 

 

 

 

また、エルサレムの街を見渡すと

金色屋根のモスクが目立っていますが、

イスラム教徒のモスクのすぐ目の前には

ユダヤ教徒の祈りの場所である

「嘆きの壁」が立ちはだかっているんです。

 

 

 

 

嘆きの壁1.jpg 

 

 

モスクのあった場所には、もともと

ユダヤ教徒のためのエルサレム神殿があったのですが、

70年に行われたユダヤ戦争で

ローマ軍によって神殿が破壊され、

この壁だけ残ったといわれています。

 

 

神殿崩壊の後、ユダヤ人は年に一度許可されていた来訪の度に

帰郷の願いを抱きつつ、ここで祈るようになったのだそう。

 

 

そして、ユダヤ戦争に負けたユダヤ人が

エルサレムを追放されている間に

アラブ人がこのモスク(岩のドーム)を建てたのです。

 

 

 

あー、頭がぐちゃぐちゃになる・・・

 

 

 

でもとにかくこの嘆きの壁で見た光景は

衝撃的だった!

 

 

 

 

嘆きの壁2.jpg

嘆きの壁3.jpg

嘆きの壁4.jpg

 

 

 

ユダヤ教徒は、この壁に向かって

いつの日かエルサレム神殿が再び建てられることを、

世界の平和を、

祈っているんだそう。

 

 

その祈り方も体を前後に揺らしながら、

何かの言葉をつぶやきながら、、、

 

 

 

初めて見たユダヤ教徒。

 

そのお祈りの仕方も独特だけど、

見た目もかなり変わっています。

 

 

彼らは黒いハットとタキシードのような長いスーツ、

そしてあご髭に、くるくるのモミアゲが特徴です。

 

 

 

 

嘆きの壁5.jpg

嘆きの壁6.jpg

嘆きの壁8.jpg

 

 

 

嘆きの壁周辺と、ユダヤ人街を歩くと

まるでハリーポッターの世界に入ってしまったような

感覚に陥った。

 

 

 

また、安息日に入る金曜日の夕方からは

エルサレム中からユダヤ教徒が集まってきて、

更に驚きの光景が広がっていました。

 

 

 

 

嘆きの壁7.jpg

 

 

 

 

 

ここに来る前、エルサレムに行った人の感想を聞くと、

「すごい!」

「絶対に行った方がいい」

とオススメされるのですが、

みんな一言で語ることができないでいました。

 

 

でも、今はその気持ちがよくわかる。

 

 

このブログもいろいろ書きたいんだけど、

まとまんないし

3つの宗教が絡まって頭がぐるぐる。。。

 

 

 

でもこの聖地エルサレムに一歩足を踏み入れたなら、

「なんで?」のオンパレードで

宗教について、

それに纏わる様々な問題について、

知らざる終えなくなる。

 

いや、知りたくなるんです。

 

 

 

日本で生活していると、

結婚式のタイミングか、お葬式のタイミングくらいでしか

宗教に触れる機会がないけれど、

世界を旅していると

宗教を避けては通れない。

 

 

 

この旅ではこれまで

チベットで仏教、

インドでヒンドゥー教、

モロッコでイスラム教について勉強してきたけど

3大宗教に一度に触れられるこのエルサレムは

とにかくすごい場所です。

 

 

 また、普段メディアとかではあまり取り上げられることのない

ユダヤ教について知るならここしかない!

 

 

ふぅ・・・

 

私なりに色々調べて、学んで、考えたけど。

 

 

 

エルサレムを一言で表すとしたら、、、

 

 

 

やっぱり"三大聖地"なんだと思います。

 

 

2010.11.12 Friday | 17:39 | comments(2) | trackbacks(0) | by RISA

コメント(2)

機会あれば私も必ずや訪れたい場所のひとつです。
あ~~~、ますます行きたくなりました。

日本を出ると、あらゆる国の人々から、
日本人の宗教に対する薄さが理解できない、と言われますよね。
そういうところも日本の良さとも感じる一方で、
宗教中心の世界をもっと知りたい、理解したい、とも。

>マサミュさん
そうなんですよねー。
旅の中で宗教に触れまくっていると、無宗教の日本人はある意味すごいよね
っていつも話しています。
辛いときにすがる先がないけど、よく頑張ってるって。
聖地エルサレムは本当にいろんなことを教えてくれました。
是非行ってみてほしいです!!!

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